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『無機ナノ粒子の総合知識』
精密合成・評価技術、サイズ・形態制御技術
およびその応用と将来展望

~ゼータ電位・X線散乱などによるナノ粒子の精密評価や特性解析~
~金属インク・ペロブスカイトナノ粒子・量子ドット・磁性材料・透明導電膜などの応用技術~

受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】or 【アーカイブ配信】

 本セミナーでは、ナノ粒子の基本特性から精密合成・設計技術、評価方法、サイズ・形態制御の手法、表面修飾技術まで、研究・開発に必ず役立つを知識を徹底解説します。また、透明導電性材料(酸化物ナノ粒子、ITO他)、量子ドット、磁性ナノ粒子、ペロブスカイトナノ粒子など注目のナノ材料の最新動向や、ナノ粒子を活用した次世代材料の展望についても詳しく紹介します。
 ナノ粒子の扱う上で必要な知識を基礎から応用まで総合的に学べる貴重な内容です。ぜひこの機会にご参加ください。

[セミナーのポイント]
 
 ◆ナノ粒子の機能発現メカニズムと精密合成・設計手法および精密評価法とその注意点 
  気相法・液相法・固相法などナノ粒子合成の基礎から、目的とするサイズ・形態制御に適した合成手法を選択する考え方とコツ・テクニック、TEM・IR・小角X線散乱法・UV・ゼータ電位測定装置・電導度滴定などを駆使したナノ粒子の表面特性や結晶性の評価などを解説

 ◆ナノ粒子の表面修飾と凝集・分散の制御、サイズ・形態制御技術 
  酸化チタン・金属ナノ粒子・ペロブスカイトの精密合成から、透明導電性材料(ITO他)の合成、磁性インク(銅ナノ粒子他)の合成と開発。各種サイズや配列・形態・分散・凝集の制御手法を解説

 ◆未来材料への応用:透明導電膜・磁気ナノ粒子・高熱伝導性材料・メタマテリアル開発
  屈折率制御材料、高熱伝導性材料、磁性ナノ粒子を用いた磁気粘性流体およびナノバイオ材料への応用、透明導電性薄膜向け低温焼成ナノインク、強誘電体ナノ粒子と圧電セラミックスへの応用、有機無機ハイブリッド化によるメタマテリアル開発など、ナノ粒子の応用技術を多数解説

 ◆大学×企業の共同研究の進め方および産学連携による最新の研究動向
日時 【会場受講】 2025年5月26日(月)  10:30~16:30
【Live配信受講】 2025年5月26日(月)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年6月6日(金)  まで受付(視聴期間:6/6~6/19)
会場 【会場受講】 東京・品川区大井町 きゅりあん  5F 第3講習室
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【Live配信受講】 オンライン配信  
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【アーカイブ配信】 オンライン配信  
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受講料(税込)
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※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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配布資料製本テキストのみ
●会場受講者:当日、会場にてお渡しいたします
●Live配信受講者:お申込み時のご住所へ開催日の4~5日前に発送いたします。
 ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
  開講日に間に合わない可能性がございますが、あらかじめご了承ください。
  Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
●アーカイブ配信受講者:開催日目安に発送。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

セミナー視聴はマイページから
お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
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備考※会場受講者のみ昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識
 ・ナノ粒子に由来した機能発現の根拠
 ・ナノ粒子を合成する上での注意点
 ・ナノ粒子の様々な視点からの具体的な評価法
 ・無機ナノ粒子表面の精密有機修飾法と修飾物の精密評価法
 ・ナノ粒子が拓く未来材料の可能性

セミナー講師

東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター 教授 博士(工学) 蟹江 澄志 氏 【講師詳細】

セミナー趣旨

 無機ナノ粒子は、可視光での透明性や量子効果の発現など、機能性材料に革新をもたらすキーマテリアルです。本セミナーは、ナノ粒子を基材とした次世代機能性材料を開発する上で必須となる、ナノ粒子に関する様々なテクニックを習得していただくこと、およびナノ粒子からなるナノ組織構造の解析法を理解していただくことを目的としております。
 本セミナーではまず、ナノ粒子が示す様々な機能やその発現メカニズムについて、最新の研究報告を例に具体的に説明します。ついで、無機ナノ粒子を合成する際のサイズ・形態の制御法について理解していただきます。さらに、得られる無機ナノ粒子表面の精密有機修飾法を紹介し、その各種定量評価法や各種特性評価法などについて詳細に説明します。

