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金属3Dプリンタの基礎と
形状・材質制御、高機能化

基本原理から、形状・材質制御とその同時制御、国内外の動向、
シミュレーションやAIによる最適化、品質管理、今後の展望まで。

受講可能な形式:【Live配信】のみ

金属3Dプリンタの原理、内・外形状制御、組織・結晶配向制御と機能性発現、
シミュレーションによる機能の最適化、逆問題解析によるプロセスパラメータの最適化、
出発原料・造形物の品質管理、国内外の動向など、実際の例を踏まえて詳しく解説します。
日時 2024年11月26日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
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配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・金属3Dプリンタの原理と基礎(熱源をレーザと電子ビームを比較しつつ)
・金属3Dプリンタにより可能となる内・外形状制御と組織・結晶配向制御と機能性発現
・金属3Dプリンタの将来
対象予備知識は必要なく、3Dプリンタ,特に金属3Dプリンタに興味を持つ皆様を対象としています。

セミナー講師

大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 教授 博士(工学)  中野 貴由 氏
専門:AM材料学、生体材料学、材料強度学
大阪大学工学研究科附属異方性カスタム設計・AM研究開発センター・センター長(兼任)
日本学術会議第三部会員(第26期・27期)、(公社)日本金属学会前会長(令和2年度・令和3年度)
研究室HP: http://www.mat.eng.osaka-u.ac.jp/msp6/nakano/
講師詳細 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E8%B2%B4%E7%94%B1

セミナー趣旨

 3Dプリンタは,デジタル時代におけるIoTの申し子ともいうべき手法であり,カスタマイズ設計・生産に対応可能なプロセスです。中でも金属3Dプリンタは,金属材料を局所的に溶融/凝固することで複雑形状の付与のみならず原子レベルでの結晶配向をも制御可能であり,形状・材質の同時設計による造形物の高機能化を実現します。そのため,医療・エネルギー関連・航空宇宙・自動車などの様々な社会基盤分野での応用,さらには高付加価値化の手段として期待されています。
 本講演では、3Dプリンタ市場の今後の展開を見据えつつ,金属3Dプリンタにより初めて実現される新たなモノづくりについて,その基礎から応用に至るまでを実際の例を踏まえつつ紹介させていただきます。

セミナー講演内容

1.3Dプリンタ(AM:Additive manufacturing,付加製造)の基礎
 1.1 3Dプリンタとは
 1.2 3Dプリンタの歴史
 1.3 3Dプリンタの種類

2.金属3Dプリンタの基本原理
 2.1 粉末床溶融結合法(PBF)
 2.2 指向性エネルギー堆積法(DED)
 2.3 熱源による特徴(レーザと電子ビームを比較しつつ)

3.金属3Dプリンタによる形状・材質制御
 3.1 形状設計と制御法
 3.2 材質制御法
 3.3 形状・材質の同時制御による機能発現

4.計算機シミュレーション
 4.1 計算機シミュレーションを用いた機能の最適化
 4.2 逆問題解析(AI)を用いたプロセスパラメータの最適化

5.出発原料ならびに造形物の品質管理
 5.1 原料粉末特性
 5.2 インプロセスモニタリング

6.世界ならびに日本の3Dプリンタの動向

7.大阪大学工学研究科附属異方性カスタム設計・AM研究開発(金属AM)センターについて

8.日本AM学会の設立に向けたAM研究会の活動について

9.金属3Dプリンタの実用事例紹介、今後の展望と課題


 □質疑応答□