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木材化学の基礎と応用:
木質バイオマスの成分分離技術と機能性材料の創出

セルロース・ヘミセルロース・リグニン中の化学成分の性質・特徴、化学反応、
それぞれの木材成分の利用や機能性材料の合成など。

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
植物ベースの材料開発に必要となる木材化学の基礎から、
植物の種類による化学成分の差異(性質や特徴)、木材成分の単離法と利用、
木質バイオマスの成分分離、機能性材料の合成例などについて解説します。
日時 2025年4月15日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
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定価:本体45,000円+税4,500円
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  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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  ※他の割引は併用できません。
配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、マイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[4/16~4/22]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※視聴ページは、終了翌営業日の午前中にはマイページにリンクを設定する予定です。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・木材の化学
・木材中の化学成分の性質と特徴
・セルロース、ヘミセルロース、リグニンの化学反応
・植物ベースの機能性材料の幾つかの例
対象植物ベースの材料開発に関心のある民間企業の研究者など、例えば、企業等で新たにバイオマス材料を扱い始める方が、植物材料の特徴について基礎的な知見を得る上で役立つと考えます。

セミナー講師

京都大学 大学院農学研究科 森林科学専攻 複合材料化学分野 教授 博士(農学) 上高原 浩 氏
専門:セルロース化学、複合材料化学
平成  8年  3月 京都大学博士(農学)
平成30年12月 京都大学大学院農学研究科教授
令和  5年  7月 セルロース学会賞
ホームページ: https://www.fukugou.kais.kyoto-u.ac.jp

セミナー趣旨

 木材等の植物材料を反応させるためには、様々な予備知識が必要である。植物の種類の違いは、化学反応の反応性に大きな影響を及ぼす。植物の種類により、細胞の種類や形態が大きく異なる。そのため、石油ベースの材料開発に必要な知識に加え、木材化学に関する知識は材料開発の大きな助けとなる。
 本講演では、演者の経験に基づき、講演項目に記された木材化学の基礎からお話しする。 次いで、従来の技術と対比させつつ、演者らが開発した木質バイオマスの成分分離技術を解説する。演者らの機能性材料の合成例についても概説する。

セミナー講演内容

1.木材化学の基礎
 1.1 植物の細胞壁構造
 1.2 植物の種類による化学成分の違い
 1.3 セルロース
 1.4 ヘミセルロース
 1.5 リグニン
 
2.木材成分の単離法-パルプ化
 2.1 クラフト法
 2.2 サルファイト法
 
3.木材成分の利用
 3.1 セルロースの利用
 3.2 ヘミセルロースの利用
 3.3 リグニンの利用
 
4.木質バイオマスの成分分離
 4.1 低分子への分解を経た成分分離
 4.2 低分子への分解を経ない成分分離
 
5.機能性材料の創出
 5.1 セルロース系機能性材料
 5.2 ヘミセルロース系機能性材料
 5.3 リグニン系機能性材料

 □質疑応答□