海外査察対応のプロが教える
ネイティブが使う現場の英語表現2500
<職場の会話・会議、email/報告書>
~医薬品企業だけでなく、あらゆる業種の企業にて役立つ~
~学校では習わない、全て海外もしくは海外の方とのやりとりで身に着けた”生きた”単語や表現を紹介~
~これから海外赴任を考えている方はもちろん、グローバルに仕事を行う方々に幅広くお勧め~
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著者 | ■高島 平幸 (たかしま ひらゆき) フィラーシステムズ(株) 医薬品・医療機器 品質コンサルタント 【略歴】 ・ アステラス製薬(株)(藤沢薬品工業(株))にて,製剤研究所,高岡工場, フジサワUSA(シカゴ)勤務を経てグローバル品質保証に携わる。 ・ その後,アークレイ(株)にて品質保証・安全管理・薬事業務の統括に就いた後, 現所属となり,GMP,GQP,GDPを始めGXP全般についてIT関連も含めた コンサルティング活動を行っている。 【専門/主な業務】 ・医薬品:製剤処方設計・無菌製剤製造・品質保証・FDA対応 ・医療機器,体外診断薬:品質保証・安全管理・薬事・FDA対応 |
---|---|
発刊日 | 2022年5月27日 |
体裁 | A5判並製本 244頁 |
価格(税込)
各種割引特典
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2,310円
( E-Mail案内登録価格 2,310円 )
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定価:本体2,100円+税210円
E-Mail案内登録価格:本体2,100円+税210円
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(送料は当社負担)
※Email案内登録価格・アカデミー割引価格などの割引はございません。 |
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ISBNコード | 978-4-86428-252-9 |
Cコード | C3047 |
学校で習う英語から離れて海外に飛び込めば,
あふれるほどイメージを取り入れた慣用句(idiom)が現地では使われています。
‘Put the cart before the horse’:「あべこべ」,「やり方が逆だ」,「本末転倒」
‘Apples and oranges, apples and apples’:「種類が違うので単純に比較できない」 などなど
以下に,普段使いの言い回しを10問選びました。英文と日本語訳の意味が皆さんの思っている通りであれば「合格」です。そうだったかなぁというのが,いくつもあれば少し努力がいります。
質問1 That's it for today.
今日はそこまで。(お互いに内容がわかっているとき)
質問2 You asked for it.
自分がやったんだからしょうがないよね。自分の蒔いた種だからね。
質問3 You've got it right?( = That's right, isn't it?)
その通りやね? そうだよねー。
質問4 I can't figure it out how to do something. It is so complicated.
複雑すぎて,どうやったらよいかわからないよ。
質問5 I have my hands full all the time.
いつも忙しいよ。手がふさがっているよ。
質問6 It's up to you.
あなたの判断に任せる。あなた次第だよ。
質問7 That's just the way it is.
それしかないよ。仕方ないよ。
質問8 This(It)just isn't my day.
ついてないなぁ。今日は調子悪いな。何やってもあかんわ。
質問9 Those were the days.
あの頃はよかったなぁ。あの頃は楽しかったなぁ。
質問10 So are you.( = You are too.)
あなたもね。
本書をお読みいただき,現地で使う暮らしや職場での英語表現と, 正式に使用する表現の一端に触れていただき, 皆さんの「スイッチ」を押すお手伝いができれば幸いです。 どこからお読みいただいても現地の雰囲気が伝わることを期待しています。 |
書籍趣旨
本書の章立て第1章 ネイティブと交わす暮らしと仕事場でのやりとり
|
まえがき
世界中から商品が手元に届く。グローバル企業と呼ばれる会社では,本拠地がどこにあるかわからない。様々な国の方々が,連絡を取り合ってビジネスを行う。そして企業の中にいてもいなくても,英語は耳に入ってきます。IT 技術の深化を感じつつ,何かもどかしさにとりつかれる。あと一歩グローバルの中に身を置けない,でも何かやってみたいという人は,少なからずいると思います。
