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細胞外小胞(EV)製剤開発にむけた
薬物送達技術と製造・品質の課題

EVに関する規制動向と製造・品質管理のトレンドと改変EVの可能性

〔3部構成による複数講師講座〕
第1部「細胞外小胞(EV)を基盤とした薬物送達技術と機能性ペプチドの活用」

細胞分泌小胞の基礎(分泌・細胞内移行機序や発現・内包分子、単離と可視化技術等)、薬物送達技術(タンパク質発現系・ペプチド修飾によるエクソソーム機能化、薬物内包技術等)について、基礎研究における実験のコツや実践的な技術内容も含めて解説!
第2部「EV製剤開発の課題と改変EVの可能性」

EVに関する基礎知識。期待される有効性と安全性。議論されているEVの用途や研究の出口。ガイドラインや法規制の情報と実際に非臨床研究、製造・品質管理法の研究を取り組んだ中で得られた経験に基づくEV研究の面白さと難しさを紹介!
第3部「治療薬としての細胞外小胞(EV)の製造スケールアップと製法変更時/同等性/同質性評価の留意点」

EV製剤を開発するうえで、開発中のスケールアップなどの製法変更は避けられない。製法変更時の課題のうち、EV特有の課題に焦点を当て、最新の業界動向や自社の開発経験を解説!

受講可能な形式:【ライブ配信(アーカイブ配信付)】or【アーカイブ配信】
日時 【ライブ配信受講】 2026年3月13日(金)  10:15~16:45
【アーカイブ配信受講】 2025年3月30日(日)  まで受付(配信期間:3/30~4/13)
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
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※当社Webサイトからの直接申込み限定です。
特典ライブ(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。聞き逃しや振り返り学習に活用ください。
(アーカイブ配信については、「オンライン配信」項目を参照)
配布資料ライブ配信受講:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
  ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
   開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
   Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

アーカイブ配信受講:製本テキスト(開催日を目安に発送)
オンライン配信Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
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(アーカイブ配信は、配信日に表示されます。)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

第1部(10:15~12:30)
「細胞外小胞(EV)を基盤とした薬物送達技術と機能性ペプチドの活用」

大阪公立大学 大学院理学研究科 生物化学専攻 教授 博士(薬学) 中瀬 生彦 氏 【講師紹介】

 [兼任]
 大阪公立大学 研究推進機構 ケミカルバイオロジー研究所 所長
 大阪公立大学 研究推進機構 LAC-SYS研究所 所長補佐

第2部(13:30~15:00)
「EV製剤開発の課題と改変EVの可能性」

ロート製薬(株) 再生医療研究企画部 細胞機能グループ 薬理評価チーム リーダー 倉田 隼人 氏 ≫【講師紹介】

第3部(15:15~16:45)
「治療薬としての細胞外小胞(EV)の製造スケールアップと製法変更時/同等性/同質性評価の留意点」

(株)EXORPHIA CMC開発部 部長 田村 健一 氏 ≫【講師紹介】

セミナー講演内容

第1部(10:15~12:30)
「細胞外小胞(EV)を基盤とした薬物送達技術と機能性ペプチドの活用」

[趣旨]

 本講演では、エクソソームの産生機構・細胞間コミュニケーションの基礎、及び、単離エクソソームを用いた薬物送達法の世界的な動向を中心に、我々の成果を含めた研究・技術紹介を行います。また、将来の実用化に向けた課題についても議論します。実際の基礎研究における実験のコツや、合成ペプチドを用いたエクソソーム機能化等の実践的な技術内容も含めてお話します。

[得られる知識]

講演項目に関わる知見と技術:細胞分泌小胞の基礎(分泌・細胞内移行機序や発現・内包分子、単離と可視化技術等)、薬物送達技術(タンパク質発現系・ペプチド修飾によるエクソソーム機能化、薬物内包技術等)
 
[講演項目]

 1.細胞分泌小胞の基礎
 1-1. 細胞分泌小胞の種類
 1-2. エクソソームにおけるタンパク質発現・内包分子
 1-3. エクソソームの分泌・細胞内取り込み機構
 1-4. 単離技術の長所・短所
 1-5. エクソソーム可視化技術(蛍光検出)の長所・短所
2.エクソソームを基盤とした薬物送達技術の開発動向
 2-1. エクソソームを基盤とした薬物送達の世界的動向
 2-2. タンパク質発現系を用いたエクソソーム送達機能化
 2-3. ペプチド修飾によるエクソソーム機能化技術
 2-4. ペプチド合成の基礎
 2-5. エクソソーム技術に有用なBioconjugate Chemistry
 2-6. エクソソームへの薬物内包技術
3.マイクロベシクルを基盤とした薬物送達技術
 3-1. マイクロベシクルを基盤とした薬物送達の世界的動向
 3-2. ペプチド修飾によるマイクロベシクル機能化技術
4.薬物送達における実用化に向けた課題
5.まとめと将来展望

□質疑応答□
 
第2部(13:30~15:00)
「EV製剤開発の課題と改変EVの可能性」

[趣旨]

 エクソソーム・細胞外小胞(EV)の実用化に向けた研究開発が、活発化しています。EV研究のソースとして哺乳類細胞のみならず細菌や植物も用いられ、その研究開発の出口としては、医療用から化粧品など多岐にわたります。本講座では、行政やアカデミアの動向も踏まえたEV製剤開発の課題と改変EVの可能性について弊社の経験も含めて紹介させて頂きます。

[得られる知識]

EVに関する基礎知識。期待される有効性と安全性。議論されているEVの用途や研究の出口。ガイドラインや法規制の情報と、実際に非臨床研究、製造・品質管理法の研究を取り組んだ中で得られた経験に基づくEV研究の面白さと難しさを紹介。

[講演項目]

1.エクソソーム・細胞外小胞(EV)の概略
 ・EVの特性など
 ・がん領域と再生医療領域のEV
 ・EVのソース
 ・EVの用途
 ・ポジションペーパー等
2.EVの有効性と安全性
 ・有効性及び安全性
 ・作用機序
 ・臨床研究と業界状況
 ・関連法規
 ・再生医療か?バイオ医薬か?
 ・懸念と行政・学会の動き
3.EVの製造と品質(間葉系幹細胞を例に)
 ・間葉系幹細胞(MSC)
 ・参考となるガイドライン等
 ・Quality by Designで考える
 ・製造工程について
 ・品質管理について
 ・改変EVの可能性
□質疑応答□
 
第3部(15:15~16:45)
「治療薬としての細胞外小胞(EV)の製造スケールアップと製法変更時/同等性/同質性評価の留意点」

[趣旨]

 EV製剤を開発するうえで、開発中のスケールアップなどの製法変更は避けられない。製法変更時の課題のうち、EV特有の課題に焦点を当て、最新の業界動向や自社の開発経験を解説する。

[得られる知識]

・EVに関する規制動向
・EVの製造及び品質管理のトレンド

[講演項目]

1.EV製剤をどう定義するか
2.EVガイダンス等の発行状況
3.EV大量製造のトレンドと課題

 a. アップストリーム工程
  i. 培養系のスケールアップ
  ii. 細胞の活性の管理
  iii. 原材料の不純物の低減
 b.ダウンストリーム工程
  i. 精製・濃縮系のスケールアップ
  ii. 目的物の純度評価法の確立
  iii. EVの活性の管理方法の確立
□質疑応答□