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水素貯蔵材料の基礎・応用、水素利用における経済性評価

水素製造・貯蔵のコスト・経済性と水素貯蔵材料の新たな用途展開

受講可能な形式:【Live配信】のみ
 本セミナーでは、水素貯蔵材料の特性や種類、また、その開発指針や評価方法などに触れつつ、水素製造や水素貯蔵のコスト構造を示す。さらに水素貯蔵材料の新たな用途展開について紹介する。
日時 2025年3月18日(火)  10:30~16:30
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配布資料・PDFテキスト(印刷可・複製不可)
  ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・水素製造・貯蔵におけるコスト試算の考え方
・効率的な水素貯蔵材料の技術開発
・水素貯蔵材料の新たな用途展開
・アンモニアによる水素貯蔵・水素利用に関する技術
対象・エネルギーについて長い視点で計画を立てている方
・再エネを事業としてさらに導入することを想定している部署に所属されている方
・大学で習得する初級レベルの物理化学、熱力学、電磁気学の知識をお持ちの方
 ※ 予備知識がなくても受講頂けます。予備知識がない方は予めご連絡下さい(申込時に通信欄に記載下さい)。

セミナー講師

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授 博士(学術) 市川 貴之 氏

[専門]
 材料工学
[略歴]
 2002年 広島大学大学院生物圏科学研究科 博士課程後期修了,博士(学術)
 2002年 広島大学総合科学部 助手
 2006年 広島大学先進機能物質研究センター 准教授
 2017年 広島大学大学院工学研究科 教授
 2020年 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授(改組による)

研究室HP: http://hydrogen.hiroshima-u.ac.jp/
ResearcherID: https://publons.com/researcher/2862235/takayuki-ichikawa/

セミナー趣旨

 2050年にカーボンニュートラルを実現するためには、再エネの主力電源化と、低コスト「グリーン水素製造」の普及を避けて通ることはできない。また、再エネの偏在性や変動性を補うためにも、広義の「水素」、すなわち、アンモニア、メチルシクロヘキサン、メタノールなどのエネルギーキャリアを効果的に利用する必要がある。水素を簡便に高密度化する手法としては、水素貯蔵材料が知られるが、これらを扱う上で欠かせない熱力学や動力学の基礎的な内容について説明しつつ、材料の分析手法や用途に応じた材料の選定方法についても詳細に説明を行いたい。これらに加え、水素キャリアとしてのアンモニアにも注目し、簡便な水素の取り出し方などについても触れていきたい。

 本セミナーでは、水素貯蔵材料の特性や種類、また、その開発指針や評価方法などに触れつつ、水素製造や水素貯蔵のコスト構造をできるだけシンプルに示し、水素貯蔵材料の新たな用途展開について詳しく紹介したい。

セミナー講演内容

1.水素利用社会の意義
 1.1 水素かバッテリーか?
 1.2 素材としての水素
 1.3 エネルギーとしての水素

2.水素製造・貯蔵のコスト
 2.1 水素製造コスト 
 2.2 水素貯蔵コスト
 2.3 カーボンリサイクル技術とそのコスト構造

3.水素の貯蔵技術
 3.1 水素の基本的性質
 3.2 エネルギーキャリアとその課題
 3.3 水素貯蔵材料における学術ミニマム
 3.4 水素貯蔵材料の種類と特徴
 3.5 水素貯蔵材料の特性評価技術
 3.6 無機系水素貯蔵材料
 3.7 水素貯蔵材料としてのアンモニア
 3.8 水素吸蔵合金を用いた水昇圧技術
 3.9 水素吸蔵合金を用いた蓄熱技術

4.まとめと今後の展望

□ 質疑応答 □