もし,「横文字がね…」と言う人がいたらぜひページをめくってください。縦書きでも横書きでも人間の発想は同じ由来のものが多いです。もともと,文字は象形文字から始まっています。鳥や象はその形から簡略化された形を文字に,人間はそれらの形やイメージから想像し得ることを表現に取り入れています。
そして,人間の行動でも何か変だなということを言葉で表現するために,イメージを取り入れ慣用句(idiom)として使っています。英語も同じです。学校で習う英語から離れて海外に飛び込めば,あふれるほどそういう言葉が現地では使われています。
‘Put the cart before the horse’という表現をシカゴに赴任してほどなく学びました。
「あべこべ」,「やり方が逆だ」,「本末転倒」というような意味ですが,なるほどと思いました。
馬は,後ろに進めないので的を射ています。
日本ではこういう表現はしません。日本にいても「あべこべ」の語源など考えたこともないですね。英語圏の方も同様に無意識にこのような表現を使っているはずです。
打ち合わせの場では,よく‘Apples and oranges, apples and apples’など,会話の中に挟んでいました。なるほど,「種類が違うので単純に比較できない」と言っているのだなと,そのときは感心しました。
こんな表現は日本語にはないぞと。それから,いろいろな面白い表現をノートに残し始めました。会話やE メールで気軽に連絡を取り合うときの表現や,正式な報告書や書面で使う英語など,知らない間にずいぶんたまってきました。赴任から数えて30年くらい経ちますが,いまだに新しい言葉や表現に惹かれます。
最近でも,街頭でのインタビューでMLB(メジャーリーグベースボール)の大谷選手のことを,
How do you compare apples and oranges? と言っていました。MVP 争いについて,ホームラン王と二刀流を「どう比較するの,できないでしょ」というニュアンスがよく伝わりました。
本書で紹介している単語や表現は,全て海外もしくは海外の方とのやりとりで見聞きしたもので,仕事をしているときに各種専門雑誌や医薬品規制当局が使う言葉や表現などで目についたものも含めています。もちろん仕事で使う英語と暮らしで使う英語の間に明確な違いはありません。両方を学び,使い分けていくのが,英語的にものを考える早道だと思います。よく「グローバルマインドの醸成」と言いますが,このあたりにヒントが隠されているのかなとも思います。
そういう私も完璧な英語は使えませんし,いまだに“L”と“R”の発音はうまく伝わっているとは思えません。日本に在住している外国の方の話し方は何十年経っても日本語の抑揚の違いが私たちにわかるように,海外の英語圏で育たない限り,ネイティブになりきるのは難しいです。しかしながら,活字になっているものはいくらでも現地の英語に近づけます。
本書をお読みいただき,現地で使う暮らしや職場での英語表現と,正式に使用する表現の一端に触れていただき,皆さんの「スイッチ」を押すお手伝いができれば幸いです。どこからお読みいただいても現地の雰囲気が伝わることを期待しています。
目次
第1章 ネイティブと交わす暮らしと仕事場でのやりとり
1. ひとたび国際線に搭乗すれば,そこは海外です
2. 日本人同士の笑い話
3. 現地の同僚と,毎日どんな挨拶や言葉を交わすの? 昼時は?
4. 職場に行くと,日本の学校では一つも習わなかった面白い表現にあふれていた
5. レストラン,会食中に交わされる言葉。これも仕事の一部です
6.買い物での英語
7. 英語の勉強のためにBad taste jokeを教えてくれた友人もいた
第2章 日常の職場で使う英語,会議の英語は,まず短い表現を身につけよう
1. 日々の努力で差がつきます。そのコツは?
1.1 昔は,手紙・書状の英文事例集で学びました。今はEメールのやりとりこそ一番力がつきます
1.2 ややくだけた言い回し,どう伝えるかの自分なりの工夫をします
1.3 会話に使える英語と,文書で使うのによい表現を意識します
2. 内輪だけの会議などで使われるカジュアルな表現,あるいはカジュアルすぎる表現
2.1 普段使いの英語(カジュアルな言い回し・単語)
2.2 職場などでは使用を控えなければいけない言葉だが,時々気が緩めば使っている
2.3 仕事を辞める,仕事内容を評価する,また転職にもかかわるいろいろな表現がありますので,
覚えておくに越したことはありません
第3章 ビジネスの会議やプレゼンテーションでの好ましい表現・単語
1. ビジネスで正確に相手に伝える
1.1 会議中,無口で通さないために
1.2 的確に伝えるための工夫と表現
1.3 本物の英語らしくなってくる接続表現
