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蒸着法による機能性有機分子の薄膜化技術

― 有機薄膜の基礎知識から真空蒸着・蒸着重合による有機分子の薄膜化技術 ―
― 半導体や光・電子素子などへの高性能コーティング技術の応用などを解説 ―

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】or 【アーカイブ配信】のみ

 本セミナーでは、真空蒸着法の基礎から分子配向制御方法、蒸着重合法や摩擦転写法を含む各種薄膜作製技術、蒸着重合法による均一な高分子膜のコーティング手法について詳細に解説します。さらに、有機LEDや耐久性コーティング技術などの次世代応用事例を交え、電子・光機能性有機薄膜、封止膜や防食膜、耐熱・防汚コーティング技術の実例と将来性についても解説します。

【得られる知識】
・真空蒸着法の基礎と応用   ・蒸着重合法の基礎と応用
・分子配向制御技術      ・高性能コンフォーマルコーティング技術
・電子・光機能性有機薄膜の実例

 
■■ 特典 ■■
 本セミナーをお申込みの⽅には、講師の著書「分子の薄膜化技術」 (コロナ社出版)を1冊配布いたします。
日時 【Live配信(アーカイブ配信付)】 2025年3月27日(木)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年4月8日(火)  まで受付(視聴期間:4/8~4/21)
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
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テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円)
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料 PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日(4/8)からダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
 Live配信受講のアーカイブ(見逃し)配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[3/28~4/3中]を予定
 ※見逃し配信は原則として編集は行いません
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
  (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
 
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

静岡大学 工学部 電子物質科学科 教授/副学部長 久保野 敦史 氏
[専  門] 有機材料物性 高分子物性  ・研究分野: 機能性有機薄膜 液晶物性
[所属学会] 応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会(元)幹事長, 液晶学会(元)理事
[ HP ] https://wwp.shizuoka.ac.jp/kubono-lab/ , https://ems.eng.shizuoka.ac.jp/  

[ご経歴]
・東京工業大学工学部有機材料工学科卒業/大学院有機材料工学専攻修士課程修了/博士課程中退
・東京工業大学工学部文部技官(教務職員)
・京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科助手
・静岡大学工学部物質工学科助教授/准教授/教授/電子物質科学科教授/副学部長

セミナー趣旨

 有機ELや有機光・電子素子などを作製するためには有機分子を薄膜化をする技術が必要がある。特に真空蒸着法は不純物の混入抑制に加え分子配向制御も可能できるため高性能化が期待できる。その応用である蒸着重合法では複雑形状の基材にも均一な高分子膜をコーティング可能であり、封止膜等への応用が可能である。本講演では各種成膜法について解説し、その特徴と応用について紹介する。

セミナー講演内容

1.有機薄膜概論
 1.1 有機物の特徴
 1.2 結晶、非晶、液晶
 1.3 高次構造制御の必要性

2.有機薄膜作製法
 2.1 乾式法と湿式法
 2.2 真空蒸着法
 2.3 蒸着重合法
 2.4 摩擦転写法
 2.5 その他の作製法

3.真空蒸着法による有機薄膜
 3.1 蒸着条件と配向の関係
 3.2 薄膜形成機構
 3.3 有機蒸着膜各論

4.蒸着重合法による高分子薄膜
 4.1 蒸着条件と配向の関係
 4.2 薄膜形成機構
 4.3 高分子超格子
 4.4 蒸着重合膜各論

5.応用と将来展望
 5.1 電気・電子機能(半導体、圧電体等)
 5.2 電子・光機能(有機LED、有機受光素子等)
 5.3 耐熱コーティング
 5.4 防汚コーティング
 5.5 封止膜
 5.6 防食膜
 5.7 コンフォーマルコーティング
 5.8 キラル高分子薄膜
 5.9 その他

6.まとめ

 □質疑応答□