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真空成膜技術・装置の基礎と
機能性薄膜作成におけるトラブルシューティング

その成膜トラブル・不良は
「成膜装置」に対する理解不足が原因ではありませんか?

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

 普段おざなりにしがちな真空成膜技術の原理から、装置の運転・保守の落とし穴までを徹底再確認
PVD、真空蒸着、ALD、CVDなどなど、成膜手段を問わず、成膜装置の背景にある物理をしっかり理解して
根本的なトラブル・失敗からは卒業するための1講

 
【キーワード】安全性と信頼性の向上、基礎の無理解が起こすトラブルと事故、 絶対ガッカリさせない質疑への回答
日時 2025年7月25日(金)  10:00~17:00
受講料(税込)
各種割引特典
60,500円 ( E-Mail案内登録価格 57,420円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体55,000円+税5,500円
E-Mail案内登録価格:本体52,200円+税5,220円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で60,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の30,250円)

1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
5月31日までの1名申込み : 受講料 39,600円(E-mail案内登録価格 39,600円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体36,000円+税3,600円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
6月1日からの1名申込み: 受講料 48,400円 (E-Mail案内登録価格 46,200円)
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配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
開催日の【2日前】より視聴用リンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信付き
視聴期間:7月28日(月)~8月1日(金)の5日間
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
対象真空成膜業界現場での実務経験が1年以上ある事が理想
得られる知識
成膜手段を問わず「普段、トラブルが多い」「歩留まりが低い」「そうなる原因も理屈も理解できない」等々で困っている場合は、ズバリその悩みを解決できます。

セミナー講師

大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 応用超伝導加速器センター フェロー 工学博士 加藤 茂樹 氏
【専門】真空工学 (特に超・極高真空、加速器真空)、 原子層成長法等薄膜工学、プラズマ工学、表面物理学、表面分析学、超伝導加速空洞工学、ナノ工学、電子源
【その他活動】企業の研究テーマを取り上げた社会人大学院生教育、委託研究、真空装置の設計・製造コンサルタント

セミナー趣旨

 成膜技術は社会インフラを変え、人々の日常生活に大きな恩恵を与えているだけでなく、科学技術そのものの発展を加速し続けている。しかし、その広範で高度な技術がために、同じ成膜技術者であっても、少し手法や製品が変わるとその原理や特性についてまったく知らないことが多い。また、自ら扱っている装置であっても、表面上の付き合いに留まり、機器をブラックボックス化して、日常の運転・保守を続けていることが多い。しかし、このような日常にこそ、トラブルと事故の遠因が潜んでいる。この講義では、真空環境を使った各種成膜装置の背景にある物理を基礎から再認識してもらい、後半では薄膜作成におけるトラブルと失敗をその対策とともに紹介する。

セミナー講演内容

1.基礎の無理解とブラックボックス化が起こす成膜絡みの大事故!
 1.1 成膜作業が絡む大事故例  
 1.2 リスクマネジメントとハインリッヒの法則
 
2.成膜と真空の密な関係
 2.1 成膜は目的、良い真空はその手段の1つ
 2.2 何故、良い成膜に良い真空が必要なのか?
 2.3 そもそも良い真空とはどんなものか?
 2.4 成膜室の真空が良いだけでは良い膜ができない!!
 
3.無駄なトラブルと事故を避けるため、成膜に関連が深い真空工学を1時間で復習!
 3.1 気体分子運動論と気体の性質
 3.2 気体の流れと真空排気
 3.3 真空排気の理想と現実
 
4.これだけは抑えたい、2時間で学ぶ成膜技術の基礎のキ!!
 4.1 成膜のおける重要な鍵
 4.2 原料物質(粒子)への作用エネルギーの大きさで分類する成膜方法
 4.3 成膜の素過程
 4.4 反応性スパッタは本当にPVDの1つとして良い? 沢山あり過ぎ混沌とする成膜法の分類
 4.5 原料粒子への作用エネルギーで分類を再定義
 4.6 薄膜の育ち方とその条件
 4.7 こんなにある薄膜の評価法
 
5.成膜装置におけるトラブル事例と解決法
 5.1 デタラメな機械加工や接合にダマされるな
 5.2 不純物と維持費抑制に必須な装置内面の表面処理や表面改質
 5.3 絶対避けたい擬似リーク
 5.4 オイルフリー排気系の落とし穴
 5.5 成膜法に依っては必須のベーキング
 5.6 吸っても安全な成膜原料ガスは1つもない!
 5.7 成膜原料は純度が命
 5.8 その真空部品は汚染源になっていない? 汚染ガスとダストパーティクルの発生源を潰そう
 5.9 成膜中、陰で進行している汚染ガス放出とパーティクルの生成
 5.10 全圧計だけでは不十分! 残留ガス質量分析計(プロセスガスモニタ)が解決する膜作り
 5.11 大面積化、ハイパワー化の必要条件と功罪
 5.12 スパッタリング収率を理解して不純物を避け、装置も長生き
 5.13 成膜真空容器に鎧を付けよう
 5.14 汚染を引き起こさない真空成膜装置の正しい扱い方
 5.15 最近、話題のHiPIMS   
 
6.まとめと質疑応答
 
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