2. 今までに出会った印象に残る表現
3. アメリカの方々もビジネスの場で適切な言葉遣い,ポジティブな言葉遣いを学んでいる
4. ビジネスの場で使うのにふさわしい単語・熟語表現
4.1 打ち合わせや会議でよく出てくる単語・表現
4.2 よく使われる単語や言い回しを,一つでも多く取り込んでいこう
4.3 一言付け加えるだけで,雰囲気や状態を的確に伝えられる単語(形容詞や副詞)
4.4 仕事でタイミングよく使えると,自信がついてくる単語・表現
5. 技術的なディスカッションや会議などで使われる単語や表現を抜き出してみました
6. 医薬品規制当局が使用している独特な表現
第4章 聞き取れると面白い表現・言い回し
1. 生き生きとした表現
2. なるほどと感心する表現
2.1 文化の違いを感じる英語表現
2.2 仕事で使われる比喩として面白い表現
3. やはり知っておいたほうが,賢明だなと思う単語や熟語
3.1 make,run,getに関連する熟語
3.2 con-で始まる単語
3.3 簡単な言い方だが,意外と難しいhandを使った表現
第5章 インパクトの強い単語や言い回し
1. インパクトの強い単語
1.1 本来の英語ではない外来単語
1.2 仕事でも日常でも出てくる語呂合わせのような言葉
1.3 こんなふうに使うこともあるのだなという単語や言い回し
2. 知っているだけでよい単語や言い回し
2.1 何かの拍子にポンと出てくる単語や言い回し
2.2 やや下品な言葉だがよく耳にする言葉
2.3 簡単なようで,わかりにくい言い回し
2.4 擬人化した表現と,色と音のイメージ
2.5 服に関連する比喩表現
3. 英語の略号
4. 出会う頻度が少ない言葉の数々
4.1 いつかどこかで出くわすと思う単語や表現
4.2 その他の比喩を含む表現
4.3 日常で耳にする不思議な感じのする単語や言い回し
5. 英語勘を養うには,やはり外せないもの
5.1 仕事にまつわる表現例
5.2 英語の直訳では,日本語で意味が取りにくい表現の数々
5.3 聞いて理解できれば十分と思える表現
6. 毎日使うことはないが,重要と思う単語や言い回し
6.1 単語を,動詞,形容詞・副詞,名詞に分けて,挙げていきます
6.2 ここまで取り上げていなかった熟語や言い回し表現をまとめて挙げます
第6章 趣味が語彙を豊富にし,ビジネスの潤滑油になる
1. パーティや会食を楽しくするコツ
2. ワインを通じて一歩近づく
3. 音楽を通じてお互いの文化を理解する
4. スポーツ MLBの発信内容
5. アンティークにもその国の歴史が反映されている
あとがき(Author's note) Postface
書籍趣旨
本書の章立て第1章 ネイティブと交わす暮らしと仕事場でのやりとり
|
まえがき
世界中から商品が手元に届く。グローバル企業と呼ばれる会社では,本拠地がどこにあるかわからない。様々な国の方々が,連絡を取り合ってビジネスを行う。そして企業の中にいてもいなくても,英語は耳に入ってきます。IT 技術の深化を感じつつ,何かもどかしさにとりつかれる。あと一歩グローバルの中に身を置けない,でも何かやってみたいという人は,少なからずいると思います。
もし,「横文字がね…」と言う人がいたらぜひページをめくってください。縦書きでも横書きでも人間の発想は同じ由来のものが多いです。もともと,文字は象形文字から始まっています。鳥や象はその形から簡略化された形を文字に,人間はそれらの形やイメージから想像し得ることを表現に取り入れています。
そして,人間の行動でも何か変だなということを言葉で表現するために,イメージを取り入れ慣用句(idiom)として使っています。英語も同じです。学校で習う英語から離れて海外に飛び込めば,あふれるほどそういう言葉が現地では使われています。
‘Put the cart before the horse’という表現をシカゴに赴任してほどなく学びました。
「あべこべ」,「やり方が逆だ」,「本末転倒」というような意味ですが,なるほどと思いました。
馬は,後ろに進めないので的を射ています。
日本ではこういう表現はしません。日本にいても「あべこべ」の語源など考えたこともないですね。英語圏の方も同様に無意識にこのような表現を使っているはずです。
打ち合わせの場では,よく‘Apples and oranges, apples and apples’など,会話の中に挟んでいました。なるほど,「種類が違うので単純に比較できない」と言っているのだなと,そのときは感心しました。
こんな表現は日本語にはないぞと。それから,いろいろな面白い表現をノートに残し始めました。会話やE メールで気軽に連絡を取り合うときの表現や,正式な報告書や書面で使う英語など,知らない間にずいぶんたまってきました。赴任から数えて30年くらい経ちますが,いまだに新しい言葉や表現に惹かれます。
