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高分子複合材料の強度と耐衝撃性

~降伏現象のメカニズムと強度・耐衝撃性の改善法~

受講可能な形式:【Live配信】のみ
高分子複合材料の降伏条件とそれを影響を及ぼす因子について解説
ポリマーブレンドや繊維強化熱可塑性プラスチックを例示しながら力学特性改善手法も紹介
日時 2024年9月25日(水)  13:00~17:00
会場 オンライン配信セミナー  
会場地図
講師 山形大学 大学院 有機材料システム研究科・准教授 高山 哲生 氏
【専門】

 高分子複合材料やポリマーブレンドの強度、弾性率や耐衝撃性などの力学特性に関するモデル化を行い、構築したモデルを用いて力学特性の最適化設計を行っている
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
 
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】

7月31日までの1名申込み : 受講料 29,700円(E-mail案内登録価格 29,700円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体27,000円+税2,700円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
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テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

8月1日からの1名申込み: 受講料 37,400円(E-Mail案内登録価格 35,640円 )
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 E-Mail案内登録価格:本体32,400円+税3,240円
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E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)
配布資料PDFテキスト(印刷不可・編集不可)
 ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・プラスチックの力学特性に関する基礎知識と適切な評価方法
・繊維強化プラスチックやポリマーブレンドの力学特性に関する基礎知識
・繊維強化プラスチックの高強度化技術
・ポリマーブレンドの相容化メカニズム
対象・プラスチック素材の開発に携わっている方や複合材料やポリマーブレンドに興味のある方
・プラスチックの成形加工に関わっている方も参考となる内容です
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です

セミナー趣旨

 高分子複合材料に関しては国内外を問わず多種多様な研究が展開されている。力学特性は高分子複合材料に求める最たる物性であり、今も年間1万報以上の論文が発表されているが、実験的検討と定性的な考察でまとめられた論文が大多数を占める。講師はこの現状を払しょくするべく、現在高分子材料のカタログによく掲載されている引張強さや衝撃強さなどを求める理論の構築に従事してきた。
 本講義では、現在までに講師が構築してきた理論とその使用方法について解説し、これらの理論に基づいた高分子複合材料の力学特性改善例を数件紹介する。

セミナー講演内容

1.力学の基礎
 1.1 力学とは?
 1.2 力の分類(負荷形態,負荷速度)
 1.3 応力とは?
 1.4 応力の分類
 1.5 ひずみとは?
 1.6 ひずみの分類
 1.7 主応力と降伏条件
 1.8 力学特性とは?
 
2.熱可塑性プラスチックの力学特性評価
 2.1 3点曲げ試験
  2.1.1 降伏開始応力
  2.1.2 弾性率
  2.1.3 ポアソン比
 2.2 引張試験
  2.2.1 破断伸び
 2.3 ノッチ付き衝撃試験
  2.3.1 ノッチ付き衝撃強さ
  2.3.2 4つの破壊形態
 2.4 ビッカース硬さ
  2.4.1 降伏開始圧縮応力
 
3.高分子/繊維複合材料の界面力学特性評価
 3.1 ショートビームせん断試験
  3.1.1 繊維配向角
  3.1.2 界面せん断強さ
 3.2 引張試験
  3.2.1 界面強さ
  3.2.2 界面せん断強さと界面強さの関係
 3.3 ノッチ付き衝撃強さと界面せん断強さの関係
 3.4 示差走査熱量測定
  3.4.1 固化温度
  3.4.2 自由体積
 
4.ポリマーブレンドの力学特性
 4.1 2つの降伏現象
 4.2 降伏条件1 界面はく離
 4.3 降伏条件2 せん断降伏
 4.4 粒子分散系複合材料の弾性率
 
5.ポリマーブレンドの力学特性改善手法
 5.1 Case1 有機系相容化剤
 5.2 Case2 無機系相容化剤
 
6.繊維強化熱可塑性プラスチックの力学特性
 6.1 3つの降伏現象
 6.2 降伏条件1 界面はく離
 6.3 降伏条件2 繊維の引抜け
 6.4 降伏条件3 繊維の破断
 6.5 繊維強化熱可塑性プラスチックの弾性率
 6.6 繊維強化熱可塑性プラスチックの衝撃強さ
 
7.繊維強化熱可塑性プラスチックの力学特性改善手法
 7.1 Case1 有機系添加剤
 7.2 Case2 ナノフィラー
 
□ 質疑応答 □