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増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と
炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針

受講可能な形式:【Live配信】のみ


── リサイクルカーボン繊維(RCF)の活用を考えないCFRP/CFRTPは今後考えられない ──
── リサイクルが可能と謳われるCFRTPが抱える多くの課題とは ──


炭素繊維複合材料の大量廃棄の現状や環境アセスメントに関する知識から種々のRCF回収技術やRCF活用法まで、
サステイナブルな産業構築とリサイクルシステム構築に向けた1講


 特典  受講者には熱分解法で得たRCFサンプルも提供予定★

日時 2025年1月27日(月)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
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 Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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セミナー視聴はマイページから
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備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識
1.どうしてCF(カーボン繊維)は環境負荷が大きいと言われるのか?
2.CFRPの特性と用途
3.CFRPの環境アセスメントとリサイクルの必要性に関する知識
4.廃棄CFRPからRCFを取り出す方法
5.RCFの用途(過去,現在,未来)と,どうしても使えないRCFの役立つ処分法
6.国内外のCFRPリサイクルとRCF新規事業参入への課題
 
受講対象
予備知識は不要、以下の様な方々におススメです。
1.廃棄物処理事業者
2.公共団体(廃棄物,ごみ焼却関係,持続的発展社会形成に関わる部署)
3.CFRPを活用している企業(自動車,半導体,風力発電,介護などなど)
4.EV化や再生産可能エネルギ普及に伴い,業種転換を考えている企業

 

セミナー講師

同志社大学 名誉教授 工学博士 藤井 透 氏
【兼任】同志社大学 先端複合材料研究センター 嘱託研究員/神奈川大学工学研究所 客員教授/中国・浙江農林学院客員教授

【専門】材料力学・構造力学・複合材料(天然繊維、炭素繊維) / 機械要素・無段変速機 【講師紹介

セミナー趣旨

 はじめに,現在,そして近未来,車の省燃費,電動化に伴い,また,風力発電翼の大型化をはじめ,多くの構造物・部品でCFRPが大量に使われ始めている状況,リサイクルが可能と謳われるCFRTPが多くの課題を抱えていることを説明し,エネルギを大量に使って製造されるCFを,CN(Carbon Neutral)に貢献するとともに,サステイナブルな産業へと転換するため必要なリサイクルシステム構築のための基礎情報・方策を説明する.RCF(リサイクルカーボン繊維)の国内外の最新情報や,RCF事業への新規参入の困難さも併せて説明し,克服すべき課題を明確化する.

セミナー講演内容

1.CN(カーボンニュートラル)時代のCFRP/CFRTP
 1.1 カーボン繊維の特徴とその利用(CFRPおよびCFRTP)
 1.2 世界のカーボン繊維製造と今後の動向
 1.3 RCFの活用を考えないCFRP/CFRTPは今後考えられない
   ・製造法と必要エネルギー
   ・種々の廃棄物
 1.4 最近のリサイクル炭素繊維(RCF)の話題

2.廃棄CFRPからカーボン繊維を回収する
 2.1 種々のRCF回収技術
 2.3 一押しのカーボン繊維回収法(焼却法)
 2.3 熱可塑性樹脂を使ったCFRTPからもカーボン繊維を回収すべし!

3.RCF、どのように活用する?
 3.1 回収されたRCFの形態
 3.2 RCFの性能とそれを論じる必要性はあるか?
 3.3 超長繊維RCFは意味がある?

4.わが国では廃棄CFRPは取り合いに!
 4.1 RCF原料の調達(CFRP/CFRTP廃材は市中に出回らない?) 
 4.2 今後に賭ける+回収システムを構築する

5.RCF回収の現状
 5.1 国内の動き 
 5.2 海外の動き
   ・ヨーロッパ、アメリカ
   ・中国

6.日本のRCFの未来を占う
 6.1 何に活用できるか?
 6.2 自動車産業での可能性は?
   ・サプライチェーン
   ・RCFはどこで利用されるか?
 6.3 使えそうな製品を考える
 6.4 安いが1番?

  □質疑応答□ 
◎講師より
2024年複合材料の世界的展示会であるJECがフランス・パリで開催された.EUでは,CFRP,リサイクルカーボン繊(RCF)維の基礎研究の次代は終わり,いかに活用するか,事業を進めるかが課題であり,果敢に取り組みが進んでいる.RCFの活用に歩調を合わせるように,バイオマス樹脂やリサイクル可能樹脂が現れている.それらにも触れてみたい.