最近でも,街頭でのインタビューでMLB(メジャーリーグベースボール)の大谷選手のことを,
How do you compare apples and oranges? と言っていました。MVP 争いについて,ホームラン王と二刀流を「どう比較するの,できないでしょ」というニュアンスがよく伝わりました。
本書で紹介している単語や表現は,全て海外もしくは海外の方とのやりとりで見聞きしたもので,仕事をしているときに各種専門雑誌や医薬品規制当局が使う言葉や表現などで目についたものも含めています。もちろん仕事で使う英語と暮らしで使う英語の間に明確な違いはありません。両方を学び,使い分けていくのが,英語的にものを考える早道だと思います。よく「グローバルマインドの醸成」と言いますが,このあたりにヒントが隠されているのかなとも思います。
そういう私も完璧な英語は使えませんし,いまだに“L”と“R”の発音はうまく伝わっているとは思えません。日本に在住している外国の方の話し方は何十年経っても日本語の抑揚の違いが私たちにわかるように,海外の英語圏で育たない限り,ネイティブになりきるのは難しいです。しかしながら,活字になっているものはいくらでも現地の英語に近づけます。
本書をお読みいただき,現地で使う暮らしや職場での英語表現と,正式に使用する表現の一端に触れていただき,皆さんの「スイッチ」を押すお手伝いができれば幸いです。どこからお読みいただいても現地の雰囲気が伝わることを期待しています。
目次
第1章 ネイティブと交わす暮らしと仕事場でのやりとり
1. ひとたび国際線に搭乗すれば,そこは海外です
2. 日本人同士の笑い話
3. 現地の同僚と,毎日どんな挨拶や言葉を交わすの? 昼時は?
4. 職場に行くと,日本の学校では一つも習わなかった面白い表現にあふれていた
5. レストラン,会食中に交わされる言葉。これも仕事の一部です
6.買い物での英語
7. 英語の勉強のためにBad taste jokeを教えてくれた友人もいた
第2章 日常の職場で使う英語,会議の英語は,まず短い表現を身につけよう
1. 日々の努力で差がつきます。そのコツは?
1.1 昔は,手紙・書状の英文事例集で学びました。今はEメールのやりとりこそ一番力がつきます
1.2 ややくだけた言い回し,どう伝えるかの自分なりの工夫をします
1.3 会話に使える英語と,文書で使うのによい表現を意識します
2. 内輪だけの会議などで使われるカジュアルな表現,あるいはカジュアルすぎる表現
2.1 普段使いの英語(カジュアルな言い回し・単語)
2.2 職場などでは使用を控えなければいけない言葉だが,時々気が緩めば使っている
2.3 仕事を辞める,仕事内容を評価する,また転職にもかかわるいろいろな表現がありますので,
覚えておくに越したことはありません
第3章 ビジネスの会議やプレゼンテーションでの好ましい表現・単語
1. ビジネスで正確に相手に伝える
1.1 会議中,無口で通さないために
1.2 的確に伝えるための工夫と表現
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2. 今までに出会った印象に残る表現
3. アメリカの方々もビジネスの場で適切な言葉遣い,ポジティブな言葉遣いを学んでいる
4. ビジネスの場で使うのにふさわしい単語・熟語表現
4.1 打ち合わせや会議でよく出てくる単語・表現
4.2 よく使われる単語や言い回しを,一つでも多く取り込んでいこう
4.3 一言付け加えるだけで,雰囲気や状態を的確に伝えられる単語(形容詞や副詞)
4.4 仕事でタイミングよく使えると,自信がついてくる単語・表現
5. 技術的なディスカッションや会議などで使われる単語や表現を抜き出してみました
6. 医薬品規制当局が使用している独特な表現
第4章 聞き取れると面白い表現・言い回し
1. 生き生きとした表現
2. なるほどと感心する表現
2.1 文化の違いを感じる英語表現
2.2 仕事で使われる比喩として面白い表現
3. やはり知っておいたほうが,賢明だなと思う単語や熟語
3.1 make,run,getに関連する熟語
3.2 con-で始まる単語
3.3 簡単な言い方だが,意外と難しいhandを使った表現
第5章 インパクトの強い単語や言い回し
1. インパクトの強い単語
1.1 本来の英語ではない外来単語
1.2 仕事でも日常でも出てくる語呂合わせのような言葉
1.3 こんなふうに使うこともあるのだなという単語や言い回し
2. 知っているだけでよい単語や言い回し
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2.2 やや下品な言葉だがよく耳にする言葉
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