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ディスプレイ材料・実装技術の進展と将来展望

~AR/VR向け小型ディスプレイから大型・フレキシブルディスプレイまで~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】or【アーカイブ配信】のみ

有機EL(OLED)、液晶(LCD)、LED・μLEDの比較から、
発光材料・塗布型材料・封止工程の最新トレンドに加え、蒸着法や印刷法といった製造工程の進化、
そして、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実世界)との接点としてのディスプレイ技術の
課題・進展動向、市場の展望までを総合的に解説。
次世代ディスプレイの「今」と「これから」を広く読み解きます。

 
[キーワード]ディスプレイ、LED, OLED, μLED, mini LED,LCD, AR, VR, 駆動制御
日時 【Live配信】 2025年7月30日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年8月18日(月)  ~ 8月29日(金) 23:59 まで
受講料(税込)
各種割引特典
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定価:本体50,000円+税5,000円
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テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
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配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講の場合は、配信日よりダウンロード可。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴・資料ダウンロードはマイページから
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Live配信は開催日の【2日前】より、アーカイブ配信は【配信開始日】より、
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備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識
1.  ディスプレイ技術・産業の最新市場動向
2. AI時代に要求されるディスプレイ技術概要―有機EL(OLED)、液晶 (LCD)、発光ダイオード(LED)のそれぞれの優位性や課題等のベンチマーキング
3. OLED、LED、μLEDのデバイス構造とその製造方法
4. デバイスの評価方法
5. 量子ドット(QD)技術とその現況と将来展望
6. μLEDの実用化と実装技術動向
7. OLED材料、LED材料の基礎知識
8. OLED、μLEDディスプレイ等の期待される応用分野と今後の方向性
9. LCD(液晶)の新たな展開。LCDの今後。生き残るのか、消えていくのか?LCDの今後の課題と展望
10 .最新ディスプレイ事情―メタフォトニックOLED,QD-OLED,新構造μLED等
11. AIやメタバースを見据えたOLED,μLEDディスプレイ技術とその将来展望
 
受講対象
ディスプレイに関係する材料、部材、パネル製造、セットメーカの事業企画、開発企画、開発、製造、設計技術者や経営者、投資家、調査企業

セミナー講師

山形大学 リーディング大学院 客員教授 Ph.D.(工学博士) 菰田 卓哉 氏
【専門】電子工学全般、有機エレクトロニクス、ナノエレクトロニクス
兼任:大阪大学特任教授
元パナソニック(株) 技監、IEEE終身会員、元(株)FLASK 代表取締役社長

セミナー趣旨

 COVID-19を乗り越えて、再び世界が動き出すとともに、新たなディスプレイに対する要求がクリアになってきた。在宅勤務を含めた新たな働き方に適したディスプレイ、どこでもつながる通信機器や携帯機器の発展で、よりリアルな画像への要求が加速した。つまり、リモート環境による在宅勤務等が長くなり、加えてAI技術の急速な進展により、画面の精細度や発色性等に対する、より現実に近いバーチャルな環境再現が求められてきている。技術的には、より大画面化、高度な画像表現、高精細、高色再現性、高速応答などが求められるようになってきた。それを実現する極めて中核的な重要な技術が、発光ダイオード(LED)や有機EL(OLED)をベースとしたディスプレイ技術である。目に優しい健康的なディスプレイへの要求が一層強くなるのは当然だが、より、現実感を得るためのディスプレイや装着を意識しないゴーグルに適したディスプレイ技術、3Dディスプレイの将来像等、検討すべき技術課題が重要なポイントとなるであろう。必然的に、有機エレクトロニクス技術や最近急発展を遂げてきているマイクロ(μ)LEDを用いたディスプレイ技術が最有力候補になってくる。これらの観点から見ると、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。性能向上に大きく貢献する量子ドット(QD)の開発が進み実際に搭載される機器も登場している。さらに、長寿命、高効率、高精細はもちろん、新機能であるフレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。μLEDによるディスプレイも、ボトルネックであった実装技術に急速に進展が見られ、一部商用化も始まっている。
 本講演では、最近の学会や展示会の最新情報を取り入れながらOLED、μLED技術の基礎から応用について解説し、QD技術を含めたOLED,μLEDの最新技術開発動向及び課題について議論する。また、液晶(LCD)の将来展望についても議論する。

セミナー講演内容

1.AI時代に生き残るディスプレイ-有機EL(OLED)が新たな段階に
 
2.最新OLED技術を解剖する
 2.1 OLEDの発展の足跡
 2.2 OLEDの基本構造とその進化
 2.3 製造工程の基本とその進化
  2.3.1 蒸着法
  2.3.2 印刷法
 
3.封止工程の基本と最新動向
 3.1 キャップ封止
 3.2 薄膜封止
 
4.OLED材料の基礎と最新動向
 4.1 蛍光材料
 4.2 りん光材料
 4.3 TADF材料
 
5.サポート材料と塗布型材料
 5.1 周辺材料
 5.2 塗布型材料の現状と課題
 5.3 インクジェット
 5.4 転写・グラビア
 
6.大型化OLEDディスプレイへの対応
 6.1 OLEDディスプレイの基礎技術
  6.1.1 蒸着型
  6.1.2 塗り分け型
  6.1.3 白色バックライト型(LG型)
  6.1.4 青色バックライト型(Samsung型)
 
7.急速に進展したμLEDディスプレイ技術の現状と将来
 7.1 μLEDの概要
 7.2 μLEDの製造
 7.3 一番のボトルネックといわれた実装技術―実用段階へ
 7.4 μLEDディスプレイ実現に必要な歩留まり
 7.5  AR,VRゴーグル、グラスの将来像と課題
 7.6 μLED、miniLEDと大型ディスプレイ
 
8. ディスプレイの性能向上に資する新技術量子ドット(QD)技術
 8.1 なぜ、QDが有機ELやマイクロLEDの性能向上に期待されるのか?
 8.2 QDの特徴と種類
 8.3 QDの実用化例
 8.4 今後のQDの開発動向と応用展開
 
9. まとめ

  □質疑応答□