セミナー
印刷
スクリーン印刷の基礎と
実践的な高品質印刷プロセス構築手法
~インキ、ペーストの身になって考える「ペーストプロセス理論」の理解と実践~
受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
ノウハウの固まりと思われているスクリーン印刷にも有効な理論があり「標準」がある
講師が実践と検証を繰り返し、実用性がある考え方として確立した「ペーストプロセス理論」とは
前提条件を徹底的に適正化することで「標準」化し、インキ・ペーストの持つ印刷性能で高品質と安定を達成する
スクリーン印刷が過小評価されてきた理由である多くの思い込みと間違った常識を正します
スクリーン印刷印刷の技術・プロセス・材料・アプリケーションに携わる方々は是非
スクリーン印刷の原理・メカニズム、「版離れ角度」と「版離れ力」の相関
インキ・ペーストの分散安定性、揮発性、濡れ性及び粘弾性特性など印刷性能の理解と向上
高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な対策手法とトラブルへの対応
講師が実践と検証を繰り返し、実用性がある考え方として確立した「ペーストプロセス理論」とは
前提条件を徹底的に適正化することで「標準」化し、インキ・ペーストの持つ印刷性能で高品質と安定を達成する
スクリーン印刷が過小評価されてきた理由である多くの思い込みと間違った常識を正します
スクリーン印刷印刷の技術・プロセス・材料・アプリケーションに携わる方々は是非
スクリーン印刷の原理・メカニズム、「版離れ角度」と「版離れ力」の相関
インキ・ペーストの分散安定性、揮発性、濡れ性及び粘弾性特性など印刷性能の理解と向上
高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な対策手法とトラブルへの対応
日時 | 【ライブ配信】 2025年2月28日(金) 10:30~16:30 |
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【アーカイブ配信】 2025年3月14日(金) まで受付(視聴期間:3/14~3/28) |
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受講料(税込)
各種割引特典
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配布資料 | PDFデータ(印刷可・編集不可) ※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。 ※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。 | |
オンライン配信 | ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください) アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください) | |
備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 | |
得られる知識 | スクリーン印刷のほとんどの条件は適正化できる前提条件である。これまでスクリーン印刷が管理困難だと思われてきた大きな原因は、多くの思い込みと対症療法的な対策による間違った常識ためである。スクリーン印刷にも有効な理論があり「標準」がある。版離れは、スクリーン版の反発力だけでなく「版離れ角度」が大きく影響する。実質のクリアランスを変えないで「版離れ角度」の制御で、版離れ力を1.5倍に向上できる。インキ・ペーストの印刷性能を細分化して正しく理解することが重要。低・中粘度インキの印刷性能向上には、メッシュの開口率を小さくすることが有効。トーンジャンプ」起きない「グラデーション」のスクリーン印刷技術の有効性。 「サドル」の無いベタ印刷の実践方法。 |
セミナー講師
セミナー趣旨
スクリーン印刷は、その原理とメカニズムを正しく理解すれば、実は、最も安定した印刷工法だと考えることができます。なぜなら、スクリーン印刷は、版の上をゴム製のスキージが摺動し、版開口部からインキを押し出す原理により、高い膜厚均一性で、厚いインキ塗膜を印刷する事が出来るからです。この事が、他の印刷工法に対するスクリーン印刷の最大の長所です。これまで多くの方が、スクリーン印刷が「管理困難」であると思い込んでいたのは、実は、多くの場合、スキージやインキ、スクリーン版の適正化が不十分だったからです。
