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グリーンイノベーションの背後にある
過剰な資源消費:「資源パラドックス問題」と
その解決に向けた技術・社会システム

~新たなリサイクル技術、ライフサイクル・物質フロー分析等~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】

脱炭素化に向けた革新技術も、一部では過剰な資源消費問題を誘発している場合があります。
本セミナーでは、これらの問題提起と解決へのアプローチについて、演者の先端研究の取り組み
を解説いたします。

 
<以下のような内容にご関心のある方におすすめのセミナーです>
■脱炭素の背後にある資源問題とは何か?
■どのような元素・素材・材料のリスクが高いのか?
■ライフサイクル分析はどのようなものなのか?
■持続可能な社会に向けてどのような技術が必要とされるのか?
■マイクロ波を用いた高速・高効率な製錬やリサイクルについて


#キーワード:レアメタル,重要鉱物資源,製品の資源効率,採掘活動量,LCA評価
 マイクロ波製錬,リサイクル,使用済み製品・部品の分別,素材選別,分散型リサイクル拠点等
日時 2024年11月29日(金)  13:00~16:30
会場 オンライン配信  
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 視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[12/2~12/8]を予定しています。
 ※アーカイブは原則として編集は行いません。
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
 (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
得られる知識・ライフサイクル分析の概念
・サプライチェーンリスクの考え方
・デジタルプロダクトパスポートや生物多様性等といった影響
・マイクロ波を用いたプロセス

セミナー講師

立命館大学 理工学部 機械工学科 教授 山末 英嗣 氏 [研究室HP]

[略歴]
1995年3月 東京工業大学工学部金属工学科 飛び級のため退学
1997年3月 東京工業大学大学院理工学研究科金属工学専攻修士課程 修了
2000年3月 東京工業大学大学院理工学研究科金属工学専攻博士後期課程 修了
2000年4月 京都大学大学院エネルギー科学研究科 寄附講座職員(助手相当)
2007年4月 職位改正により職位が助教に変更
2009年4月〜2010年1月 オーストリア共和国ウィーン工科大学客員研究員
2016年4月 立命館大学理工学部機械工学科
現在,京都大学大学院エネルギー科学研究科非常勤講師,国立環境研究所客員研究員を兼任

[現在の研究内容]
材料科学と環境工学に関する知見を活かした自然科学的アプローチに立脚し,産業エコロジーや環境システム工学といったライフサイクル思考を援用しながら,「ハード(自然科学)とソフト(社会科学)の融合」という学際領域の発展と社会への実装を目的として,研究を進めています.

セミナー趣旨

 脱炭素は我々人類の共通目的の1つである。しかし一部のグリーンイノベーションは実際に脱炭素に貢献しつつも、その背後に過剰な資源消費問題を誘発している場合がある。我々はそのような状況を「グリーンイノベーションの資源パラドックス問題」と呼んでいる。
 本セミナーでは、我々が作成した「採掘活動ベースの資源強度(関与物質総量、TMR)」データベースをもとに発見した資源パラドックス問題について紹介し、その解決策についてあるべき技術と社会システムについて紹介する。

セミナー講演内容

1.自己紹介

2.資源(採掘活動)とは?

 2.1 炭素問題と資源問題
 2.2 「採掘活動ベースの資源強度(関与物質総量,TMR)」データベース

3.資源パラドックス問題
 3.1 素材レベルの資源パラドックス問題
 3.2 エネルギーの資源パラドックス問題
 3.3 製品レベルでの資源パラドックス問題

4.その解決策
 4.1 技術的解決方法(分散型リサイクル拠点構想)
 4.2 社会システムによる解決方法

5.まとめ

□ 質疑応答 □