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押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化

~原理・評価・設計・スケールアップ・トラブル対策~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
押出機内では何が起こっているのか、何が起こるのかを把握する
新しい、あるいは不明な現象に対峙するための有効な方法とは

単軸&二軸スクリュ押出機内の溶融混練
固体輸送,溶融,溶融体輸送の基礎理論とスクリュ設計
材料の高機能・高品質化への対応、不良現象・トラブルの回避
シミュレーション技術と混練評価、スケールアップの考え方、メカニズムに基づくトラブル対策
上手に「混ぜて」「練る」ために「知っておきたい」「知らなくてはならない」基礎と理論
日時 【ライブ配信】 2024年8月29日(木)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年9月13日(金)  まで受付(視聴期間:9/13~9/30)
受講料(税込)
各種割引特典
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配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・可視化・計測技術
・固体輸送,溶融,溶融体輸送の基礎理論とスクリュ設計
・溶融混練の基礎理論とそれに基づくスクリュ形状の理解
・シミュレーション技術と混練評価の考え方
・スケールアップの考え方
・メカニズムに基づくトラブル対策
キーワード:材料輸送,材料溶融,溶融混練,可視化・計測,計算機シミュレーション,スクリュ設計、混練評価,スケールアップ,トラブル対策

セミナー講師

九州大学 大学院工学研究院 化学工学部門 教授 工学博士 梶原 稔尚 氏

セミナー趣旨

 二軸押出機・連続混練機や混練エレメントを有する単軸押出機を用いて高分子材料の混練がなされている。押出・混練過程でのトラブル回避や、装置・プロセス設計の最適化のためには、まず装置内で何が起きているのかを把握することが必要である。そのためには、従来の理論やノウハウを理解するとともに、新しいあるいは不明な現象には材料挙動の可視化・計測やシミュレーション技術の利用が有効である。その場合、技術者が材料挙動・混練に関する基本的な原理を理解し、計測・解析結果を妥当に解釈できることが、検討結果を実効的に成果へ結びつけるために不可欠である。
 本セミナーでは、高分子材料の固体輸送、溶融、溶融体輸送と混練に関して基礎理論をわかりやすく解説するとともに、その理論に基づく不良現象のメカニズムの事例を紹介する。また、実験・計測およびシミュレーションを用いた混練評価およびスケールアップについて、現状の方法と課題を論理的に説明する。

セミナー講演内容

1.背景
 1.1 押出機・混練機の概要と特徴

2.実験による可視化・計測
 2.1 既往の可視化・計測の例
 2.2 最近の可視化・計測技術の研究例
 2.3 各種手法の特徴と注意点

3.固体輸送メカニズム
 3.1 輸送メカニズムと不良現象
 3.2 スクリュ設計の基礎

4.溶融部における高分子材料の溶融メカニズム
 4.1 溶融プロセスの可視化と溶融理論
 4.2 スクリュ設計の基礎
 4.3 溶融不良への対応
 4.4 溶融部での構造形成

5.溶融混練部の輸送・混練メカニズム
 5.1 溶融体輸送メカニズム
 5.2 分配混合と分散混合
 5.3 伸長流動の重要性
 5.4 ポリマーブレンド・コンポジットの混練理論

6.単軸スクリュ押出機内の溶融混練
 6.1 スクリュ設計の基礎
 6.2 溶融混練理論と混練エレメントの関係

7.二軸スクリュ押出機内の溶融混練
 7.1 溶融混練理論と混練エレメントの関係
 7.2 溶融混練に付随する問題と対策

8.計算機シミュレーションによる材料挙動の予測
 8.1 シミュレーション手法の分類と特徴
 8.2 混練予測のモデリングと問題点

9.シミュレーションによる混練評価
 9.1 混練評価指標とその考え方
 9.2 検証実験とその考え方
 9.3 シミュレーションと実験を用いた研究例

10.スケールアップとシミュレーション
 10.1 スケールアップの一般論
 10.2 シミュレーションによるスケールアップの研究例

11.今後の課題

質疑応答