スクリーン印刷にも実践的な理論があります。インキ、ペーストの身になって印刷プロセスを考える「ペーストプロセス理論」です。この理論は、私が二十数年間のコンサル現場において、実践と検証を繰り返し実用性がある考え方として確立したものです。この考えは、エレクトロニクス分野のみならず、グラフィック、加飾、捺染、商業、工業印刷などでの高品質スクリーン印刷プロセス実践のためであれば、すべてに適用できます。スクリーン印刷に対するこれまでの先入観を一旦忘れ、論理的整合性の観点からこの理論を検証いただければ、その正しさが理解していただけると思います。又、これまでの対策での成功の理由も失敗の理由も明確に説明ができるようになります。この理論を正しく実践することで、スクリーン印刷の経験が少ない方でも、高品質印刷プロセスを構築することが可能です。私のコンサルの経験から、かえって、未経験者の方が、先入観にとらわれずに短時間に目的を達成することが多いように思われます。印刷プロセスの適正化とは、先ず、スクリーン印刷本来の「あるべき姿」を達成するための多くの「前提条件」を適正化することです。適正化できていない場合は、その理由、原因を見つけ出し、根本原因から対策することです。「前提条件」が適正であれば、最終的にはインキ・ペーストの有する固有の印刷性能で印刷品質と印刷安定性が決定されます。そして、インキ・ペースト材料技術者は、適正化された「前提条件」に合わせ、機能を維持しながら、インキの印刷性能である「粘弾性」の見極めや適正化に注力できるようになります。
本講演では、最初に、スクリーン印刷の原理やメカニズムの説明、そして、最近見いだされた「版離れ角度」と「版離れ力」の相関について解説します。次に、スキージやスクリーンメッシュなどの要素技術とその「標準」、さらに、インキ・ペーストの印刷性能に影響する分散安定性、揮発性、濡れ性及び粘弾性特性を分りやすく解説します。また、加飾印刷関連での「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷と、新技術であるベタパターンでの「サドル」無し印刷技術についても紹介します。
スクリーン印刷にも実践的な理論があります。インキ、ペーストの身になって印刷プロセスを考える「ペーストプロセス理論」です。この理論は、私が二十数年間のコンサル現場において、実践と検証を繰り返し実用性がある考え方として確立したものです。この考えは、エレクトロニクス分野のみならず、グラフィック、加飾、捺染、商業、工業印刷などでの高品質スクリーン印刷プロセス実践のためであれば、すべてに適用できます。スクリーン印刷に対するこれまでの先入観を一旦忘れ、論理的整合性の観点からこの理論を検証いただければ、その正しさが理解していただけると思います。又、これまでの対策での成功の理由も失敗の理由も明確に説明ができるようになります。この理論を正しく実践することで、スクリーン印刷の経験が少ない方でも、高品質印刷プロセスを構築することが可能です。私のコンサルの経験から、かえって、未経験者の方が、先入観にとらわれずに短時間に目的を達成することが多いように思われます。印刷プロセスの適正化とは、先ず、スクリーン印刷本来の「あるべき姿」を達成するための多くの「前提条件」を適正化することです。適正化できていない場合は、その理由、原因を見つけ出し、根本原因から対策することです。「前提条件」が適正であれば、最終的にはインキ・ペーストの有する固有の印刷性能で印刷品質と印刷安定性が決定されます。そして、インキ・ペースト材料技術者は、適正化された「前提条件」に合わせ、機能を維持しながら、インキの印刷性能である「粘弾性」の見極めや適正化に注力できるようになります。
本講演では、最初に、スクリーン印刷の原理やメカニズムの説明、そして、最近見いだされた「版離れ角度」と「版離れ力」の相関について解説します。次に、スキージやスクリーンメッシュなどの要素技術とその「標準」、さらに、インキ・ペーストの印刷性能に影響する分散安定性、揮発性、濡れ性及び粘弾性特性を分りやすく解説します。また、加飾印刷関連での「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷と、新技術であるベタパターンでの「サドル」無し印刷技術についても紹介します。
セミナー講演内容
はじめに
・スクリーン印刷の用語解説
・間違った理解をしていませんか?
1.スクリーン印刷とは?
・スクリーン印刷は、原理を知れば最も安定な印刷工法です!
・版とインキを適正化すれば、手刷りで30μmラインも印刷可能な工程能力
・適正化できない最大の要因は、不適正なスキージ、版仕様かインキの印刷性能不足
1-1.各種印刷工法の種類とインキの粘度範囲
・スクリーン印刷の各分野でのインキの粘度
1-2.スクリーン印刷は「特殊印刷」、だから印刷安定性が高い
1-3.現状のスクリーン印刷の多くは「技術限界」の50%以下のレベル?
