身近な刃物の切れ味とその科学的評価
【LIVE配信】
~硬さと光学顕微鏡組織~
日時 | 2025年1月30日(木) 13:00~16:30 |
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受講料(税込)
各種割引特典
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49,500円
( E-Mail案内登録価格 39,600円 )
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定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体36,000円+税3,600円
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主催 | (株)R&D支援センター | |
配布資料 | ・セミナー資料は事前に郵送いたします。 会社以外の場所で受け取りを希望される場合は、申し込みフォームの通信欄にご住所をご記入下さい。 セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。 | |
オンライン配信 | 本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】 1)Zoomを使用されたことがない方は、こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。 ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。 2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。 Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。 3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。 当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。 | |
得られる知識 | ・基礎知識(金属製刃物の材料と熱処理、鉄と鋼の違い) ・鋼製刃物(包丁)とステンレス鋼刃物(包丁) ・各種汎用刃物(キッチン用包丁、そば切り包丁、大工用刃物など) ・玉鋼と日本刀(刃紋の秘密を解き明かす) ・100円包丁と100円ハサミは高級品と同じか? ・実測刃角度と3D測定マイクロスコープ測定による刃角度の比較 ・機械加工を支える産業用刃物としての条件 ・超軽量そば切り包丁の発明ものがたりと特許取得までに経緯 ・その他 | |
対象 | ・常時、刃物を使う仕事をしている人 ・刃物に関心のある人 ・産業用刃物製造業者 |
セミナー講師
[専門]
現在 人間総合科学大学(義肢装具科)および医療・看護師系・臨床検査系(公衆衛生学、社会福祉)、福祉工学系専門学校(ロボット科=福祉工学ものづくり) 非常勤講師
[学協会]
日本鉄鋼協会、日本金属学会、日本顕微鏡学会、日本義肢装具学会 等
[略歴]
東京大学において主として電子顕微鏡を用いた材料研究を行い、定年後は日産アーク(日産自動車の分析部門)の技術顧問。現在は理美容ハサミ製作所の技術顧問と大学/各種専門学校の講師を歴任中。
セミナー趣旨
また刃物の製造は中小企業が多いせいか、品質管理やメンテナンスは試行錯誤的に行われる傾向にあり、科学的な根拠(Science evidence)に基づいた製作を行っている企業は少ない。
そこで本講座では短い講義時間のなかで、身近な刃物の現況と最近の刃物事情について概観する。これらの視点から平易に解説する。
セミナー講演内容
1.刃物の歴史と金属の基礎知識
1-1.人類の進歩と刃物の進歩は付いてまわる
1-1-1.アイスマンの時代と日本刀の台頭
1-1-2.さびない鉄柱
1-1-3.鉄はなぜさびるのか
1-1-4.ステンレス鋼がさびにくいメカニズム
1-1-5 鋼材は安いモノから高いモノがある
1-2.A社とB社の出刃包丁の比較検討
1-2-1.光顕組織観察の手順と具体的方法
1-2-2.A社とB社の化学組成の違い
1-2-3.刃先の構造に違い(小刃があるいかないかで刃物寿命が変わる)
1-2-4.刃先部の引張応力と圧縮応力に伴う残留応力分布
1-2-5.マイクロビッカース硬さ分布の違い
1-3.日本刀における「刃文」の正体解明
1-3-1.調査した日本刀
1-3-2.日本刀の外観と炭素量分析
1-3-3.刃先部における星形マルテンサイト組織と硬さ
1-3-4.日本刀の中心部付近における光顕組織とビッカース硬さ分布
2.高級刃物ダマスカス鋼と疑似刃物ダマスカス鋼
2-1.ダマスチール鋼の波形模様と製造方法
2-1-1.ハンドブックからの出典と粘土積層による模擬模様
2-1-2.ダマスチール理美容ハサミの実態
2-2.偽ダマスカス鋼の刃物
2-2-1.ダマスカス鋼に見せた疑似ダマスチール包丁の実態
3.新しい刃物製作の試み
3-1.100均包丁とハサミは高級刃物と同じ特性を有するのか
3-1-1.刃先(切っ先)部と中心部のマイクロビッカース硬さ
3-1-2.100円包丁の刃先部と中心部における走査電子顕微鏡組織
3-1-3.刃先部に観察できたクロム欠乏層
3-2.組織観察による実測刃角度と3D測定マイクロスコープ測定による刃角比較
3-2-1.3D測定マイクロスコープとは
3-2-2.実測した各種刃物の刃角測定
3-2-3.3D測定マイクロスコープ(切断法)による各種刃物の刃角比較
3-3.機械加工を支える産業用刃物としての条件
3-3-1.金属を削る産業用刃物
3-3-2.バイト工具、ドリル刃の切れる秘密、金ノコの硬さと側面組織
3-4.超軽量そば切り包丁の発明ものがたりと特許取得までの経緯
3-4-1.刃物に必要な具備条件
3-4-2.軽量化に伴う鉄と軽量材料とのこれまでの接合法(TIG溶接、YAG溶接、レーザー溶接、超音波溶接など)
3-4-3.嵌合法による接合技術
3-4-4.特許と審査請求
3-4-5.超軽量そば切り包丁と超軽量理美容鋏の製作
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