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固体高分子材料の動的粘弾性測定

― 実験データ・チャートの正しい読み取り、試験片の準備、測定手法の検討、装置の校正・メンテナンス ―

視聴期間:申込日から10営業日後まで(期間中は何度でも視聴可)
高分子材料のための粘弾性測定ノウハウを徹底解説
 ●動的粘弾性測定(装置)の基本原理と典型的な測定方法
 ●粘弾性測定データの見方と解釈のポイント
 ●高分子の分子構造と粘弾性挙動の関係。分子量・架橋・結晶度・複合材料・熱などの影響因子
 ●試験片の準備や測定条件の設定など、正確なデータを得るための注意点
 ●「もっとも正しいであろう結果」を得るための装置のメンテナンス
 ●測定技法によるガラス転移温度の違い   
 など装置や原理の基本から測定ノウハウ、装置のメンテナンスまで幅広く解説します。
 
過去に受講した方からこんなお声をいただいております 
 ・粘弾性測定によりどの様な知見が得られるかが分かって良かった。測定時のノウハウも知ることができて良かった。
 ・基礎知識を丁寧に講義頂き、大変参考になった。
 ・初心者にもわかりやすく、動画なども用いて説明し、図解資料も多く、とても理解しやすかった
 ・一般的な例を多く挙げていただいた印象で、初歩的な講義として大変分かりやすかった。
日時 2024年11月28日(木)  23:59まで申込み受付中/【収録日:2024年6月28日(金) 】※映像時間:4時間14分
会場 オンライン配信  
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受講料(税込)
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 ※セミナー資料はお申込み時にご指定の住所へ発送させていただきます。
 ※申込み日から営業日3日までに発送いたします。
講師メールアドレスの掲載:無
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備考※WEBセミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
※講師の所属などは、収録当時のものをご案内しております。
得られる知識・高分子の粘弾性挙動とは
・動的粘弾性測定(装置)の原理
・高分子の分子構造と粘弾性挙動との関係とチャートの見方・解釈のしかた
・より正確なデータを得るための測定上の注意点 
・より正確なデータを得るための装置の保守管理

セミナー講師

(株)日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ 主任 大久保 信明 氏 
専門 : 熱分析,動的粘弾性測定
所属学会 : 高分子学会,日本ゴム協会,日本レオロジー学会

セミナー趣旨

 動的粘弾性測定は、高分子材料の硬さ柔らかさ、またはガラス転移温度などを定量的に測定できることのみならず、高分子の分子運動や分子構造に関する情報を得ることができることから、ゴムやプラスチックまたは複合材料などの高分子材料の分析・試験・評価に欠かせない測定手法として広く利用されています。
 本講では固体高分子材料の動的粘弾性測定について、基本原理を平易に解説するとともに、典型的な測定例を紹介しながら粘弾性測定チャートの見方・解釈のしかたのポイントを解説します。また、測定の目的に対してより正確なデータを得るための測定条件の考え方・決め方、試験片の準備・チャッキング等の測定上の注意点、および常に「もっとも正しいであろう結果」を与えてくれる状態を維持するための装置の保守・管理について解説します。

セミナー講演内容

1.動的粘弾性の概要
 1.1 弾性と粘性
 1.2 粘弾性挙動
 1.3 変形モード
 1.4 緩和の種類

2.動的粘弾性データ解析の基本
 2.1 温度分散と周波数分散
 2.2 ガラス転移温度
 2.3 はずむゴムとはずまないゴム (tanδとは)
 2.4 見かけの活性化エネルギー
 2.5 マスターカーブ
 
3.粘弾性特性に及ぼす分子構造の影響
 3.1 高分子材料の力学的性質に影響を及ぼす因子
 3.2 分子量の影響
 3.3 架橋の影響
 3.4 結晶形態と結晶度の影響
 3.5 可塑化の影響
 3.6 共重合の影響
 3.7 ポリマーブレンド
 3.8 分子配向の影響
 3.9 複合材料
 3.10 熱硬化性樹脂
 3.11 熱履歴の影響
 3.12 湿度の影響
 3.13 動的粘弾性測定によって得ることのできる知見
 
4.測定のノウハウ
 4.1 変形モードの選択
 4.2 試験片の準備
 4.3 形状因子グラフ
 4.4 試験片のチャッキング
 4.5 測定条件の設定
 
5.粘弾性測定装置の保守管理
 5.1 装置のチェック
 5.2 装置校正(キャリブレーション)
 5.3 装置のメンテナンス
 
6.【参考】測定技法によるガラス転移温度の違い