セミナー講演内容

1.ナノ粒子の性質
 1.1ナノ材料はなぜ注目されているか?
  1.1.1 ナノの領域における機能発現の根拠
  1.1.2 ナノ粒子の結晶面に由来した特徴的機能
  1.1.3 ナノ粒子の透明性
 1.2 ナノ粒子の合成法
  1.2.1 気相法によるナノ粒子合成
  1.2.2 液相法によるナノ粒子合成
  1.2.3 固相法によるナノ粒子合成
 1.3 サイズ(粒子径)・形態制御に適したナノ粒子合成法とは?
   ~気相法では困難な理由~
 1.4 ナノ粒子のサイズ・形態制御のコツ
  1.4.1 如何にサイズを整えるか?
  1.4.2 如何に形を整えるか?
 1.5 水系によるサイズ・形態制御ナノ粒子の合成
  1.5.1 酸化鉄ナノ粒子の合成
  1.5.2 酸化チタンナノ粒子の合成
  1.5.3 ペロブスカイトナノ粒子の合成
 1.6 非水系におけるサイズ・形態制御ナノ粒子の合成
  1.6.1 ポリオール法の特長
  1.6.2 錯体熱分解法
 1.7 ナノ粒子合成における界面の精密制御

2.ナノ粒子の精密評価法
 2.1 TEM観察による構造評価
 2.2 IRによる表面修飾状態解析
 2.3 小角X線散乱法によるナノ粒子・有機無機ハイブリッド材料の構造解析
 2.4 ゼータ電位測定装置を用いたナノ粒子の表面状態解析から凝集・分散のコツまで
  2.4.1 ゼータ電位とは?
  2.4.2 ゼータ電位測定原理
  2.4.3 ゼータ電位測定法
  2.4.4 ゼータ電位測定行う意義
 2.5 電導度滴定によるナノ粒子表面の精密解析

3.ナノ粒子の配列・自己組織構造制御
 3.1 ナノ粒子への自己組織性の付与の将来性
 3.2 ナノ粒子への液晶性の付与
 3.3 有機無機ハイブリッドナノ粒子からなる自己組織構造とその構造制御技術
 3.4 ナノ粒子の自己組織構造評価法

4.無機ナノ粒子表面における有機分子の構造・修飾状態・修飾量の精密解析・評価手法
  ~有機無機ハイブリッドデンドリマーを例にして~
 4.1 NMRを用いた表面有機物の解析
 4.2 TG-DTAを用いた表面有機分子の定量
 4.3 STEMによるナノ粒子配列構造観察
 4.4 小角X線散乱測定による3次元組織構造評価:電子密度マップによる視覚化

5.ナノ粒子が拓く未来材料の将来性
 5.1 屈折率制御材料
  5.1.1 屈折率制御材料の特長
  5.1.2 屈折率制御材料とナノ粒子
 5.2 高熱伝導性材料
  5.2.1 高熱伝導性材料の特長
  5.2.2 高熱伝導性無機粒子
  5.2.3 高熱伝導性ハイブリッド材料
 5.3 磁性ナノ粒子:磁気粘性流体開発からナノバイオ材料まで
  5.3.1 磁性ナノ粒子の特長および合成法
  5.3.2 磁気粘性流体とは?
  5.3.3 磁気粘性流体のアプリケーション
  5.3.4 サイズ形態制御磁性ナノ粒子を用いた新たな磁気粘性流体の特長
  5.3.5 磁性ナノ粒子の磁気誘導加熱
  5.3.6 磁性ナノ粒子のナノバイオ材料への適用
 5.4 透明導電性薄膜向けナノ粒子を用いた低温焼成ナノインク開発
  5.4.1 透明導電性薄膜とは?
  5.4.2 ナノインク向け透明導電性ナノ粒子の合成法
  5.4.3 透明導電性ナノインクの調製
  5.4.4 透明導電性ナノインクの特性評価
 5.5 強誘電体ナノ粒子の合成と圧電セラミックスへの展開
  5.5.1 強誘電体とは?
  5.5.2 圧電セラミックスとは?
  5.5.3 圧電セラミックス向けナノ粒子の合成法
 5.6 ナノ粒子の有機無機ハイブリッド化によるメタマテリアルの開発
  5.6.1 メタマテリアルとは?
  5.6.2 トップダウンアプローチによるメタマテリアル調製とその特長
  5.6.3 ボトムアップアプローチによるメタマテリアル調製とその特長

6.大学における企業との共同研究の進め方

 □質疑応答□