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強化ガラスとクラック伝播現象
【LIVE配信】

~ガラスの基礎・入門編~

受講可能な形式:【Live配信】のみ
本講座では、「熱強化ガラス、化学強化ガラスの強化メカニズム」や「クラック発生現象」などについて解説する
日時 2025年3月26日(水)  10:30~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
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定価:本体50,000円+税5,000円
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主催(株)R&D支援センター
配布資料・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
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 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
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オンライン配信・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

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得られる知識・ガラスおよび脆性破壊の基礎知識
・強化ガラスの特徴とその強化メカニズム
・易強化性(強化のし易さ)
・熱強化ガラスの断片化現象
・高速伝播するクラックの観察手法
・クラック発生現象の把握とその解析手法
対象若手技術者および若手研究者(入門~初級レベル)
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします

セミナー講師

GMS研究所 代表 博士(工学) 荒谷 眞一 氏 (元・セントラル硝子(株)、元・帝京大学)
【専門】
ガラス物性、材料工学、破壊工学、伝熱工学
【その他 活動など】
 日本学術振興会 先端強度材料 第129委員会委員(2012/4~)
 ISO規格作成日本代表委員(1994/3~2002/5)TC160/SC2/WG7(security試験法)

セミナー趣旨

 ガラスの破壊は表層から開始することが多く、圧縮応力下では破壊がほとんど進展しないという知見から表層の圧縮応力の値を大きくした強化ガラスが開発されました。強化ガラスは大きく熱強化ガラスと化学強化ガラスに分けられますが、その特徴は異なっています。熱強化ガラスは破壊時に断片化現象を示すことから安全ガラスとして、化学強化ガラスは薄い板や複雑な形状の強度増加ガラスとして広く世の中で使われています。
 熱強化ガラスの破壊時のクラック伝播速度は約1500m/sと高速であり、その観察には特殊な装置が必要でその解析も難しく、安全性を高めるのは容易ではありません。また、化学強化ガラスでも化学強化後の反りを始めとして問題も数多くあります。
 熱強化ガラスや化学強化ガラスの強化メカニズム、ガラス組成や物性からの易強化性(強化のし易さ)推定、高速度観察手法を始めとして、基礎的な事項からお話します。前日開催の「ガラスの破壊と強度」とも密接な関係がありますので、併せて参加されることをお薦めします。

セミナー講演内容

1.強化ガラスの基礎(強化ガラスとは?)
 1-1.強化ガラスとは?
 1-2.強度と破壊の基礎知識
 1-3.熱強化ガラスの製造と問題点
 1-4.安全ガラスとしての熱強化ガラス
 1-5.化学強化ガラスの製造と強化メカニズム
 1-6.化学強化ガラスの問題点と対策

2.強化メカニズムと易強化性
 2-1.易強化性とは
 2-2.熱強化ガラスの易強化性
 2-3.化学強化ガラスの易強化性
 2-4.熱強化ガラスと化学強化ガラスの違い

3.熱強化ガラスのクラック伝播観察
 3-1.Cranz-Schardin型高速度カメラによる観察
 3-2.熱強化ガラスのクラック伝播と分岐
 3-3.光弾性法による観察
 3-4.部分強化ガラスのクラック伝播と分岐
 3-5.応力依存則と主応力
 3-6.クラックの連結現象とσCR

4.Caustics 法による観察と主な知見
 4-1.Caustics法による観察
 4-2.クラック伝播と分岐
 4-3.二股分岐と枝分かれ分岐
 4-4.2つのクラック衝突による新たなタイプのクラック生成

5.クラック伝播と分岐のメカニズム
 5-1.強化ガラスとガラスの表面欠陥
 5-2.熱強化ガラスとその強化メカニズム
 5-3.熱強化ガラスの製造と問題点
 5-4.熱強化ガラスのクラック伝播と分岐
 5-5.化学強化ガラスとその強化メカニズム
 5-6.化学強化ガラスの製造と問題点

6.熱強化ガラスの安全性
 6-1.熱強化ガラスの安全規格
 6-2.安全対策のバックボーン
 6-3.安全対策例

【質疑応答】