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実験・分析データの正しい取得方法・解釈とその実際
~PC演習付き(エクセル/Gnuplotを使ったPC演習、実践)~

■実験室における物理量の測定・測定値の確からしさ・有効数字■
■繰り返し測定における数値の取り扱い・誤差の伝播■
■最小二乗法による回帰・検定■

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ


★ 実験・分析データを正しく取得・解釈する。統計処理・統計解析へ!
★ 数理統計学の基礎知識をその実践方法、なるべく数式なしで学ぶ!
日時 【Live配信】 2024年8月23日(金)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年9月6日(金)  から配信開始【視聴期間:9/6(金)~9/20(金)】
会場 【Live配信】 オンライン配信セミナー  
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【アーカイブ配信】 オンライン配信セミナー  
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受講料(税込)
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オンライン配信Live配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
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備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

甲南大学 理工学部 教授 山本 雅博 氏
<主な経歴・活動>
京大院工工業化学修士修了(1985)、京大工博(1991)、京大原子エネルギー研助手(1985-1999)、京大院工物質エネルギ−化学専攻助教授・准教授(1999-2009)、甲南大理工機能分子化学科教授(現在に至る)  
日本分析化学会近畿支部長(2023-), 日本ポーラログラフ学会会長
<WebSite>
http://www.chem.konan-u.ac.jp/applphys/japanese_top.html

セミナー趣旨

 実験データの信頼性については、特に医学・生物関係で大きく揺らいでおります。実験を複数回行うことによって、データの平均値だけでなくそのバラツキ(エラーバー)も同時に評価することが非常に重要です。この評価で、データの再現性、有効桁、仮説の検定等これから皆さんが研究を行う上で、必要不可欠な概念を学びましょう。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
数理統計学の基礎知識をその実践方法からなるべく数式なしで学びます。エクセルやGnuplotを使ったPCの演習もおこない実践演習を行う。

<プログラム>
■第1講■ 実験室における物理量の測定・測定値の確からしさ・有効数字                               
<ポイント>

 統計学には少々数学も必要です。高校数学の初歩から学びましょう。

1.統計学とは。何故統計学を学ぶ必要があるのか
2.有効数字
3.有効数字の桁落ち
4.四捨五入
5.物理量の単位
6.濃度およびその相互変換
7.平均と分散
8.二項分布から中心極限定理
9.正規(ガウス)分布
10.母集団と標本:母平均、母分散、標本平均、標本分散
11.平均の平均、平均の分散
12.データの棄却:Q-テスト                                

■第2講■ 繰り返し測定における数値の取り扱い・誤差の伝播
<ポイント>

 実際のデータ解析では、平均値だけではなくそのバラツキをエラーバーとして評価することはとても大事です。ここではstudentのt分布を使ってエラーバーを評価する方法を学びます。また、測定値同士の演算により、バラツキがどのように変化するのかも学びます。

1.正規分布とstudentのt分布
2.不偏分散、標準偏差、信頼度
3.studentのt分布でエラーバーを求める
4.自由度
5.上下非対称のエラーバー
6.誤差伝播の一般式の導入
7.和と差
8.積と商
9.対数変換:pHを例に
10.希薄溶液の調製

■第3講■ 最小二乗法による回帰・検定
<ポイント>

 最小二乗法はある条件を変えて、物性値を測定し、その間にある関係が成立すると仮定してその関係式を求めるのに良く使われる。また、仮説検定はあることを主張したい(有意差の有無)

1.重み付き平均
2.エクセルで計算されたのでいいの?
3.エラーバー付きデータからの線形重み付き最小二乗法:解析解
4.エラーバーがない場合の最小二乗法
5.吸光度測定での例
6.フリーのグラフソフトgnuplotをつかった計算例
7.非線形最小二乗法の場合の注意
8.仮説検定の考え方:対立仮説、帰無仮説
9.仮説検定の種類の概観:平均量かバラツキか?
10.片側検定・両側検定、有意水準、p値
11.検定の危険性
12.t検定(1)
13.z検定
14.t検定(2)
15.χ2検定
16.F検定
17.ANOVA


  □質疑応答□