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Meta社ARグラスOrion徹底分析を含む
最新XR(VR/MR・AR)機器の
搭載ディスプレイ・光学系技術解析とその動向

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】
●Meta社の膨大なUS特許を分析して解き明かした、最新ARグラス【Orion】の技術情報を解説!
●高屈折SiC Waveguideによる広視野角化、LEDoS光源と導波路設計、アイトラキング等の採用技術を分析します。

●この他、各社VR/MR・機器・デバイスの光学系の構造、光学特性および動向
●シリコンディスプレイ(OLEDoS,  LEDoS)の構造・特性
などなど、XR機器の要素技術を総合的に学ぶことができます
日時 2025年4月11日(金)  10:00~17:00
会場 オンライン配信  
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受講料(税込)
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配布資料・PDFテキスト(印刷可)
※PDFテキストはマイページよりダウンロードいただきます。(開催の営業日2日前よりダウンロード可)
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

・セミナー視聴はマイページから
 お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
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 開催日の【営業日2日前】より視聴用リンクが表示されます。

・アーカイブ(見逃し)配信付き
 視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[4/14~4/20]を予定しています。
 ※アーカイブは原則として編集は行いません。
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
 (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識1. VR/MR・AR機器デバイスおよび搭載ディスプレイの技術及び動向
2. VR/MR・AR機器デバイスの光学系の構造、光学特性及び動向
3. 視線追従(Eye Tracking)方式のARグラスへの組み込み構造
4. シリコンディスプレイ(OLEDoS,  LEDoS)の構造/特性

セミナー講師

(株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏
【講師紹介】
 □経歴:
  1982年(株)日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。
  1993年(株)日立製作所 電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの
  開発を主な担当とする。
  2009年パナソニック液晶ディスプレイ(株)へ異動。FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。
  2017年末退職。
  2018年1月より(株)サークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。
 □著書(共同執筆)
  ・ Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid Crystal Displays and Smart Devices” IET(UK) (2019).
 □主な受賞歴
  ・2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞
  ・2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)
   受賞テーマ『広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発』
   その他、日本、米国登録特許457件保有、特許分析に精通している。

セミナー趣旨

 2024年9月VR/MR機器販売の最大手Meta社は試作品ながら同社初のARグラスOrionをCEOザッカーバーグ自ら発表した。そのインパクトは大きく、Apple社 による追撃予想ニュースが出たほどである。セールストークは高屈折率SiC基板Waveguideでの広視野角(FOV)実現と節電型リストバンドや視線追従(Eye tracking)の入出力の採用である。しかし、詳細な技術情報の開示は少なかった。
 本セミナーでは膨大なMeta社のUS特許出願の分析で技術内容を解き明かした解析結果を目玉として、これにXR機器動向、搭載ディスプレイの仕様を決める光学効率の定量把握を加え、最終的にXR機器技術を含む方向性展望を解説する。
 XR機器の光学系はVR/MRではPancake、ARではBirdbath、表面反射回折格子(SRG) Waveguideが主に使われている。ARのBirdbathではOLED on Silicon (OLEDoS)、AR のWaveguideではLED on Silicon (LEDoS)採用が目立つ。しかし、これらディスプレイが搭載されたXR機器の光学効率に関する既存報告の精度は低い。例えば、Birdbathは<50%、Waveguideは<5~10%程度である。
 本セミナー講演前半では、これら最新XR機器の構造及びレンズ光学系の光学効率の定量解析結果を報告する。セミナ―中盤では上記最新ディスプレイOLEDoSとLEDoSの最新技術の詳細を報告する。セミナーの終盤ではMeta社ARグラスOrionの技術内容を、膨大なUS特許分析で解き明かす。ポイントは高屈折率SiC Waveguideでの広視野角(FOV)化とLEDoSを光源とするWaveguideの光学設計である。これに加えて入力方式として組み込まれているEye Trackingの構造/動作も明らかにする。最後に、今後のXR機器および機器各社の方向性を予測する。

セミナー講演内容

1. 映像の種類で分類したXR機器(VR、MR、AR)、搭載ディスプレイ

2. XR機器搭載のディスプレイ要求仕様の違い、特有の画質特性、分類

3. XR機器の光学系の分類、構成部品(VR/MR、AR)

4. 搭載ディスプレイの構造/動作原理(LCD/OLED/OLEDoS/LEDoS)

5. 最新のXR機器と搭載ディスプレイ
  〜CES2025展示VR・MR, AR機器(Xreal, Shiftall, Rokid)〜

6.XR機器と搭載ディスプレイの市場動向予測
  および現行製品XR機器の用途・仕様(含むdisplay)の比較

7.XR機器光学系の光学効率の解析

  7.1 VR/MR Pancake光学系の光学効率の解析
  7.2 AR Birdbath光学系の光学効率の解析とEye Glow対策
  7.3 AR Waveguide光学系の光学効率の解析

8. Meta社ARグラスOrionの解析
  8.1 Meta社発表ARグラスプロトタイプ“Orion”の概要と仕様まとめ
  8.2 Meta社US特許出願アクティビティと調査の参考にした具体情報
  8.3 Orion理解上の基本技術(Eye tracking、Waveguide Display)
  8.4 Orion技術調査結果
    8.4.1 Waveguide方式VUZIX ARグラスの構造(Orion構造理解のための参考用)
    8.4.2 Orion ARグラスの構造推定
    8.4.3 Orion Eye Tracking 光学装置の構造推定
    8.4.4 Orion Waveguideの構造と回折格子の配置の推定
    8.4.5 Orion Waveguideの回折格子光学設計の推定
    8.4.6 未解決の課題:Eye-Glow
  8.5 重量<100gのこだわりで1枚Waveguideカラー開発と推定、重量内訳算出
  8.6 IDW2024に見るARグラスのコンセプト、Eye Glow対策新技術の追加情報

9. OLEDoS技術の詳細(SonyのOLEDoS技術、Apple Vision Proコスト分析)

10. LEDoS技術の詳細(カラー化方式の比較)

  10.1 RGB素子分離方式(JBD)
  10.2 Blue LED+QD-CF方式(Raysolve、Saphlux)

11. XR機器の次世代に向けての方向性の解析


□ 質疑応答 □