・正しい考えでの適正化で大きな「伸びしろ」がある印刷技術
2.スクリーン印刷8つの適用工法
成膜(べた印刷)、パターニング、スルーホール印刷、ビアフィル印刷、
ドット印刷、(PDP)落とし込み印刷、積層印刷、転写印刷
3.「ペーストプロセス理論」の考え方の基本
3-1.印刷条件のほとんどは、予め適正化可能な「前提条件」
3-2.先ず、「版離れ」遅れの不具合を無くす事が最重要
4.「コンタクト印刷」とは通常スクリーン印刷とは全く異なる印刷工法
4-1.「コンタクト印刷」の「時差版離れ」は、型抜きでの「版剥がし」
4-2.≪新技術≫メタルマスクでの「同期版離れ」コンタクト印刷工法
4-3.≪新技術≫メタルマスクでの低粘度インキの定量塗布技術
5.スクリーン印刷の4つのカニズムの理解
5-1.「ローリング」のメカニズム
5-2.「充てん・掻き取り」のメカニズム
5-3.「版離れ」のメカニズム
5-4.「レベリング」のメカニズム
6.≪新技術≫「版離れ角度」維持による等クリアランス版離れ改善機構
6-1.印刷後半部での版離れ遅れ増加の原因は「版離れ角度」の漸減だった
6-2.従来ピールオフ動作では、実質クリアランス量増加による寸法不具合が発生
6-3.等クリアランス+「版離れ角度維持」動作で、「版離れ力」1.5倍
7.スクリーン印刷装置とスキージの重要性
7-1.印刷機の種類とスクリーン版
・フラットベッド、曲面(シリンダー)、ロータリー印刷機
・フラットベッドと曲面印刷機は同一仕様のスクリーン版を使用
・ロータリー印刷機用の円筒形版はテンションの無いメッシュ版
7-2.印刷位置合わせの方法
7-3.スキージが最も重要な印刷パラメータの要素
・最適なスキージの選択方法 ・斜め研磨スキージの効果
・スキージエッジの面取り仕上げの重要性
8.4つの印刷条件の適正化と「標準」
8-1.4つの印刷条件と印刷品質への影響
8-2.二通りの印圧設定方法 「ストッパー(押し込み)」方式と「エアー圧」方式
8-3.印刷膜厚均一性と「適正印圧」の定義
8-4.スキージ角度、速度と「充てん力」との相関
9.スクリーンメッシュとスクリーン版
9-1.ステンレスメッシュ開発の歴史とスクリーン印刷技術の進歩
9-2.スクリーンメッシュの「弾性変形」と「塑性変形」
9-3.スクリーンメッシュ開口率とインキの吐出性(印刷解像性)
・低開口率25%メッキ処理メッシュのにじみ抑制効果
9-4.超高強度ステンレスメッシュでの課題解決「無変形スクリーン版」
9-5.スクリーン製版工程の「コツ」 ポジフィルムとの密着と露光
9-6.低溶剤臭のスクリーン版の洗浄作業 水スプレーでのリンス併用
9-7.スクリーン版の高品質再製版システムの実際例
10.インキ・ペーストの印刷性能
10-1.インキの分散安定性
10-2.連続印刷中のインキの含有溶剤揮発と印刷膜厚変化
10-3.インキと基板との濡れ性の影響
10-4.インキの粘性特性と弾性特性
・ベタ印刷でのメッシュ起因の気泡発生のメカニズム
11.≪新技術≫「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷
11-1.なぜ、スクリーン印刷でグラデーション印刷が困難と思われていたか?
11-2.「トーンジャンプ」を起こさない最適な網点形状
11-3.原理的に「トーンジャンプ」が発生しない網点仕様と製版技術
12.≪新技術≫ベタ印刷での「サドル」の解消方法
12-1.細線、中間ライン、ベタパターンでの印刷膜厚決定メカニズムの違い
12-2.スクリーン印刷の宿命とされていたベタパーンでの「サドル」現象
12-3.ベタ印刷での「サドル」不具合の解消方法
13.高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な対策手法
13-1.印刷均一性を阻害する要因とその対策
13-2.印刷寸法精度を損なう要因とその対策
13-3.スクリーン印刷におけるその他の不具合対策
・乾燥のメカニズムとその重要性
・静電気とインキの糸引き対策
14.高品質スクリーン印刷の応用例
・マイクロ文字印刷 フレキシブル基板多層印刷 銀ナノインキ印刷など
質疑応答
・スクリーン印刷の用語解説
・間違った理解をしていませんか?
1.スクリーン印刷とは?
・スクリーン印刷は、原理を知れば最も安定な印刷工法です!
・版とインキを適正化すれば、手刷りで30μmラインも印刷可能な工程能力
・適正化できない最大の要因は、不適正なスキージ、版仕様かインキの印刷性能不足
1-1.各種印刷工法の種類とインキの粘度範囲
・スクリーン印刷の各分野でのインキの粘度
1-2.スクリーン印刷は「特殊印刷」、だから印刷安定性が高い
1-3.現状のスクリーン印刷の多くは「技術限界」の50%以下のレベル?
