エポキシ樹脂 2日間総合セミナー
■エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴、トラブル事例と対策■
■分析法、硬化物の構造と特性・硬化反応挙動の評価法■
■変性・配合改質、有害性、エレクトロニクス用途・複合材料用途での技術動向■
※2名様ともE-Mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※他の割引は併用できません。
★ エポキシ樹脂の基礎と技術動向をしっかり学んでもらいます。
★ アーカイブも付いていますので、一時退室や復習もできます。(アーカイブのみの受講も可)
日時 | 【Live配信:1日目(アーカイブ付)】 2025年2月6日(木) 10:30~16:30 |
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【Live配信:2日目(アーカイブ付)】 2025年2月13日(木) 10:30~16:30 |
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受講料(税込)
各種割引特典
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88,000円
( E-Mail案内登録価格 83,600円 )
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定価:本体80,000円+税8,000円
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2名様以降の受講者は、申込み前にE-mail案内登録をお済ませください。 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。 ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。 ※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は、代表者にS&T会員マイページにてPDF発行いたします。 ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。) ※他の割引は併用できません。
定価:本体68,000円+税6,800円、E-Mail案内登録価格:本体64,600円+税6,460円 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。 |
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特典 | ■Live受講に加えて、アーカイブでも1週間視聴できます■ 【アーカイブの視聴期間】【1日目のアーカイブ】2025年2月7日(金)~2月13日(木)まで 【2日目のアーカイブ】2025年2月14日(金)~2月20日(木)まで ※このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。 | |
配布資料 | PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 | |
オンライン配信 | ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ(見逃し)配信について ※視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。 ※マイページからZoomの録画視聴用リンクにてご視聴いただきます。 | |
備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
セミナー講師
<専門>
材料化学、化学工学、品質管理、環境・エネルギー
<受賞歴>
・日本接着学会論文賞(2006);半導体封止材料用エポキシ樹脂
・Excellent Poster Award on 2nd Asian Conference of Adhesion in Beijing(2007);フレキシブルプリント基板接着剤用エポキシ樹脂
<WebSite>
https://www.facebook.com/yokopyon66/
セミナー趣旨
セミナー講演内容
- エポキシ樹脂については、最も汎用的なビスフェノールA型で、樹脂の製造法とエポキシ当量、粘度、軟化点などの基本特性、重合度と架橋密度およびTgの関係などの硬化物特性に関する知識、半導体封止材用のフェノールノボラック型、テトラメチルビフェニル型、ビフェニルアラルキル型、ナフタレン型で、フィラー充填率に影響する溶融粘度、アルミ配線腐食に影響する含有塩素濃度などの樹脂特性、耐熱信頼性に影響する加熱重量減少率などの硬化物特性に関する知識、プリント基板用のリン含有型、ジシクロペンタジエン型で、硬化物のハロゲンフリー難燃性、誘電率・誘電正接に関する知識、接着剤・複合材料用のグリシジルアミン型エポキシ樹脂で、多官能で低粘度という樹脂特性に関する知識、LED封止材用等の脂環型、グリシジルイソシアヌレート型で、硬化物の透明性と耐熱変色性などに関する知識が各々習得できる。
- 硬化剤については、汎用のポリアミン、変性ポリアミンで、常温硬化性や耐アミンブラッシング性に関する知識、プリント基板・複合材料用のジシアンジアミドの粒径や配合量、急激な硬化発熱起因のトラブルと対策の事例、注型材・複合材料用等の酸無水物では、低粘度性、吸湿加水分解起因のトラブルと対策の事例に関する知識、半導体封止材用等のフェノールノボラック、フェノールアラルキル、ビフェニルアラルキル、ナフトールアラルキルでは、耐熱信頼性に影響する吸水率や加熱重量減少率などの硬化物特性に関する知識が各々習得できる。
