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狙った機能を持つ高分子を作るために
―重合反応の基礎・応用ー

工業的に重要なラジカル重合に力点を置いて連鎖重合、遂次重合の要点を解説
リビングラジカル重合による精密高分子合成例も紹介

受講可能な形式:【Live配信】 or【アーカイブ配信】のみ


 本セミナーでは、ラジカル重合に力点を置きつつ様々な重合反応の基礎から合成のポイントや工業的製法までを解説する。また、リリビングラジカル重合の基礎と応用についても紹介する。
日時 【Live配信】 2025年1月30日(木)  13:00~17:00
【アーカイブ配信】 2025年2月14日(金)  まで受付(視聴期間:2/14~3/3)
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  ※アーカイブ配信受講の場合はLive配信開講日発を目安にお申し込み時のご住所へ発送致します。
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備考※講義の録音・録画・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

大阪大学 大学院工学 研究科 応用化学専攻 教授 博士(工学) 宇山 浩 氏
[経歴]
 1987年 京都大学大学院工学研究科修士課程修了、花王(株)研究員、東北大学工学部助手、京都大学大学院工学研究科助手、助教授を経て、2004年より現職。その間、高分子材料化学に関する研究に従事。最近では高分子のナノ加工技術と用途開発、バイオプラスチックの合成・複合化・高性能化に関する研究を系統的に実施。
<研究室WEBページ>
[専門]
 高分子材料化学

セミナー趣旨

 プラスチック、繊維、機能性高分子等の製造方法である重合反応について、基礎を概説するとともに、合成のポイントや工業的製法を解説する。特に工業的に重要なラジカル重合に力点を置く。また、機能性高分子を中心に高分子の精密設計・合成に有用なリビングラジカル重合の基礎と応用についても紹介する。

セミナー講演内容

1.高分子合成の分類
 1.1 さまざまな重合反応の例
 1.2 付加重合における素反応
 1.3 付加重合における比較
 1.4 付加重合における代表モノマー

2.連鎖重合
 2.1 ラジカル重合
  2.1.1 素反応・動力学
  2.1.2 ラジカル重合性モノマー
  2.1.3 開始剤の選定
  2.1.4 重合の禁止と抑制
  2.1.5 連鎖移動反応
   1) 溶媒の連鎖移動定数 
   2) 代表的な連鎖移動剤
  2.1.6 重合方法・反応場
   1) モノマー反応性比
   2) モノマー反応性比の求め方
   3) 種々の反応場における重合
  2.1.7 共重合
   1) さまざまな構造の共重合体
   2) 共重合における成長反応
   3) 共重合組成式
   4) 共重合組成曲線2.1.8 工業的製造方法
   2.1.8 リビングラジカル重合
   1) 種々のリビングラジカル重合
   2) リビングラジカル重合の代表例
   3) 可逆的付加開裂型連鎖移動(RAFT)重合
   4) RAFT重合の重合機構
   5) RAFT剤の設計
   6) リビングラジカル重合による精密高分子合成
  2.1.9 末端官能性ポリマーの合成
  2.1.10 末端官能性開始剤の例
  2.1.11 末端変換法の例
  2.1.12 共重合体の精密合成
  2.1.13 ブロックポリマーの精密合成
  2.1.14 グラフトポリマーの合成法
  2.1.15 リビングラジカル重合によるグラフトポリマー
  2.1.16 グラフトポリマーの精密合成例
  2.1.17 星型ポリマーの合成法
  2.1.18 リンキング法による星型ポリマー
  2.1.19 表面グラフト重合:ポリマーブラシ
 2.2 アニオン重合
  2.2.1 アニオン重合性モノマー
  2.2.2 アニオン重合における開始反応
  2.2.3 開始剤とモノマーの関係
  2.2.4 アニオン重合の素反応
  2.2.5 アニオン重合における成長反応
 2.3 カチオン重合
  2.3.1 カチオン重合性モノマー
  2.3.2 カチオン重合開始剤
  2.3.3 カチオン重合の素反応
 2.4 配位アニオン重合
 2.5 開環重合

3.逐次重合
 3.1 反応率と重合度の関係
 3.2 モノマーと重縮合
 3.3 重縮合
 3.4 重付加
 3.5 付加縮合(成形技術を含む)

□ 質疑応答 □