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機能性流体の種類と特性・動作メカニズム
および応用技術・最近の研究事例

ER流体・MR流体・磁性流体・磁気混合流体・電界共役流体等の
各種機能性流体の基礎から応用までを半日で学ぶ

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

外部刺激により特定の特性・機能を示す機能性流体。その応用に向けて、ERF・MRF・MCF・EHD等の各種機能性流体の特性とメカニズム、応用技術、アクチュエータ・精密加工・マイクロバルブなどに応用した最近の研究事例について解説します。
日時 2024年9月20日(金)  13:00~16:30
受講料(税込)
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配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[9/24~9/30中]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※視聴ページは、遅くとも終了翌営業日の正午までにマイページにリンクを設定します。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・機能性流体の種類、動作メカニズム、および特性
・機能性流体の応用技術
・機能性流体応用の発展性
対象・新しい機械を模索している方々、とくに新しい機能性、特性を有する機械を作り出すことを指向している方々に貢献できると思います。
・通常の流体のイメージを持っていていただければ、特別な予備知識は必要ないと思います。

セミナー講師

東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 教授 工学博士 吉田 和弘 氏
【専門】マイクロアクチュエータ、マイクロロボット、機能性流体
1989年東京工業大学大学院博士課程修了、同大学助手、助教授(准教授)を経て2015年4月教授。2008年10月~2009年3月米国UCSB客員研究員、2015年7月~9月米国MIT客員研究員。機能性流体、パワーマイクロロボットの研究に従事。
ホームページ: http://yoshida-www.pi.titech.ac.jp/yoshida_lab/top.html

セミナー趣旨

 電界や磁界などの外部刺激を加えると、粘度の著しい増加、吸引力の発生、著しい流動の発生などが生じる流体があり、機能性流体と呼ばれています。機能性流体を応用すると、機械式バルブ機構で行っていた流体の制御を可動部のない機構で実現することができます。これは、バルブ機構およびこれを用いたアクチュエータの構造の単純化、小形化、高寿命化、低コスト化をもたらし、流体が有する固有の形状を持たない特性もあり、これまでにない新しい高機能な機械を生み出せる可能性があります。そこで、機能性流体を応用した単純で小形化可能な制御機構の特性を活かしたマイクロロボットの研究開発が行われています。また、流体は固有の形状を持たず、圧力伝達物質として用いたソフトアクチュエータを実現することができるため、リハビリテーションなど人と接する機械に応用することも検討されています。さらに、機能性流体には微粒子を分散したものがあり、分散された微粒子を制御した精密加工についても検討されています。
 本講演では、このようなユニークな特性を有する機能性流体の種類・動作メカニズム、および特性について解説し、最近の研究事例について紹介します。

セミナー講演内容

1.機能性流体の概要
 1.1 ERF(ER流体、電気粘性流体)の動作メカニズムと特性
 1.2 MRF(MR流体、磁気粘性流体)の動作メカニズムと特性
 1.3 磁性流体の動作メカニズムと特性
 1.4 MCF(磁気混合流体)の動作メカニズムと特性
 1.5 ECF(電界共役流体)、EHD(電気流体力学)流体の動作メカニズムと特性
 1.6 機能性ソフトマテリアルの動作メカニズムと特性
 
2.機能性流体の応用技術
 2.1 ERFの応用技術
 2.2 MRFの応用技術
 2.3 磁性流体の応用技術
 2.4 MCFの応用技術
 2.5 ECF、EHD流体の応用技術
 2.6 機能性ソフトマテリアルの応用技術
 
3.機能性流体の最近の研究事例
 3.1 ERFを応用したフレキシブルマイクロバルブ
 3.2 交流圧力源を用いたソフトERマイクロアクチュエータシステム
 3.3 MRFを応用したマイクロバルブ
 3.4 MCFを応用した精密加工
 3.5 ECFを応用したマイクロアクチュエータ
 3.6 EHD流体を応答したロボット用アクチュエータ
 3.7 ECFを応用したCPU強制液冷システム
 
4.まとめ

 □ 質疑応答 □