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リチウム-硫黄二次電池および
硫黄系正極活物質の開発動向と応用展望

受講可能な形式:【Live配信】

●Li–S二次電池の開発状況、市場予測から要素技術・硫黄系活物質材料/SPANの開発、セル開発・安全性試験、応用や全固体化まで、包括的に学ぶことができます。

▼以下のような方におすすめのセミナーです
・Li–S二次電池や次世代二次電池の知識を増やしたい方
・電池技術に関する知識を広げたい方
・硫黄が関わる電気化学に興味がある方
・材料開発や電池設計に興味がある方
・新たなビジネスチャンスのシーズを探している方
日時 2025年5月29日(木)  10:30~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
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備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・リチウム–硫黄二次電池(Li–S二次電池)の基礎化学と市場概況
・硫黄系活物質および硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)に関する知識
・Li-S二次電池の軽量化・長寿命化・安全特性に関する知識
・全固体Li-S二次電池に関する知識

セミナー講師

(株)ADEKA 環境材料本部 電池材料開発研究所 電池材料評価室
室長 兼 バッテリースペシャリスト 撹上 健二 氏


[経歴]
2011年3月 群馬大学大学院 工学研究科 博士後期課程 修了 学位:博士(工学)
2011年4月〜2013年3月 博士研究員
2013年4月 株式会社ADEKA 入社、有機系太陽電池の材料開発に従事
2016年 二次電池の材料開発に従事
2019年 二次電池用材料開発のテーマリーダー
2023年 二次電池用材料開発の室長 兼 バッテリースペシャリスト

[WEBページ]
 

セミナー趣旨

 硫黄系正極活物質は、高容量・メタルフリーで資源的制約が少なく、また比較的低温で製造できる等の特長を有している。その硫黄系正極活物質とLi金属負極を組み合わせたリチウム-硫黄二次電池(Li-S二次電池)は、SDGs達成のキーとなる次世代軽量電池の1つとして注目されている。 
 本講演では、硫黄系正極活物質ならびにLi-S二次電池の基礎から応用までを概説する。また、硫黄系ポリマー正極活物質の1つである「硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)」の特徴について詳細に紹介し、Li-S二次電池の軽量化および長寿命化の設計指針、軽量パウチセルの試作例、安全特性、ならびに全固体Li-S二次電池への適用についても説明する。

セミナー講演内容

1.株式会社ADEKAの紹介

2.リチウムイオン二次電池(LIB)とリチウム–硫黄二次電池(Li–S二次電池)
  2.1 LIBの構成
  2.2 Li–S二次電池の構成とユビキタスな硫黄

3.Li–S二次電池の概況
  3.1 Li–S二次電池メーカー
  3.2 Li–S二次電池の市場予測

4.硫黄系活物質の基礎と分類
  4.1 硫黄活物質の基礎と課題
  4.2 硫黄‐炭素複合系活物質
  4.3 硫黄系ポリマー活物質
  4.4 硫黄変性系活物質

5.硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)
  5.1 SPAN(Sulfurized polyacrylonitrile)とは?
  5.2 SPANの充放電特性と電極設計

6.Li-SPAN(SPAN正極)二次電池の特性
  6.1 コインセル試験とパウチセル試験
  6.2 Li金属負極の劣化

7.Li-SPANパウチセルの軽量化設計と実証試験
  7.1 超軽量Li-SPANパウチセル(>700 Wh/kg)への挑戦
  7.2 Li-SPANパウチセルを用いたドローンフライト試験

8.セルの安全特性
  8.1 LIBの事故例とセル安全性試験
  8.2 Li-SPANパウチセルの安全性試験(釘刺し試験など)

9.全固体Li-SPAN二次電池
  9.1 ポリマー系固体電解質を用いた全固体Li-SPANセル
  9.2 硫化物系固体電解質を用いた全固体Li-SPANセル

10.SPAN正極を用いたポストLIBの可能性

□ 質疑応答 □