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ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析

ポリマーと添加剤の基礎的な分析手法から劣化分析までを解説

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
 本セミナーでは、分析目的に応じた前処理法から、FT-IR、NMR、GC-MSといった分析手法を駆使した、ゴム材料の分子構造、組成、劣化状態を解析する手法について詳細に解説します。

 講演内容のポイント 

 ・ゴムポリマーの構造解析:NMRによる高分子構造解析、SECによる分子量分布測定など
 ・添加剤の定量分析:GC-MSによる微量成分の検出、ICP-AESによる無機元素の定量など
 ・劣化メカニズムの解明:TG-DTAによる熱分解挙動解析、IRスペクトルの変化による酸化劣化の評価など
 ・分析事例紹介:合成ゴム及び熱可塑剤エラストマーなど、実際のゴム製品の分析事例
 などについて解説します


キーワード:ゴム材料、ゴム用添加剤、機器分析、ゴム材料の劣化、劣化分析

日時 【Live配信】 2025年2月13日(木)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2025年2月28日(金)  まで申込み受付(視聴期間:2/28~3/13)
受講料(税込)
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得られる知識機器分析方法、分析法のゴム材料への適用方法、ゴム材料の劣化とその分析方法
対象高分子材料の品質管理担当者、これから高分子材料の分析を担当する初級者

セミナー講師

(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第二課長 博士(工学)三輪 怜史 氏
専門:高分子の化学構造解析、高分子材料中の添加剤分析、高分子製品の不具合原因調査

セミナー趣旨

 本セミナーでは、ゴム製品を構成するポリマーや添加剤の分析を実施するための知識を習得できます。ポリマーについては高い頻度で使用される合成ゴム及び熱可塑剤エラストマーを対象として、各種分析技術の原理とデータの解析方法を説明します。添加剤については、安定剤や機能付与剤、カーボンブラックや無機充填剤を中心として、分析目的に合わせた前処理方法について解説するとともに、前処理後に実施する分析の適用方法について説明します。
 また、ゴム材料において生じる劣化現象について解説するとともに、その分析方法について分析事例を紹介します。

セミナー講演内容

1.ゴム材料の分析に用いる方法
 1.1 前処理方法
 1.2 ポリマー、有機添加剤の分析に関する分析手法
  1.2.1 FT-IR法、レーザーラマン分光法
  1.2.2 NMR法(溶液・固体NMR法)
  1.2.3 熱分析(DSC、TG法)
  1.2.4 GC法 ~注入法と検出法~
  1.2.5 HPLC法 ~カラム選択と検出法~
  1.2.6 SEC法 ~分子量の解析法~
  1.2.7 イオンクロマトグラフィー
 1.3 無機添加剤に関する分析手法
  1.3.1 蛍光X線分析、電子線マイクロアナリシス
  1.3.2 X線回折法
  1.3.3 ICP-AES法
  1.3.4 ICP-MS法
 
2.ゴム・エラストマー材料の分析
 2.1 汎用ゴムのポリマー定性分析
 2.2 汎用ゴムの組成分析
 2.3 特殊ゴムのポリマー定性分析
  2.3.1 シリコーンゴム
  2.3.2 フッ素ゴム
  2.3.3 ウレタンゴム
  2.3.4 その他(エピクロロヒドリンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム)
 2.4 熱可塑性エラストマーのポリマー定性分析
 2.5 加硫ゴム中に含まれる添加剤
  2.5.1 硫黄(全硫黄、遊離硫黄、単体硫黄)の分析
  2.5.2 架橋系(加硫促進剤、過酸化物架橋剤など)の分析
  2.5.3 高級脂肪酸の分析
  2.5.4 老化防止剤の分析
  2.5.5 CR用安定剤の分析
  2.5.6 補強材の分析
 
3.ゴム材料の劣化とその分析方法
 3.1 熱老化
 3.2 光劣化
 3.2 疲労劣化
 3.3 オゾン劣化
 3.4 クロロプレンゴムの劣化
 3.5 シリコーンゴムの加水分析
 3.6 フッ素ゴムの劣化

□質疑応答□