セミナー 印刷

【オンデマンド】
プラスチック製品の強度・安全率を高めるための
設計・成形技術、材料選定

―安全率を高めるための着眼点―

視聴期間:申込日から10営業日後まで(期間中は何度でも視聴可)

 プラスチック製品の強度設計は、安全率以外にも考慮する要素が様々あり、なかなか一筋縄ではいかないものである。本セミナーでは、プラスチック製品の安全率設定に対する考え方を述べた上で、安全率を高めるための設計・成形技術と最適材料の選定について解説する。
日時 2025年6月27日(金)  まで申込受付中/※ 映像時間 約4時間24分
収録日時 2025年2月21日
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
アーカイブ配信受講の1名申込みの場合: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料PDFデータ(印刷可):マイページよりダウンロード
講師メールアドレスの掲載:有
 ※ご質問の内容や時期によっては、ご回答できない場合がございますのでご了承下さい。
オンライン配信オンデマンド配信 ►受講方法・視聴環境確認 (申込み前に必ずご確認ください)
備考※録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
※講師の所属などは、収録当時のものをご案内しております。
得られる知識・プラスチックの安全率設定に影響する諸要因を網羅的に習得できる。
・プラスチックの安全率設定に関する考え方を把握できる。
・安全率を高めるための材料選定ポイントを習得できる。
対象・材料開発、製品設計、成形、品質保証、営業などに関係される方々

セミナー講師

本間技術士事務所 所長 本間 精一 氏
 

セミナー趣旨

 金属製品では安全率を設定し、破壊応力を安全率で除した許容応力を設計応力として強度設計するのが一般的である。しかし、プラスチック製品は粘弾性特性、環境劣化、設計・成形などが関係するので、単に安全率だけで強度設計することは困難である。そのため、各種破壊強度をもとにした設計応力(許容応力)に加えて、環境劣化や設計・成形時の強度低下を考慮して設計しなければならない。また、プラスチックは種類や品種が多いので、それらの特性を理解した上で、最適な材料を選定することも大切である。
 これらの観点からプラスチック製品の安全率設定に対する考え方を述べた上で、安全率を高めるための設計・成形技術と最適材料の選定について解説する。

セミナー講演内容

1.プラスチック強度に関する基本特性
 1.1 強度発現機構
 1.2 破壊様式と破壊機構
  (1) 延性破壊
  (2) 脆性破壊
 1.3 粘弾性特性
  (1) 応力緩和
  (2) クリープ
 1.4 非晶性プラスチックと結晶性プラスチック
 1.5 強度に影響する要因
  (1) 分子量
  (2) 温度
  (3) 応力の種類
 
2.プラスチック製品の安全率設定
 2.1 安全率とは
 2.2 プラスチックの安全率設定
 
3.強度特性と安全率、許容応力
 3.1 強度特性
  (1) 静的強度(引張、曲げ)
  (2) 衝撃強度
  (3) クリープひずみ、クリープ破壊強度
  (4) 疲労強度
 3.2 各強度に対応する安全率、許容応力
 
4.応力亀裂と許容応力
 4.1 プラスチックの応力亀裂
 4.2 ストレスクラック
  (1) ストレスクラック性の評価法
  (2) 評価事例
  (3) 許容応力
 4.3 ケミカルクラック
  (1) ケミカルクラック性の評価法
  (2) 評価事例
  (3) 許容応力

5.環境劣化
 5.1 熱劣化
  (1) 熱劣化の原理
  (2) 熱劣化の寿命予測法
  (3) 安全設計対策
 5.2 紫外線劣化
  (1) 紫外線劣化の原理
  (2) 促進曝露試験による寿命予測
  (3) 安全設計対策
 5.3 薬品劣化
  (1) 薬品に対する挙動
  (2) 耐薬品性評価法
  (3) 安全設計対策
 
6.安全率向上のための材料選定
 6.1 強度と材料選定
  (1)  静的強度(引張、曲げ)
  (2) 衝撃強度
  (3) クリープひずみ、クリープ破壊強度
  (4) 疲労強度
  (5) ストレスクラック、ケミカルクラック
 6.2 耐熱性と材料選定
  (1) 荷重たわみ温度
  (2) 強度・弾性率の温度特性
  (3) 熱劣化温度
  (4) 耐寒性
 6.3 耐候性と材料選定
 6.4 耐薬品性と材料選定
 
7.設計、成形上の留意点
 7.1 ウェルドライン
  (1) ウェルドラインタイプと強度低下要因
  (2) 安全設計、成形対策
 7.2 残留ひずみ/残留応力
  (1) 残留ひずみと残留応力
  (2) 残留ひずみの種類と発生原理
  (3) 安全設計、成形対策
 7.3 応力集中
  (1) 応力集中原理
  (2) 応力集中源の発生要因
  (3) 安全設計、成形対策
 7.4 射出成形における強度低下
  (1) 強度低下要因
  (2) 成形条件対策

□ 質疑応答 □