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バイオマス利用のエタノール製造技術と課題

バイオエタノールの製造技術、コスト構造、事業評価などについて解説

受講可能な形式:【Live配信】のみ


 本セミナーでは、バイオマスを利用したバイオエタノール製造の技術やコストにおける課題を中心テーマとして、バイオマスを利用しようとする際に、検討しなければならない点について考察する。
日時 2025年1月29日(水)  13:00~16:30
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配布資料・PDFテキスト(印刷可・複製不可)
 ※PDFデータは、マイページよりダウンロードして頂くか、E-Mailで送付いたします。
  (開催前日~前々日を目安にダウンロード可、または送付)
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・地球の温暖化と温室効果ガスとの関係において把握しておくべき事項
・バイオマスの利活用における課題についての知識
・バイオエタノール製造技術の知識
・バイオエタノール製造事業の課題
・再生可能エネルギーの課題
対象・バイオマスを利用した事業について検討している方
・温室効果ガスの削減について検討している方
・第二世代のバイオエタノール生産プロセスに関心がある方

セミナー講師

本間技術士・特許事務所 代表 本間 憲之 氏

[プロフィール]
 1980年3月、早稲田大学理工学部土木工学科卒業。1980年4月 三井造船(株)(現(株)三井E&S)入社。2000年12月まで、モロッコ、米国、マレーシア、クウェート等海外向け石油化学プロジェクトに従事。その間、1985年~1986年 フランス政府技術給費留学。2001年1月~2016年9月、事業開発部門にて、土壌環境事業、遺棄化学兵器処理事業、バイオエタノール製造事業等に従事。2016年10月~2022年3月、知的財産部門で、発明創出、侵害対応、ライセンス契約、知財教育等に従事。2022年3月末、(株)三井E&S退職。2022年11月~、本間技術士・特許事務所設立。

[所属する団体]
 東京建築士会、日本技術士会、日本弁理士会

セミナー趣旨

 化石エネルギーから再生エネルギーへの転換を図る上で、欠くことのできないバイオマスの利用について、事業として検討する場合の課題について考察する。
 温室効果ガス削減のための技術としては、近年太陽光発電や風力発電が大きな話題となる反面、バイオマス利用については話題になることが少なくなってきている。しかし、太陽光や風力からは電気しか得ることができないのに対し、バイオマスは直接熱エネルギーとして利用できるだけでなく、バイオエタノールとして液体燃料として利用でき、化学品の原料ともなり得るカーボンニュートラルな資源である。また、バイオマスは資源の量としても人類の利用を満たすだけの量が賦存しているとされる。しかしその利用にはまだ様々な課題がある。
 本セミナーでは、バイオマスを利用したバイオエタノール製造の技術やコストにおける課題を中心テーマとして、バイオマスを利用しようとする際に、検討しなければならない点について考察する。

セミナー講演内容

1.化石エネルギーからの転換
 1.1 CO2と気候変動の関係
  ・CO2濃度と気温上昇との関連
  ・古気候学からみたCO2と気候変動
 1.2 現代社会の技術資産からの制約
  ・化石エネルギーに支えられた現代の技術資産
  ・経済活動とCO2排出

2.資源としてのバイオマス
 2.1 バイオマスとは
  ・バイオマスとカーボンニュートラル
  ・バイオマス利活用の持続性
 2.2 バイオマスのコスト
  ・バイオマス自体の費用
  ・バイオマス利活用の費用
 2.3 バイオマスの量的な制約
  ・量的拡大に伴う費用
  ・量的拡大と輸送距離

3.バイオエタノールの製造技術
  ・バイオマス原料と製造プロセス
  ・セルロース系原料の製造プロセス
  ・前処理工程と糖化工程
  ・製造装置の規模と課題

4.バイオエタノールのコスト構造
  ・原料ごとの製造コスト概要
  ・セルロース系原料のバイオエタノールのコスト構成
  ・公表資料に基づく製造コストの検討
  ・コスト低減の方向性

5.事業化における課題
  ・事業性評価の着眼点          
  ・事業規模の検討
  ・補助金と事業の持続可能性
  ・欧州のある事業者の戦略

6.他の再生可能エネルギーの課題
  ・太陽光発電の課題
  ・風力発電の課題

7.ソフトエネルギーパス再考
  ・エネルギー資源の多様化

□ 質疑応答 □