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技術者・研究者のための
文章力向上セミナー【演習あり】

簡潔でわかりやすい文章を作成する力、
「技術」を文章で表現する力、知的財産に関わる文書を作成する力
技術者に求められる文章力を演習を通して実践的に習得

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
相手が理解しやすい技術文書・相手に誤解されない文章の作成能力の向上を目指す実践的なセミナーです。
「技術」を文章で表現する能力、技術者にとって必須である知的財産に関わる文書を作成する能力が習得できます。


簡潔でわかりやすい文章の基本と作成テクニック、陥りやすい文章によるトラブルとその防止、技術文書の基本と目的に応じた作成、技術レポート・特許提案書・特許調査報告書を題材にした実践的な演習など。講師の経験を踏まえて解説します。
文章作成が苦手な方、文章力を向上させたい方、文章作成の基本から学ばれたい方など、ぜひご活用ください。
※本セミナーでは、口頭で発表いただく機会がございますので、マイクが使用できる環境でご受講をお願いいたします。
◎3名以上で受講料がお得になる研修パック対応です。ぜひ、【新人・若手技術者の研修】としてもご活用ください。
日時 2025年5月29日(木)  10:30~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
【研修パック】対象セミナー
3名以上の申込みで1人あたり19,800円
 本体18,000円+税1,800円(1人あたり)
  ※受講者全員のE-Mail案内登録が必須です。
  ※お申込みフォームで【研修パック】を選択のうえお申込みください。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
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新年度からの研修に最適な【研修パック】対象セミナーを特集しています。
 
1名でのお申込みの場合、お申込みのタイミングによりましては、対象割引・価格が異なります。
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
3月31日までの1名申込みの場合 : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。
テレワーク応援キャンペーン【オンライン配信セミナー1名受講限定】
4月1日からの1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[5/30~6/5中]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※視聴ページは、開催翌営業日の午前中には、マイページにリンクを設定します。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・読み手にとって簡潔でわかりやすい文章作成能力
・作成する技術文書に応じて、必要な記載項目を選択し、まとめる能力
・文章表現が難しい「技術」を文章で表現する能力
・技術者にとって必須である知的財産(特に特許)に関わる文書を作成する能力
対象・技術者。経験年数は問いませんが、業務として数年の技術開発業務を経験した方が望ましい。
 演習テーマが技術的な内容のため、技術者、又は技術に興味のある方が望ましいと思います。
・開発現場で、業務として技術文書を作成する必要がある方。
・普段の業務で、文書をうまく書けないと言う悩みをお持ちの方。

セミナー講師

山口晃志郎特許事務所 所長弁理士 工学士 山口 晃志郎 氏
講師紹介情報の詳細はこちら

セミナー趣旨

 技術文書は、技術者の研究開発成果をアウトプットするためにとても重要です。技術文書は、時に技術者の手を離れて一人歩きするものです。従って、技術文書は、技術者の研究開発成果が第三者に間違いなく伝わる内容である必要があります。しかしながら、昨今は自ら文章を作成する機会が減少しており、全ての技術者が優れた文章作成能力を備えているとは言い難いのが現状です。
 そこで、本講座では、技術文書を読む相手が理解しやすい文章、相手に誤解されない文章作成能力を目指します。講座の途中、受講者には内容の理解を深めるために演習課題に取り組んでいただき、発表していただきます。演習課題は、短い文章の校正に始まり、三つの大きなテーマに沿って進めます。テーマは、(1)技術レポートの作成演習(2)特許提案書の作成演習(3)特許調査報告書の作成演習です。いずれも、技術者の皆さんが、普段の業務で取り組む必要がある課題です。
 講師である私は、前職で長年技術開発、製品設計、及び知的財産戦略と特許出願に取り組んできました。その中で得た経験と、弁理士として常に技術文書に向き合ってきた業務経験を元に、技術文書の書き方を講義します。

セミナー講演内容

【演習について】
演習は講義中に行いますので、事前に課題に取り組んでいただく必要はございません。
講義を聞いていただいたうえで、あらかじめ送付するフォーマット(パワーポイント)に、その場で回答を記入していただきます。
回答作成時間は講師がその都度指定し、テーマ毎に数名の方に画面共有で発表していただきます。その後、講師が解説します。
※口頭で発表いただきますので、マイクが使用できる環境でご受講をお願いいたします。
※セミナー冒頭で簡単な自己紹介をしていただきます。自己紹介時のみビデオのオンをお願いいたします。


1.技術者に求められる文章力
 1.1 技術者に求められる文章力とは?
  1.1.1 講師が感じる技術者の文章力
  1.1.2 技術者に期待される文章力(技術者が発信者である)
 1.2 技術を文章表現するということ
  1.2.1 技術を文章のみで表現する難しさ【演習】
  1.2.2 図面、グラフを利用した文章表現【演習】
 
2.技術文書の基礎
 2.1 わかりやすい文章作成のテクニック
  2.1.1 文章作成上のルールとチェックリスト
  2.1.2 わかりやすい文章、良い文章とは?
 2.2 要点を捉えた簡潔な文章を作成する
  2.2.1 わかり難い文章とわかりやすい文章との比較
  2.2.2 わかり難い文章の添削【演習】
 
3.技術文章の落とし穴
 3.1 トラブルになる事例、不適切な用語等
  ・機密事項に関して他社との契約に抵触する内容を含まないか?
 3.2 特許権および著作権に関するトラブル防止
  3.2.1 特許:他人の特許を侵害する内容になっていないか
  3.2.2 著作権:ネット等から引用する場合
 
4.技術文書の種類と目的
 4.1 各種技術文章の種類に応じた目的
 4.2 各種技術文書の作成者と対象者
 
5.技術文書の作成演習【演習】
 5.1 技術レポートの作成演習
  事例課題を解決する手段を考え、その開発成果を技術レポートにまとめる演習です。
  ・まず、事例課題を解決する手段を考えましょう(ラベルプリンターのある課題に取り組みます)。
  ・事例の開発内容(解決手段)を、技術レポートの項目に沿って文書にまとめしょう。
  ・技術レポートの報告形式は、講師が長年技術者として作成してきたフォーマットを例示します。
  以上の演習を通じて、課題解決手段の創出から開発成果までを簡潔且つ漏れなく表現する技術レポートの作成を体験します。
 5.2 特許提案書の作成演習
  事例発明を理解し、発明内容を的確に特許提案書にまとめる演習です。
  ・特許提案書の位置づけ、作成目的を説明します。
  ・事例発明を理解しましょう(自身の発明の場合でも、発明を客観的に理解しましょう)。
  ・事例発明を、特許提案書の記載項目に沿って文書にまとめましょう。
  ・発明の課題、目的、発明ポイントが的確に記載されているか確認しましょう。
  以上の演習を通じて、発明を理解し、発明内容を簡潔且つ的確に表現する特許提案書の作成を体験します。
  ・特許提案書と技術レポートとを比較します。
 5.3 特許調査報告書の作成演習
  先行技術調査としての特許調査報告書を行い、その結果を調査報告書にまとめる演習です。
  ・事例発明として「カッターナイフ」発明(本発明)の特許提案書を取り上げます。
  ・事例発明について行った特許調査の一連の手順(概要)と、その調査結果を説明します。
  ・特許調査により抽出された先行技術と本発明とを比較し、特許を受ける可能性があるか否かを判断します。
  ・特許調査内容と結果、及び特許出願すべきか否かの結論を調査報告書に記載します。
  以上の演習を通じて、特許調査手順の概要を理解し、調査結果の分析から最終判断までを調査報告書にまとめる体験をします。

 □質疑応答□