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偏光伝搬の基礎と偏光回折素子を利用した
偏光撮像・映像技術への応用

~光波伝搬・偏光の概要、偏光回折デバイスを用いた空中映像・偏光撮像技術への展開~

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
独学で学ぶことが困難な「偏光」について基礎からその応用技術までを詳細に解説!
光・偏光の概要から、複屈折媒体での光波伝搬、偏光計測法、偏光干渉と偏光回折の概要、偏光回折素子の開発とその事例、偏光回折素子を用いた偏光空中映像技術・偏光撮像技術の応用例、今後の展望まで幅広く学ぶことができます。
偏光を活用した新規光デバイスや計測機器の設計・開発に必要な知識を習得できるセミナーです。
是非この機会にお役立てください。
日時 【Live配信】 2024年8月29日(木)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年9月9日(月)  まで申込み受付(視聴期間:9/9~9/20)
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
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【テレワーク応援キャンペーン(1名受講) オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-Mail案内登録価格 39,820円 )
   定価:本体38,000円+税3,800円
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 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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 ※他の割引は併用できません。
配布資料 PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日(9/9)からダウンロード可となります。
オンライン配信Live配信(Zoom) ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識〇光波伝搬の基礎
〇偏光回折素子の開発と応用展開
〇偏光・回折関連カタログ・特許・論文の理解に必要な知識
〇偏光と融合した新規な光デバイス・計測機器設計に必要な知識
〇空中映像技術等VRにおける映像技術
〇偏光撮像技術および実際の使用例
対象〇偏光・複屈折・光回折技術で課題を抱えている方
〇偏光・複屈折・光回折技術に関連する技術者
(カメラ/液晶デバイス/医療機器/計測器/理化学機器/結像素子/液晶ディスプレイ/光ピックアップ
 フォトニック結晶素子 など)
〇光学関連分野の技術者・開発者・研究者
〇これから偏光・光回折技術に携わる技術者
〇工場での製品検査等、光センシングによる新しい展開を模索している技術者
〇関連分野に関心のある技術者・開発者・研究者

セミナー講師

長岡技術科学大学 技学研究院 電気電子情報系 教授 博士(工学) 小野 浩司 氏
[研究分野] 光工学・光量子科学 研究室HP

セミナー趣旨

 液晶表示・高密度光記録・大容量光通信などの従来の光エレクトロニクス分野の高度化のみならず、生体観察、LiDAR、製品検査、遠隔技術のためのセンシングなどの新規分野の進展に伴い、複屈折・偏光制御・偏光計測などの重要性が増している。光の持つ諸現象のうち、屈折、反射、回折などはいろいろな優れた教科書などが多数あるが、「偏光」については、まとまった教科書も少なく、光学の中でも最もわかりにくい分野であると考えている方も少なくないと思われる。このため、偏光の概念そのものはかなり伝統的な分野であるにもかかわらず、実際の工学においてまだうまく使いこなされているとは言えない状況にある。

 本講義は、講師が執筆した偏光伝搬解析に関する教科書(偏光伝搬解析の基礎と応用(内田老鶴圃)) に基づき、光波伝搬の基礎について解説した後、「偏光干渉」、「偏光回折」を取り上げ、複屈折媒体中の伝搬について習得する。先端デバイス応用として、従来の偏光制御素子、さらに偏光と回折の機能複合の応用例としての幾何学的位相を持った偏光回折格子デバイスの実際を紹介する。さらに、それらを実際にシステム応用した偏光空中映像、偏光撮像を用いた製品検査技術へと発展させる。受講後の自習が可能なように講座で使用した全図面について配布する。

セミナー講演内容

1.【Introduction】
 1.1 改めて「光」概観
 1.2 偏光計測・撮像技術概観

2.【偏光伝搬の基礎】
 2.1 Maxwell方程式と波動方程式
 2.2 偏光表記とStokesパラメータ
 2.3 ポアンカレ球

3.【異方性媒体中の光波伝搬】
 3.1 誘電率テンソルと電磁界ベクトル
 3.2 構造性複屈折
 3.3 代表的偏光子・位相子の動作原理

4.【Matrix光学による偏光解析】
 4.1 Jones行列
 4.2 偏光子・位相子のJones解析
 4.3 液晶の光学異方性とJones解析
 4.4 4×4行列法
 4.5 Mueller行列

5.【偏光干渉】
 5.1 光波の干渉とコヒーレンス
 5.2 2光波干渉
 5.3 偏光干渉

6.【回折の基礎と偏光回折素子、偏光映像】
 6.1 ホイヘンスの原理と回折理論
 6.2 回折格子とフレネルレンズ
 6.3 幾何学的位相と種々の偏光回折素子
 6.4 偏光回折素子の空中映像応用

7.【偏光撮像の基礎と実際】
 7.1 偏光撮像の基礎
 7.2 偏光回折を利用した偏光撮像法
 7.3 偏光走査型偏光撮像法
 7.4 製品検査における偏光走査型偏光撮像法

□ 質疑応答 □