セミナー
印刷
情勢変化・駆動源変遷に対応する
自動車熱マネジメント技術の現状
車両性能を最大限に引き出すための技術、製品、動向をやさしく解説
受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
※後日でも視聴可能な「アーカイブ配信」:急遽欠席で見逃した方、復習用にも
世界情勢 × 技術動向 × 講師見解 による解説
◆ 結局、「EVシフトはどうなる」のか?
失速したEV販売、
現実解として注目を浴びるハイブリッド車(HEV)、
EVとHEVのいいとこどり、プラグインハイブリッド車(PHEV)の急増。
電動車(EVやHEVなど)の熱マネジメント技術だけではなく、
エンジン搭載車両の燃費改善技術も包括的に理解する。
◆ エネルギー問題/LCA評価からの「駆動源選択」
自動車メーカなどによるLCA評価を元にした比較検討のみならず、
それらから導いた「欧州の考え」「日本の弱点」を詳述。
LCA時代になるとき、CO2排出係数が低減できないとどうなる?日中韓の電池製造は?
◆ 次世代に必要な「熱マネジメント技術」、その要素・材料
車載バッテリーの温度管理、エアコンシステム、内装材など
今後の開発を左右する「駆動源」「自動運転技術」の動向・要求をふまえて基礎から解説。
PFAS規制対応、新興メーカのヒートポンプサイクル等、具体的な事例も。
◆ 自動運転化による差別化技術、空調システムへの要求は?
自動運転がもたらす魅力を抽出し、その技術課題を整理
断熱材料、フィルムヒーター、遮熱塗装などの事例や性能比較が体系的な理解を助ける
「日本が勝つための選択」を、経験・知見共に豊富な講師が指南。
日時 | 【Live配信】 2025年2月28日(金) 10:30~16:30 |
||
---|---|---|---|
講師 | 原 潤一郎 氏 (元・日産自動車、元・カルソニックカンセイ) 【専門】自動車の熱マネジメント技術、先進接合技術、CFD、多変量解析法(因子分析法)など 【所属】 1981年~1995年 :日産自動車(株)
1995年~2019年 :カルソニックカンセイ(株)(現・マレリ(株)) 【業績】 日産自動車:
電気自動車用ヒートポンプの開発、自然風配風ベンチレーション(いずれも採用済み)、
CFDによる三次元車室内熱流れ解析(世界初) カルソニックカンセイ:
CO2エアコンの開発、薄型統合熱交換器SLIM、VGフィン付きEGRクーラー
学会(自動車技術会):
空調レビュー、1Dシミュレーション解析手法の普及
執筆:
自動車設計と解析シミュレーション(培風館1980年共著)、
自動車の百科事典(丸善2010年共著)、 空調レビュー(自動車技術会2014年~)、 専門技術書41書(共著;例 自動車熱マネジメント・空調技術 サイエンス&テクノロジー2019年) 外部セミナー:
111回(熱マネジメント技術関係など)
【受賞】 自動車技術会論文賞(SLIM[薄型統合熱交換器]論文、2013年)、 自動車技術会部門貢献賞(1Dシミュレーションによる解析の普及、2014年) |
||
受講料(税込)
各種割引特典
|
55,000円
( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
|
||
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
1月31日申込み受付分まで
定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円 ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。 ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。 2月1日申込み受付分から
定価:本体40,000円+税4,000円 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。 ※他の割引は併用できません。 |
|||
特典 | 受講後にも視聴可能なアーカイブ配信付 アーカイブ視聴期間:2025年3月4日(火)~3月10日(月) 当日の急な欠席・途中入退出の方も安心:復習用にもご活用ください | ||
配布資料 | 製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定) ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、 セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。 | ||
オンライン配信 | ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください) アーカイブ配信(見逃し配信)について ※視聴期間は終了翌々営業日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集を行いません。 ※マイページからZoomの録画視聴用リンクにてご視聴いただきます。 | ||
備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 | ||
得られる知識 | ・次世代の自動車に必要な熱マネジメント技術 ・それに必要な要素・材料技術 ・日本が勝つための技術選択 |
セミナー趣旨
地球温暖化防止の観点から,自動車の駆動源として,電気自動車(EV)が急速に普及し始めました。しかしウクライナ侵攻によるエネルギー問題やEV固有の問題が未解決なことから,EVへの単純な移行は急減速し,現実解としてハイブリッド車(HEV)が見直されてきています。さらにEVとHEVのいいとこ取りした駆動源としてプラグインハイブリッド車(PHEV)も急速に増えています。つまりエンジンがある自動車は当分,存続する見通しになってきました。これにともない,熱マネジメント技術も,EVに好適な技術だけではなく,エンジン搭載車両の燃費改善技術も求められています。
EVの動向ばかり注目を受けていますが,じつは,自動車の自動運転化も着々と普及してきています。完全な自動運転は,まだまだむずかしいものの,高速道路などの条件であれば,手放し運転(ハンズオフ)が可能なクルマは増えてきました。自動運転は,クルマとヒトの関係を根本的に変える技術です。クルマという移動手段の中で,いかに快適に過ごすかが,クルマの差別化技術になります。これに関わる熱マネジメント技術についても紹介いたします。
