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自社技術のノウハウ秘匿および特許出願の選択指針と
オープン&クローズ戦略の進め方

特許実務上および事業戦略上における考え方を詳説

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
 
─── 新たに開発した 重要な技術・製品をどう活用すべきか ───
その岐路で判断・選択に役立つ情報を提供

特許実務として 特許出願するか、ノウハウとして秘匿するかの場面と
事業戦略として「オープン&クローズ戦略」をどう進めるか、の場面とで考えていきます。

花王では入浴剤バブなどヒット商品を開発し、大王製紙では知的財産部門を立上げ、執行役員知的財産部長を務めるなど、
開発現場と知財部門との現場経験豊かな講師が分かりやすく解説します。

日時 2025年1月23日(木)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
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配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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セミナー視聴はマイページから
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アーカイブ(見逃し)配信付き
視聴期間:1/24PM~1/30予定
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

よろず知財戦略コンサルティング 代表 医学博士 萬 秀憲 氏
【専門】知的財産戦略その他知的財産関連のコンサルティング/家庭紙製品、医薬部外品、化粧品等の商品開発のコンサルティング
花王(株)にて医薬部外品、化粧品等の商品開発に従事。大王製紙(株)にて家庭紙製品の商品開発に従事、知的財産部門を立上げ、執行役員知的財産部長などを務めた。退職後、よろず知財戦略コンサルティング代表、現在に至る。
日本知的財産協会 特許委員会小委員長,ライセンス委員会委員、紙パルプ技術協会特許委員会委員、ナノセルロースフォーラム知財戦略ワーキンググループ委員などを歴任。
社内の通常業務として審査官、審判官との面接審査を多数実施すると共に、特許庁審判官、審査官らと下記のような様々な交流を行った。
・2005年~2019年、大王製紙(株)において、会社と特許庁審査部との意見交換会を毎年実施。       
・2006年~2019年、紙パルプ技術協会特許委員会へ参加し、業界と特許庁との意見交換会、特許セミナー等を毎年実施。
・2010年~2012年、日本知的財産協会特許委員会と特許庁、裁判所との意見交換会に参加。同委員会からの派遣で、特許庁審査官の中堅研修、特許庁審判部「審判実務者研究会」(当初は「進歩性検討会」)等に参加。
2021年から、知財ガバナンス研究会サポーター(知財・無形資産専門調査・コンサルティング会社等分科会メンバー、知財・無形資産経営分科会アドバイザー)。

セミナー趣旨

 新しく開発した自社の重要な製品・技術をどう活用するのが良いかを考えることは非常に重要です。まず迫られるのは、新しく開発した自社の重要な製品・技術を、特許出願するか、ノウハウとして秘匿化するかの特許実務における選択の場面です。特許実務においては、特許出願することが基本的な考え方ですが、発明を公開することになります(「オープン戦略」)。第三者がその発明を追随できない場合や、模倣したことが確認できない場合は、発明を公開する不利益を回避するため、あえて出願せず秘密情報として秘匿する「クローズ戦略」を採用することも重要です。
 一方、新しく開発した自社の重要な製品・技術を、事業戦略上どう活用するかを考える場面も重要です。この場面では、上記の特許実務における「オープン戦略」「クローズ戦略」とは異なる概念で使われています。「オープン戦略」とは技術や特許を他社に実施許諾して広く開放する戦略、「クローズ戦略」とは技術や特許を開放せずに他社に実施させないことを意味しており、事業戦略上の「クローズ戦略」は、特許実務上の「クローズ戦略」における「特許出願せずノウハウとして秘匿する」ことと、「特許出願し他社に使わせない」(特許実務上の「オープン戦略」の一部)ことを含むことになります。事業戦略としては、「オープン戦略」と「クローズ戦略」を組み合わせた「オープン&クローズ戦略」が推奨されます。技術の一部を他社も自由に使えるようにすることで技術の普及・市場規模の拡大をはかり、技術の一部を自分しか使えないようにすることでシェアの維持・利益の向上をはかる戦略です。
 本セミナーでは、新しく開発した重要な製品・技術をどう活用するのが良いかを、特許実務としての特許出願するかノウハウとして秘匿するかの場面で、事業戦略として「オープン&クローズ戦略」をどう進めるかの場面で、どう考えればよいかを解説します。

セミナー講演内容

1.特許出願するべきか否かの判断基準・考え⽅
 1.1 出願時の価値評価の重要性
 1.2 出願時における価値評価
   1) 事業的価値の評価 
   2) 技術的価値の評価 
   3) 特許的価値の評価
 1.3 先⾏技術調査による権利化可能性の評価
 1.4 他社牽制効果の評価
 1.5 ライセンス可能性の評価
 1.6 出願・ノウハウ秘匿の基準
 1.7 出願・ノウハウ秘匿の決定までの⼿順
 1.8 出願・ノウハウ秘匿の決定後の知財戦略
 1.9 花王における出願時の価値評価
 1.10 ⼤王製紙における出願時の価値評価

2.事業戦略上のオープン&クローズ戦略
 2.1 オープン&クローズ戦略の進め方
   1) オープン戦略
   2) クローズ戦略
   3) オープン&クローズ戦略
   4) 自社のコア技術の創り方、育て方
   5) コア技術の秘匿化、知財の占有化
   6) 自社技術のオープン化
   7) 自社ニーズのオープン化
 2.2 事例紹介

  □質疑応答□