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塗布型太陽電池の高品質化に向けた
成膜プロセス技術の基礎と応用

~溶液塗布/結晶化プロセス・評価技術~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

ペロブスカイト太陽電池の組成設計や各種成膜手法の特徴から、結晶成長のメカニズムと高品質化指針、
表面パッシベーション技術、
そして物性評価やデバイス特性の評価・シミュレーションまでを幅広く解説。

「成膜技術の特徴の理解」と「的確な評価技術の活用」からのアプローチで更なる高品質化に寄与する1講です。

日時 2024年10月23日(水)  13:00~16:30
会場 オンライン配信  
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受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)

1名でのお申込みには、お申込みタイミングによって以下の2つ割引価格がございます
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
8月31日までの1名申込み : 受講料 29,700円(E-mail案内登録価格 29,700円)
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  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
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テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
9月1日からの1名申込み: 受講料 37,400円(E-Mail案内登録価格 35,640円)
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配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴・資料ダウンロードはマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
開催日の【2日前】より視聴用リンクと配布用資料のダウンロードリンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信について
視聴期間:10/24~10/30の7日間
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識
・ペロブスカイトの基礎物理や材料設計の知見
・成膜時の結晶化や高品質化に関する知識
・薄膜およびデバイス評価のポイント、評価、デバイスシミュレータSCAPSの使用方法とできること。
 
受講対象
太陽電池や塗布型デバイス関連の業務に携わっている方、プロセス・評価・デバイスシミュレーションでお困りの方

セミナー講師

大坂大学 工学研究科・応用化学専攻 助教 博士(工学) 西久保 綾佑 氏
【専門】太陽電池、デバイス、in-situ分光 【講師紹介
 

セミナー趣旨

 軽量・安価・フレキシブルなペロブスカイト太陽電池は近年ますます注目度が高まっている。しかし製品化が近づいている一方、添加剤効果やパッシベーションによる性能・耐久性向上の余地もいまだ大きい。また、ペロブスカイト組成によっては空間的な相分離や欠陥ができやすいなどの問題も多い。これらの問題に対して適切なアプローチをするには、①成膜技術の特徴の理解、②的確な評価技術の活用が必要である。本セミナーでは、ハライドペロブスカイトの多様な組成設計やその問題点、成膜プロセス技術、そして有用な評価手法・シミュレーション手法について説明を行う。

セミナー講演内容

1. ペロブスカイト太陽電池概論
 1.1 ペロブスカイト太陽電池の導入と歴史
 1.2 ペロブスカイト太陽電池および関連素子の発電原理と性能
 1.3 ハライドペロブスカイトの固体物性概論
 1.4 ペロブスカイト太陽電池の最近の動向と課題
   4-1) 最近の動向(タンデム化など)
   4-2) 課題とその対策(相分離や再現性等)

2. ペロブスカイト太陽電池の組成設計
 2.1 ハライドペロブスカイトの分類
 2.2 Aサイト混合および2Dペロブスカイト
 2.3 混合ハロゲンによるワイドギャップ化
   3-1) ハロゲン(Xサイト)混合の効果と課題
   3-2) 安定化の技術
 2.4 鉛/スズ混合によるナローギャップ化
   a) Pb/Sn混合の効果と課題
   b) 安定化や高性能化の技術

3. 成膜プロセス技術
 3.1 基本的な成膜手法(特徴、問題点など)
   a) スピンコート法
   b) バー/ブレードコート法
   c) スプレーコート法
   d) 蒸着
 3.2 結晶成長のメカニズムと高品質化指針
 3.3 Additive Engineeringとその効果
 3.4 表面パッシベーション技術
 3.5 電荷輸送層の成膜
   a) 順型素子における電子輸送層・ホール輸送層
   b) 逆型素子における電子輸送層・ホール輸送層

4. 物性評価技術・テクニック
 4.1 分光測定(吸収端解析・発光・光電子分光など)
 4.2 構造評価(X線回折、2次元X線回折)
 4.3 モルフォロジー評価(各種顕微鏡)
 4.4 時間分解測定(発光、電荷移動度の非接触測定など)
 4.5 耐久性評価

5. デバイス特性・変換効率の評価およびシミュレーション
 5.1 基本的な測定(JVやEQE測定)
 5.2 光量依存測定(理想因子算出など)
 5.3 時間分解測定(過渡電圧/電流測定)
 5.4 フリーソフトSCAPSによるデバイスシミュレーション
   (インストールから使用方法まで)

6. 将来展望―今後の課題について

  □質疑応答□
【キーワード】ペロブスカイト太陽電池、成膜、評価技術、デバイスシミュレーション