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セラミックスの破壊メカニズムと
強度試験・信頼性評価

~破損・破壊メカニズムの理解、破損原因の見つけ方、強度試験時の注意点~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ

セラミックス材料の最大の欠点は脆く、延性を持たない為、損傷や破壊が突然発生する
そのため重要となる製品における強度試験や信頼性の評価を基礎から解説

脆く伸びないセラミックスならではの強度の考え方・取扱い方
破壊メカニズムや破損の仕方の金属材料との違いと破損したセラミックスの原因の見つけ方の基礎
強度試験方法および強度データの取扱い方の基本を実データを用いて解説
セラミックスを構造部品等に使用する等の基本、破損原因の見つけ方、強度設計の考え方
日時 【ライブ配信】 2024年10月25日(金)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2024年11月12日(火)  まで受付(視聴期間:11/12~11/25)
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
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  定価:本体34,000円+税3,400円
  E-mail案内登録価格:本体32,400円+税3,240円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料製本資料(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・セラミックスと金属の破壊の仕方の違い
・破損したセラミックスの原因の見つけ方の基礎
・基本的な強度試験方法と強度の取扱い方
対象・これからセラミックスを構造部品などに使用するとき,基本を身に着けたい方
・セラミックスは金属と同じ考え方・強度設計でよいと考えている方
・セラミックスは、脆いから使えない・使いたくないと思っている方
予備知識:材料力学の基本を身についている方が望ましい


 

セミナー講師

香川大学 創造工学部 創造工学科 材料物質科学領域 准教授 博士(工学) 松田 伸也 氏
【講師紹介】

セミナー趣旨

 構造物や製品における部品の破損は、システムの故障や重大な事故を引き起こす可能性があります。したがって、長期信頼性を確保した構造物や製品を強度設計製作するためには、使用する材料の強度試験を行い、強度特性を理解することは必須です。金属は、強く、よく伸びる性質を有します。そのため、いきなり壊れることはなく、必ずその変形や損傷の徴候がみられます。一方でセラミックスは、金属材料と比較して耐熱性、高比強度、耐摩耗性など優れた特性を有しています。しかしながら最大の欠点は、非常に脆く、金属のように伸びないためにその変形や損傷の徴候が見られず、突然、脆性破壊します。このように金属とは対照的である、脆く伸びないセラミックスならではの強度の考え方・取扱い方があります。
 そこで本講座では金属材料と比較して、①破壊メカニズムや破損の仕方の違いを説明し、②破損したセラミックスの原因の見つけ方の基礎を学びます。次に、③強度試験方法および強度データの取扱い方の基本について実データを用いて解説します。

セミナー講演内容

1.セラミックスの破壊原因と破壊規準
 1.1 セラミックス強度信頼性評価に関する歴史
 1.2 金属とセラミックスの破壊原因と破壊規準
  (1)金属材料の塑性降伏条件
  (2)セラミックスの破壊原因と破壊条件
 1.3 金属とセラミックスの破壊形態

2.強度試験
 2.1 引張試験の問題点
 2.2 曲げ試験と破壊じん性値試験
 2.3 強度特性に及ぼす諸因子(速度・加工キズ)の影響

3.強度信頼性評価の基礎
 3.1 ワイブル分布
 3.2 ワイブル解析方法と強度解析事例
 3.3 強度に及ぼす寸法効果の評価法
 3.4 基本的な疲労寿命評価法

質疑応答