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演習問題で身につける
有機化学スペクトル解析 徹底トレーニング

IR・MS・NMRで効率よく構造式を決定するためのスペクトル解析
「こう読めばよかったんだ」と腹落ちする基礎・コツ・演習が満載

受講可能な形式:【会場受講】or【ライブ配信】or【アーカイブ配信】


 

有機化学1000本ノック」シリーズ著者が解説 


初めて見るスペクトルでも生成物の構造決定ができるように、
IR、MS、NMRで得られる情報、スペクトルの読み方、構造決定に必要な情報を整理。
講義の随所で演習問題を解き、悩み、講師の解説を聞いて納得することで、
サクサクとスペクトルを解析できるようになるためのセミナー。


こんな方におすすめ

・IR、MS、NMRのスペクトル解析業務を効率化したい
・未知の化合物や初めて見るスペクトルでも生成物の構造を悩まずに予想したい
・体系的に学んだことがなく、イチから教わりたい
・学生時代の知識をアップデートしたい、暗記頼りや場当たり的な知識から脱却したい
・分析担当とのより良い議論のため、研究者自身が結果をざっと確認したい など
 
日時 【会場受講】 2026年8月21日(金)  10:30~16:30
【ライブ配信】 2026年8月21日(金)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2026年9月8日(火)  まで受付(視聴期間:9/8(火)~9/21(月))
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  5階 第3講習室
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【ライブ配信】 オンライン配信  
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【アーカイブ配信】 オンライン配信  
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受講料(税込)
各種割引特典
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)
特別キャンペーン【1名受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様で受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【特別キャンペーン​を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料【会場受講】製本テキスト(セミナー当日に会場にて配布)

【ライブ受講】【アーカイブ受講】 PDFデータ(印刷可・編集不可)
 ※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
 ※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日からダウンロード可となります。
オンライン配信Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※昼食付(会場受講のみ)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識スペクトル解析の基礎知識。スペクトルを見ることで、どのような官能基が含まれているのか、どのくらいの分子量なのか、原子はどの順でつながっているのかを判断できるようになります。「グニャグニャした線」にしか見えなかったスペクトルチャートから、構造式が見えてくるようになります。

セミナー講師

関西大学 化学生命工学部 准教授 矢野 将文 氏

【専門】有機合成化学・構造有機化学
【経歴】
平成10年 博士(理学)取得(大阪市立大学)
平成11年 日本学術振興会特別研究員(PD) 
平成12年 関西大学 工学部 教養化学教室 助手
平成17年 関西大学 工学部 教養化学教室 専任講師
平成22年 関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 准教授
~現在に至る

【受賞歴・著書】
エスペック環境研究奨励賞(2024年8月)
著書:
「有機化学 1000本ノック 【スペクトル解析編】」(化学同人 2022)など
  圧倒的な収録問題数(1000題)が特長の「有機化学1000本ノック」シリーズの他
 「トコトンやさしい有機化学」(化学同人 2025)

セミナー趣旨

 スペクトル解析の講義は大学二年生頃に必修になっている大学が多いと思います。グニャグニャした曲線が書かれた図を渡されて、「ここから目的物の構造式を決めてください」と課題が出たりします。最初は全くわからないと思います。
スペクトル解析が大変なのは、今までに高校、大学で学習してきたいずれの科目の延長でもないということです。「よくわからないけど、この化合物が正解なのか。このスペクトルの形、覚えてしまおう」と思っても、スペクトルが読めるようにはなりません。化合物の種類が違えば、得られるスペクトルは異なってきます。間違いなく丸覚えは不可能です。
実は、サクサクとスペクトルを解析できる人は、スペクトルの全てのピークを読んでいません。複数の測定方法から得られたスペクトルから必要な情報だけを読み出し、正解となる構造式に最短ルートで論理的にアプローチしています。

 この講座では、各測定法からどのような情報が得られるかを理解し、スペクトルの読み方を順番に説明します。これらの作業を通じて、どんな構造が含まれているかがわかってきます。これらの基本的ルールを身に着けておけば、初めて見るスペクトルでも、生成物の構造が予想できるようになってきます。
そして、さらに理解を深められるよう、十分な量の演習を準備しています。簡単な分子式、構造式、スペクトルの問題から始まりますが、徐々に複雑になっていきます。複数の情報を組み合わせないと解けない問題も出てきます。「この分光法では分子の何を測っているのか」、さらに 「スペクトルのどこを見れば、どんな情報が得られるか」をつねに意識して、構造決定に必要な情報をスペクトルから読み出せるようになりましょう。

セミナー講演内容

1.水素不足指標(IHD)を計算しよう
1.1 分子式からIHDを計算しよう
2.1 構造式からIHDを求めよう
 
2.赤外吸収スペクトル、ここを見よう。
2.1 そもそもIRスペクトル、何を見てるの?
2.2 カルボニルある?ない?
2.3 ヒドロキシ基、アミノ基どこに出る?
 
3.質量スペクトルから何がわかる?
3.1 そもそも質量スペクトル、何を見てるの?
3.2 分子量はどこでわかる?
3.3 特徴あるピークを見つけて、含まれている官能基を推定しよう
 
4.13C-NMRから何がわかる?
4.1 その化合物、何個の炭素が含まれている?何種類の炭素が含まれている?
4.2 スペクトルから何種類の炭素があるかを読み取ろう
4.3 各炭素に結合している水素の数を決めよう(DEPT、オフレゾナンス、プロトンデカップル)
4.4 各炭素はどんな環境にあるか決めよう。混成軌道は?隣の元素は何?(マスターチャートの読み取り)
 
5.1H-NMRから何がわかる?
5.1 その化合物、何個の水素が含まれている?何種類の水素が含まれている?
5.2 スペクトルから何種類の水素があるかを読み取ろう
5.3 どの炭素とどの炭素が隣同士かな?(ビシナルカップリング:n+1則)
5.4 こんな場合もカップリングする(ジェミナルカップリング、ロングレンジカップリング)
5.5 各炭素はどんな環境にあるか決めよう。混成軌道は?隣の元素は何?(マスターチャートの読み取り)
 
6.さあ、構造解析してみよう
6.1 まずIHDを計算して、大まかなイメージをつかもう。
6.2 過不足がないように含まれている部品(置換基)をリストアップしよう
6.3 部品をつないでいこう。端にくる置換基はどれ?真ん中に来る置換基はどれ?
6.4 異性体の候補を比較して、構造決定しよう。
 
□質疑応答□