セミナー 印刷

≪防水設計:初級+中級編≫
電子機器における防水設計の基礎と実践技術・不具合対策

~防水設計に必要な基礎知識、設計手法とポイント、最新技術まで~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

​防水規格・防水設計の基礎、機器の小型化・軽量化と防水構造の両立、
防水設計に伴い必要となる放熱設計、防水計算とCAEによる防水設計、エアリーク試験、最新防水技術など、
製品ごとの防水規格に適した設計ができるようになるための防水設計の基本と実践手法を解説します。
上級編(4/16)とのセットでの申込みページはこちら
日時 2025年3月26日(水)  10:30~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料44,000円 ( E-Mail案内登録価格:42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[3/27~4/2]を予定
 ※アーカイブは原則として編集は行いません
 ※終了翌営業日の午前中には、マイページに視聴リンクを設定します。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・防水設計
・最新防水技術
・防水開発プロセス
対象・若手設計者、構造設計既に手がけている設計者
・防水構造にお悩みの設計者
・会社として防水構造をしっかり構築したいマネージャー
予備知識は特にありません。

セミナー講師

神上コーポレーション株式会社 代表取締役  鈴木 崇司 氏
専門:機構設計、材料/構造アナリスト
2002年~2014年 富士通株式会社
 モバイルフォン事業部 機種開発チーム、CAE共通チーム、組立(VPS)共通チーム
2014年~2018年 共同技研化学株式会社
 技術開発次長、品質管理次長、ラジカルプロダクト部(技術営業)次長
2018年~神上コーポレーション株式会社 代表取締役CEO
2022年~合同会社Gallop CTO兼務
HP:https://kohgami.co.jp/

セミナー趣旨

 スマートフォンを中心とした電子機器への防水機能の付与は、一般的に広まっています。この取り組みにより、電子基板の保護や故障率の低下などが実現され、製品の品質と信頼性が向上しています。防水規格と試験は製品ごとに異なりますが、防水構造の基本を習得することで、それぞれの防水規格に適した設計が可能になります。
 現在、IoT/ICT機器が身の回りで増加しています。スマートフォンも技術が成熟し、防水技術に挑戦してきた結果、全機種が防水対応となりました。今後はあらゆる電子機器が防水構造を備えることが予想されます。そのために、皆様の部署においては、確固たる防水設計の知識を築いていくことが重要です。
 本セミナーにおきましては、スマートフォンにおける防水設計確立経験に基づき、防水規格、技術の基礎から始まり、機器の軽薄短小の実現かつ防水構造の確立、そして事例やスマートフォンだけではなく様々な防水技術情報についてまで幅広い内容にて説明させていただきます。

セミナー講演内容

1.電子機器と防水規格
 1.1 電子機器と防水性
 1.2 防水規格(防塵規格)
 1.3 防水規格別の製品群
 1.4 防水規格別の試験設備
 1.5 防水規格を得るには
 
2.電子機器の防水構造設計の検討方法
 2.1 筐体設計
 2.2 キャップ・カバー設計
 2.3 防水膜・音響部
 2.4 スイッチ
 2.5 防水モジュール(USB、スピーカーなど)
 
3.止水部品の設計
 3.1 ガスケット、パッキン(一体型、ゲル使用)
 3.2 Oリング(参照値と実使用)
 3.3 防水両面テープ・接着剤
 3.4 防水ネジ
 
4.防水筐体の放熱設計
 4.1 なぜ放熱を考えるのか(密閉筐体による放熱特性の低下など)
 4.2 放熱の3形態と熱伝導
 4.3 低温火傷を回避するコツ
 4.4 放熱材料の種類と選択方法
 4.5 費用対効果を考慮した放熱設計
 
5.防水計算とCAEを用いた防水設計
 5.1 ガスケット・パッキン止水と隙間の確認
 5.2 両面テープ 濡れ性
 5.3 スイッチの押し感(クリアランス⇔干渉)
 5.4 放熱シミュレーション
 
6.エアリーク試験の設定と対策方法
 6.1 エアリークテストの原理と測定方式(JIS Z 2330:2012)
 6.2 エアリークテストの方法と閾値設定の考え方
 6.3 エアリークの原因解明と対策実施例
 6.4 エアリーク試験機の種類と代表的な機器
 
7.防水設計の不具合例と対策
 7.1 ガスケット設計と外観不具合
 7.2 防水テープクリープ現象
 7.3 防水膜のビビリ音
 7.4 防水キャップ/カバーの操作感度
 
8.  技術紹介・まとめ​
 8.1 TOM​
 8.2 撥水コーティング、ポッティング​
 8.3 防水テープ
 8.4 防水膜
 8.5 防水ネジ
 8.6 TRI SYSTEM(筐体接合技術)
 8.7 設計支援​

 □ 質疑応答 □