- 硬化促進剤については、3級アミン(HDM)、イミダゾール(HDI)、有機ホスフィン(TPP)で、硬化物のTg、線膨張係数、吸水率およびPCT試験時のボンディングワイヤー断線による累積故障率に与える影響に関する知識を習得できる。
- 分析法については、エポキシ当量、塩素濃度などエポキシ樹脂の分析法、アミン価、水酸基当量など硬化剤の分析法に関する知識が習得できる。
- 硬化物の構造と特性・硬化反応挙動の評価法では、DSCによる硬化開始温度、硬化発熱量およびTgに関する知識、TMAによる線膨張係数およびTg、TG-DTAによる加熱重量減少温度(Td1、Td5、Td10) に関する知識、DMAによる硬化反応挙動、Tg、架橋密度および相溶性に関する知識、曲げ試験・引張試験による破断強度、破断ひずみおよび弾性率に関する知識、破壊靭性試験による破壊靭性値(K1C) に関する知識、電気特性として表面抵抗・体積抵抗測定および誘電率・誘電正接測定に関する知識が習得できる。
- 硬化物の特性測定法と得られる特性値については、DSCによる硬化開始温度、硬化発熱量およびTgの測定、TMAによる線膨張係数およびTgの測定、TG-DTAによる加熱重量減少温度(Td1、Td5、Td10)の測定、DMAによる硬化反応挙動、Tg、架橋密度および相溶性の評価、曲げ試験・引張試験による破断強度、破断ひずみおよび弾性率の測定、破壊靭性試験による破壊靭性値(K1C)の測定、表面抵抗・体積抵抗の測定、誘電率・誘電正接の測定に関する知識が習得できる。
- エポキシ樹脂の変性・配合改質については、ゴム変性、ポリウレタン変性、エンジニアリングプラスチック配合改質、フィラー配合改質による強靭化とその機構に関する知識が習得できる
- トラブルと対策については、酸無水物の吸湿による硬化物のTg低下、一液型組成物の保存中発熱、ボイド、酸無水物の揮発昇華による汚染についての対策知識が得られる。
- 有害性については、エポキシ樹脂の急性毒性(LD50、LC50)、慢性毒性、局所刺激性、感乍性に関する知識が習得できる。
- 先端エレクトロニクス用途における技術動向については、5G等の高速伝送通信用プリント基板用低誘電性エポキシ樹脂、微細配線フレキシブルプリント基板(FPC)用高絶縁信頼性エポキシ樹脂組成物、SiC系パワー半導体モジュールの封止材用高耐熱性エポキシ樹脂、同モジュールの絶縁シート用高熱伝導性エポキシ樹脂の技術動向に関する知識が習得できる。
- 複合材料用途における技術動向については、燃料電池自動車(FCV)用FW法CFRP製水素タンク向けの強靭性ポリウレタン変性エポキシ樹脂、C-RTM法CFRP製自動車部品向けの低粘度・速硬化性エポキシ樹脂に関する知識を習得できる。
1.エポキシ樹脂の種類と特徴
1.1 グリシジルエーテル型エポキシ樹脂
(各種用途)・・・ビスフェノールA型
(半導体封止材用等)・・・クレゾールノボラック型、テトラメチルビフェニル型、ビフェニルアラルキル型、ナフタレン型
(プリント基板用等)・・・ジシクロペンタジエン型
1.2 グリシジルアミン型エポキシ樹脂
(接着剤・複合材料用等)・・・ジアミノジフェニルメタン型、アミノフェノール型
1.3 グリシジルイソシアヌレート型エポキシ樹脂
(LED封止材用等)・・・トリグリシジルイソシアヌレート型
1.4 リン含有型エポキシ樹脂
(プリント基板用等)・・・リン含有フェノールノボラック型
1.5 酸化型エポキシ樹脂
(LED封止材用等)・・・脂環式
1.6 フェノキシ樹脂
(各種改質剤用等)・・・ビスフェノールA型
2.硬化剤の種類と特徴・トラブル事例と対策
2.1 活性水素化合物硬化剤
(塗料用)・・・ポリアミン、変性ポリアミン
(プリント基板・接着剤・複合材料用等)・・・ジシアンジアミド
(半導体封止材用等)・・・フェノール系樹脂
2.2 酸無水物硬化剤
(各種用途)・・・メチルテトラヒドロ無水フタル酸
(LED封止材用等)・・・メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸
3.硬化促進剤の種類と特性
3.1 3級アミン類
(各種用途)・・・DBU、HDM
3.2 イミダゾール類
(各種用途)・・・2E4MZ、2-PZ、2-MZA、HDI
3.3 有機ホスフィン系
(半導体封止材用等)・・・トリフェニルホスフィン
4.分析法
4.1 エポキシ樹脂の分析
エポキシ当量、塩素濃度など
4.2 硬化剤の分析
アミン価、水酸基当量など
5.硬化物の特性測定法と得られる特性値
5.1 熱分析
DSC(硬化開始温度、硬化発熱量、Tg)、TMA(線膨張係数、Tg)、TG-DTA(加熱重量減少温度:Td1、Td5、Td10)
5.2 動的粘弾性
DMA(硬化反応性、Tg、架橋密度、相溶性)
5.3 力学特性測定法
曲げ試験、引張試験、破壊靭性試験
5.4 電気特性測定法
表面抵抗・体積抵抗、誘電率・誘電正接
6.トラブルと対策
6.1 吸湿によるTg低下
6.2 一液型組成物の保存中発熱
6.3 ボイド
6.4 揮発昇華による汚染
7.エポキシ樹脂の変性・配合改質による強靭化
7.1 ゴム変性
7.2 ポリウレタン変性
7.3 エンジニアリングプラスチック配合改質
7.4 フィラー配合改質
8.有害性
エポキシ樹脂の急性毒性(LD50、LC50)、慢性毒性、局所刺激性、感乍性
9.エレクトロニクス用途における技術動向
9.1 高速信号伝送用プリント基板用途:低誘電性エポキシ樹脂
9.2 微細配線フレキシブルプリント用途:高絶縁信頼性エポキシ樹脂組成物
9.3 SiC系パワー半導体モジュール封止材用途:高耐熱劣化性エポキシ樹脂
9.4 同モジュール絶縁シート用途:高熱伝導性エポキシ樹脂
10.複合材料用途における技術動向
10.1 燃料電池自動車(FCV)用FW成形CFRP製水素タンク用途:強靭性ポリウレタン変性エポキシ樹脂
10.2 C-RTM成形CFRP製自動車車体部品:低粘度・速硬化性エポキシ樹脂組成物
11.まとめ
□質疑応答□
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