最後に,最適なクルマの駆動源を選ぶ評価軸として,LCA(ライフとしてのCO₂排出量)や当面の解決策となるハイブリッド技術の優劣(=日本が勝つための選択)についても解説いたします。
EVの動向ばかり注目を受けていますが,じつは,自動車の自動運転化も着々と普及してきています。完全な自動運転は,まだまだむずかしいものの,高速道路などの条件であれば,手放し運転(ハンズオフ)が可能なクルマは増えてきました。自動運転は,クルマとヒトの関係を根本的に変える技術です。クルマという移動手段の中で,いかに快適に過ごすかが,クルマの差別化技術になります。これに関わる熱マネジメント技術についても紹介いたします。
最後に,最適なクルマの駆動源を選ぶ評価軸として,LCA(ライフとしてのCO₂排出量)や当面の解決策となるハイブリッド技術の優劣(=日本が勝つための選択)についても解説いたします。
セミナー講演内容
1.電動車用エアコン
1.1 方式と現行空調システムとの比較
1.2 低外気温への対応
1.3 テスラ、BYDのヒートポンプサイクル
1.4 ヒートポンプサイクルの優劣比較
1.5 マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)
1.6 PFAS(有機フッ素化合物)規制対応エアコン
1.7 ヒートポンプ用新冷媒
1.8 急速充電対応
1.9 廃熱利用の可能性は
1.10 ヒートポンプとその課題
1.11 ハイブリッド車用エアコン
1.12 PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン
2.エアコンシステムの改善
2.1 空調シート
2.2 内部熱交換器
2.3 換気熱回収
2.4 デシカント空調
2.5 CO2冷媒によるエアコン
2.6 空調快適性
2.7 温冷感
2.8 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
3.駆動用電池の温度管理
3.1 電池の温度管理と寿命
3.2 事前冷却
3.3 温度管理例
3.4 理想的な温度管理方法
3.5 部材と材料
3.6 今後の電池への対応
3.7 全固体電池の場合
4.自動運転の熱マネジメント
4.1 自動運転化にともなう課題
4.2 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
5.空調システムの変化による部品,内装材の動向
5.1 ガラス・調光ガラス
5.2 断熱材
5.3 真空断熱材
5.4 フィルムヒーター
5.5 遮熱塗装、事前空調
6.今後の自動車用冷却系と熱交換器
6.1 熱交換器の変遷
6.2 モーター、インバーター冷却系
6.3 水冷インタークーラーの目的
6.4 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
6.5 水冷コンデンサーの目的
6.6 空調系
7.電動車の駆動モーターとインバーターの冷却
8.新しい冷却方式
8.1 沸騰冷却
8.2 磁気冷凍
9.古典的な熱マネジメント
9.1 自動車の排熱一覧と課題
9.2 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
9.3 ケミカルヒートポンプ
9.4 熱電素子
9.5 ランキンサイクル
9.6 熱負荷軽減
10.駆動源変遷とエネルギー問題
10.1 EV失速状況
10.2 LCA評価からみた駆動源選択
10.3 エネルギー問題からみた駆動源選択
10.4 ハイブリッド技術の優劣比較
10.5 日本が勝ち残るには
□ 質疑応答 □
1.1 方式と現行空調システムとの比較
1.2 低外気温への対応
1.3 テスラ、BYDのヒートポンプサイクル
1.4 ヒートポンプサイクルの優劣比較
1.5 マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)
1.6 PFAS(有機フッ素化合物)規制対応エアコン
1.7 ヒートポンプ用新冷媒
1.8 急速充電対応
1.9 廃熱利用の可能性は
1.10 ヒートポンプとその課題
1.11 ハイブリッド車用エアコン
1.12 PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン
2.エアコンシステムの改善
2.1 空調シート
2.2 内部熱交換器
2.3 換気熱回収
2.4 デシカント空調
2.5 CO2冷媒によるエアコン
2.6 空調快適性
2.7 温冷感
2.8 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
3.駆動用電池の温度管理
3.1 電池の温度管理と寿命
3.2 事前冷却
3.3 温度管理例
3.4 理想的な温度管理方法
3.5 部材と材料
3.6 今後の電池への対応
3.7 全固体電池の場合
4.自動運転の熱マネジメント
4.1 自動運転化にともなう課題
4.2 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
5.空調システムの変化による部品,内装材の動向
5.1 ガラス・調光ガラス
5.2 断熱材
5.3 真空断熱材
5.4 フィルムヒーター
5.5 遮熱塗装、事前空調
6.今後の自動車用冷却系と熱交換器
6.1 熱交換器の変遷
6.2 モーター、インバーター冷却系
6.3 水冷インタークーラーの目的
6.4 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
6.5 水冷コンデンサーの目的
6.6 空調系
7.電動車の駆動モーターとインバーターの冷却
8.新しい冷却方式
8.1 沸騰冷却
8.2 磁気冷凍
9.古典的な熱マネジメント
9.1 自動車の排熱一覧と課題
9.2 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
9.3 ケミカルヒートポンプ
9.4 熱電素子
9.5 ランキンサイクル
9.6 熱負荷軽減
10.駆動源変遷とエネルギー問題
10.1 EV失速状況
10.2 LCA評価からみた駆動源選択
10.3 エネルギー問題からみた駆動源選択
10.4 ハイブリッド技術の優劣比較
10.5 日本が勝ち残るには
□ 質疑応答 □
関連商品
当サイトはグローバルサイン社によりセキュリティ認証をされています。
SSL/TLS対応ページ(https)からの情報送信は暗号化により保護されます。
SSL/TLS対応ページ(https)からの情報送信は暗号化により保護されます。