・正しい考えでの適正化で大きな「伸びしろ」がある印刷技術
2.スクリーン印刷8つの適用工法
成膜(べた印刷)、パターニング、スルーホール印刷、ビアフィル印刷、
ドット印刷、(PDP)落とし込み印刷、積層印刷、転写印刷
3.「ペーストプロセス理論」の考え方の基本
3-1.印刷条件のほとんどは、予め適正化可能な「前提条件」
3-2.先ず、「版離れ」遅れの不具合を無くす事が最重要
4.「コンタクト印刷」とは通常スクリーン印刷とは全く異なる印刷工法
4-1.「コンタクト印刷」の「時差版離れ」は、型抜きでの「版剥がし」
4-2.≪新技術≫メタルマスクでの「同期版離れ」コンタクト印刷工法
4-3.≪新技術≫メタルマスクでの低粘度インキの定量塗布技術
5.スクリーン印刷の4つのカニズムの理解
5-1.「ローリング」のメカニズム
5-2.「充てん・掻き取り」のメカニズム
5-3.「版離れ」のメカニズム
5-4.「レベリング」のメカニズム
6.≪新技術≫「版離れ角度」維持による等クリアランス版離れ改善機構
6-1.印刷後半部での版離れ遅れ増加の原因は「版離れ角度」の漸減だった
6-2.従来ピールオフ動作では、実質クリアランス量増加による寸法不具合が発生
6-3.等クリアランス+「版離れ角度維持」動作で、「版離れ力」1.5倍
7.スクリーン印刷装置とスキージの重要性
7-1.印刷機の種類とスクリーン版
・フラットベッド、曲面(シリンダー)、ロータリー印刷機
・フラットベッドと曲面印刷機は同一仕様のスクリーン版を使用
・ロータリー印刷機用の円筒形版はテンションの無いメッシュ版
7-2.印刷位置合わせの方法
7-3.スキージが最も重要な印刷パラメータの要素
・最適なスキージの選択方法 ・斜め研磨スキージの効果
・スキージエッジの面取り仕上げの重要性
8.4つの印刷条件の適正化と「標準」
8-1.4つの印刷条件と印刷品質への影響
8-2.二通りの印圧設定方法 「ストッパー(押し込み)」方式と「エアー圧」方式
8-3.印刷膜厚均一性と「適正印圧」の定義
8-4.スキージ角度、速度と「充てん力」との相関
9.スクリーンメッシュとスクリーン版
9-1.ステンレスメッシュ開発の歴史とスクリーン印刷技術の進歩
9-2.スクリーンメッシュの「弾性変形」と「塑性変形」
9-3.スクリーンメッシュ開口率とインキの吐出性(印刷解像性)
・低開口率25%メッキ処理メッシュのにじみ抑制効果
9-4.超高強度ステンレスメッシュでの課題解決「無変形スクリーン版」
9-5.スクリーン製版工程の「コツ」 ポジフィルムとの密着と露光
9-6.低溶剤臭のスクリーン版の洗浄作業 水スプレーでのリンス併用
9-7.スクリーン版の高品質再製版システムの実際例
10.インキ・ペーストの印刷性能
10-1.インキの分散安定性
10-2.連続印刷中のインキの含有溶剤揮発と印刷膜厚変化
10-3.インキと基板との濡れ性の影響
10-4.インキの粘性特性と弾性特性
・ベタ印刷でのメッシュ起因の気泡発生のメカニズム
11.≪新技術≫「トーンジャンプ」のないグラデーション印刷
11-1.なぜ、スクリーン印刷でグラデーション印刷が困難と思われていたか?
11-2.「トーンジャンプ」を起こさない最適な網点形状
11-3.原理的に「トーンジャンプ」が発生しない網点仕様と製版技術
12.≪新技術≫ベタ印刷での「サドル」の解消方法
12-1.細線、中間ライン、ベタパターンでの印刷膜厚決定メカニズムの違い
12-2.スクリーン印刷の宿命とされていたベタパーンでの「サドル」現象
12-3.ベタ印刷での「サドル」不具合の解消方法
13.高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な対策手法
13-1.印刷均一性を阻害する要因とその対策
13-2.印刷寸法精度を損なう要因とその対策
13-3.スクリーン印刷におけるその他の不具合対策
・乾燥のメカニズムとその重要性
・静電気とインキの糸引き対策
14.高品質スクリーン印刷の応用例
・マイクロ文字印刷 フレキシブル基板多層印刷 銀ナノインキ印刷など
質疑応答
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