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透明導電材料/膜の基礎と塗布型透明導電膜の最新動向

ITO系・PEDOT/PSS系塗布型透明導電膜の材料設計と応用事例
タッチパネル・EMC対策・太陽電池への応用展開などについて解説

受講可能な形式:【ライブ配信(アーカイブ配信付)】or【アーカイブ配信】のみ
 本セミナーでは、透明導電材料・透明導電膜の基礎から、材料の種類、特性、製造プロセスまでを解説。さらに、ITO系およびPEDOT/PSS系の塗布型透明導電膜に焦点を当てた、スパッタITO膜との特性比較や、材料・プロセス上のポイントについて説明します。
 また応用事例として、タッチパネル、EMC対策部材、太陽電池用電極などの事例と最新の研究・開発動向についても紹介します。

 
 セミナーのポイント
 ・透明導電材料・透明導電膜の基礎と役割、要求特性、技術動向
 ・ITO透明導電膜の特徴と従来製造プロセス 
 ・ITO系、有機導電ポリマー、カーボン系、銀ナノワイヤなど各種材料の特徴比較
 ・塗布型透明導電膜の材料設計と成膜プロセス、デバイス応用事例
 ・塗布型透明導電膜とスパッタITO膜の特性比較と使い分け
 ・PEDOT/PSS塗布型透明導電膜の特徴と課題・改善事例
 ・静電容量方式タッチパネル用電極や太陽電池への応用展開
 ・5G~6G時代に向けたEMC対策部材への応用(電磁波抑制・ノイズ対策)
 ・塗布型透明導電材料の現状、研究開発動向、将来展望
日時 【ライブ配信】 2026年3月18日(水)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2026年4月16日(木)  まで申込み受付(視聴期間:5/16~5/29)
受講料(税込)
各種割引特典
定価:本体45,000円+税4,500円
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2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)
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1名申込み: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
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 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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特典ライブ配信受講者特典のご案内
ライブ配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信(見逃し配信)」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
アーカイブ(見逃し配信)視聴期間:[3/19~3/25中]を予定
 ※見逃し配信は原則として編集は行いません
 ※ライブ配信を欠席しアーカイブ視聴のみの受講も可能です。
配布資料 PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日(4/25)からダウンロード可となります。
オンライン配信Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
 Live配信受講のアーカイブ(見逃し)配信について
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 セミナー視聴・資料ダウンロードはマイページから
 お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
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備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・各種透明導電材料に関する基礎知識
・透明導電材料を用いたアプリケーションに関する基礎知識
・塗布型透明導電材料とスパッタ導電膜との特性比較、各材料のメリット、デメリット
・透明導電材料、それを用いたアプリケーションに関する最新の動向
・塗布型透明導電材料の各種デバイス、アプリケーションへの適応方法と課題
対象・透明導電材料やそれを用いたデバイスを研究、開発される方
・透明導電材料を用いたデバイス、アプリケーションの市場調査をされている方
・透明導電材料をデバイスメーカーへ提案したい方
キーワード:透明導電、ウェットコーティング、塗布型、ドライコーティング、スパッタITO、PEDOT、銀ナノワイヤ、タッチパネル、ペロブスカイト太陽電池、EMC対策

セミナー講師

マクセル株式会社 新事業統括本部 設計部 第2課 課長 技術士(化学部門) 水谷 拓雄 氏
[ご専門] 有機化学
[略歴] 2001年 筑波大学大学院化学研究科化学専攻修了
         日立マクセル(株)(現マクセル(株))入社
    2015年 技術士2次試験合格(化学部門) 
    2023年 同社新事業統括本部 設計部 課長
 
[業務経歴] 2001年- 業務用インクジェットプリンタ用顔料インクの設計、事業化
      2009年- 透明導電材料を用いた電子デバイス用インク、及び膜設計、製品化
      2016年- 透明導電膜、光学フィルムの設計、及び製品化
      2021年- EMC部材の設計、及び製品化

セミナー趣旨

 液晶ディスプレイの登場により、その電極に用いられる透明導電材料はクローズアップされるようになりました。その後、タッチパネル、薄膜太陽電池など製品、技術の進化と共に透明導電材料へ求められる特性、特徴も変わりつつあります。
 本セミナーでは「透明導電材料って何?」「どんなところに使われているの?」と言った基本的な解説から、透明導電材料をコーティングにより形成する「塗布型」の透明導電膜について、材料の種類、プロセスやスパッタリングにより形成される透明導電膜との違いについて説明致します。
 後半では主に自社の開発事例から塗布型透明導電膜の課題や解決方法、タッチパネル、EMC対策部材、ペロブスカイト太陽電池への応用展開などについても最新の情報を元に具体的に紹介いたします。

セミナー講演内容

1.透明導電材料(膜)の基礎
  1.1 透明導電材料(膜)とは?
  1.2 透明導電膜の用途(代表的なアプリケーション、使用事例)
  1.3 透明導電膜の用途と表面抵抗
  1.4 ITO(酸化インジウムスズ)について
  1.5 従来の透明導電膜製造プロセス 

2.透明導電材料開発の歴史と背景
 2.1 ~2000年まで
 2.2 2000年以降
 2.3 近年

3.透明導電膜の種類と特徴
 3.1 ITO分散インク
 3.2 ITO以外の金属酸化物
 3.3 有機導電ポリマー
 3.4 カーボン系材料
 3.5 銀ナノワイヤ
 3.6 各種透明導電膜の特性比較

4.ITO系塗布型透明導電膜
 4.1 インク製造、および成膜プロセス
 4.2 スパッタITO膜との特性比較
 4.3 デバイスへの応用展開

5.PEDOT/PSSインクを用いた塗布型透明導電膜
 5.1 インク製造、および製膜プロセス
 5.2 PEDOT/PSS塗布型透明導電膜の特徴
 5.3 静電容量方式タッチパネル用電極への応用展開
    プロセス、および特性上の課題と改善事例
 5.4 5G~6G向け電磁波抑制(EMC対策)部材への応用展開
  ・EMC対策部材の基礎(電波、ノイズとは?EMC対策とは?)
  ・EMS対策:透明電波吸収体への応用事例
  ・EMI対策:透明ノイズ抑制フィルムへの応用展開

6.塗布型透明導電材料の現状と将来
 6.1 塗布型透明導電材料の現状
 6.2 最近の研究・開発動向
 6.3 太陽電池用電極への展開可能性
 6.4 塗布型透明導電材料の将来

7.参考文献紹介

□質疑応答□