セミナー 印刷

リチウムイオン電池の
ドライプロセスにおける材料と製造技術

~業界の動向、ドライ電極の材料・コーティングや圧延等の工程技術~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】
★リチウムイオン電池の新たな製造技術として注目される「ドライ電極・ドライプロセス」。
各社で取り組みが進められているものの、まだオープンな情報は少ない状況です。
★本セミナーでは、電極材料とコーティング等の工程技術に強みを持つ2名の講師が、それぞれドライ
 プロセスの材料と製造技術について、その動向や実際を解説します。
日時 【ライブ配信】 2025年6月4日(水)  13:00~16:40
【アーカイブ配信】 2025年6月19日(木)  まで受付(視聴期間:6/19~7/3)
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,750円) 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料PDFデータ(印刷可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
得られる知識LiBドライプロセスの製造方法や従来方式との違いに関する情報
対象バッテリーの電極製造に携わる技術者・研究者の方など

セミナー講師

第1部 (13:00~15:00)
「ドライプロセスにおける電極材料技術」
 講師:(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役
    鈴木 孝典 氏 
[講師紹介]

第2部 (15:10~16:40)
「ドライプロセスの製造技術」
 
講師:AndanTEC  代表  浜本 伸夫 氏 
[講師紹介]

セミナー講演内容

第1部『ドライプロセスにおける電極材料技術』

 昨今、電池業界にいると「ドライプロセス」の話題をよく耳にする。しかし、ネットで調べてもあまり詳しく解説された記事は非常に少ない。そこで、今回はリチウムイオン電池の製造方法であるウエットプロセスとドライプロセスについて材料という切り口から深掘りして解説する。

1.リチウムイオン電池の電極
  1.1 LiBは何で出来ているか?
  1.2 現行LiBのセル製造プロセス
2.ウエットプロセス
  2.1 ウエットプロセスの概要
  2.2 ウエットプロセスの長所・短所
  2.3 水系正極塗工について
3.ドライプロセス
  3.1 ドライプロセスの種類
  3.2 Polymer fibrillation
  3.3 Dry spraying deposition
  3.4 パナソニック4680電池の負極
  3.5 クレイ電池
  3.6 その他のドライプロセス
4.ドライプロセスのメリット・デメリット
  
4.1 ドライプロセスのメリット
  4.2 ドライプロセスの問題点・課題
  4.3 バインダーからのアプローチ
5.その他ドライプロセス関連の記事より

□ 質疑応答 □
 
第2部『ドライ工程の製造技術』

 EV普及のために大量に必要なLIBを迅速かつ安価で供給するために、数年前からテスラが牽引してスラリー塗工によるWet工程ではなく粉体混合から圧延するドライ工程が開発され実際にテスラのモデルYにはドライ製造された円筒型4680が実用化されている。日本・欧州・韓国・中国も追随して2025年はドライ化が一気に加速している。
 このセミナーでは、外資系企業を数社渡り歩いた講師が独自ルート情報を元にドライ工程情報を解説する。

1.ドライ方式が実用化された背景と市場動向
  1.1 “Tesla Battery Day Livestream(2020)
  1.2 日本ゼオンのプレス発表 (2023.12.5)
  1.3 日本企業の動向(日本ゼオン、パナソニック エナジー、芝浦機械、三菱鉛筆)
  1.4 欧米企業の動向(テスラ、VW、ケーニヒ&バウアー、AMバッテリーズ、Fraunhofer IWS、LiCAP)
  1.5 韓国・中国企業の動向(LGE、サムスンSDI、SKエナジー、CATL)
  1.6 LGのゲームチェンジ (WO-A1.2024/144216)
  1.7 テスラ電池用ドライ電極(DBE)によるリチウムイオン電池「4680」開発・製造動向
  1.8 Maxwell Technologies特許 「ドライ電極の製造システム及び製造方法」 H.Duong, J.Shin & Y.Yudi (2019)
  1.9 テスラ Dry Electrode Lithium Doping Process (2023/05/24)
2.最新技術紹介
  2.1 ドライ電極コーティング: EVへの展開
  2.2 バインダーのフィブリル化
  2.3 ドライ電極の機械強度
  2.4 ドライ電極内の空隙と厚み分布
  2.5 バインダー(フィブリル化できるPTFEと海苔状のPVDF)
  2.6 粉体混合と電池性能
  2.7 Tesla 4680 Update / This Changes EVERYTHING!/ Dry Cathode Myth or Magic? (2024)
  2.8 集電体上のプライマー導電層
  2.9 実際のドライ工程
  2.10 ロール間の粉体圧延(スリップ域とニップ域)、単膜・複合膜の延伸(中立点とスリップ)
  2.11 圧延ロールのメッキ剥がれ
  2.12 粉体混合(ジェットミル、ロールミル、ビーズミル)
  2.13 粉体混合の支配因子(粒子濃度、気流速度、湿度)
  2.14 正極のテスラ最新特許 安価なLFP (WO-A1.2025/015194)
  2.15 静電方式(圧延の前工程)

□ 質疑応答 □