セミナー 印刷

レアメタルの国際動向と
資源戦略としての都市鉱山開発

~欧米中の資源戦略、国際状況の変化と都市鉱山開発の意義、今後の方向性~
~レアメタル含有製品のリサイクル、レアメタルの再抽出・再精製技術~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

レアメタルをめぐる国際情勢と今後の方向性――。
中国の関連法令・トランプ政権の戦略・欧州のCRMA等の資源をめぐる国際状況とその変化、
リチウムイオン電池や風力発電機等のレアメタル含有製品のリサイクル、レアメタルの再抽出・再精製技術、
キーとなる混入物の処理など、最新動向・課題・展望・技術について解説します。
日時 2025年3月24日(月)  13:30~17:00
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額24,750円) 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円
 E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
■アーカイブ配信について
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[3/25~3/31中]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※視聴ページは、開催翌営業日に午前中にはマイページにリンクを設定する予定です。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識レアメタルとは何か、それはこれからの社会にどのような影響を持つか。
国際的な資源戦略の状況。「都市鉱山開発」に必要なレアメタルとそれを使った製品のリサイクル技術。
対象「都市鉱山」ビジネスに着手しようとする挑戦的な起業家、サーキュラー・ビジネスに着手した人、企業内でレア目種などの調達およびその戦略企画に携わる人、資源の状況と日本の未来が気になる人。
レアメタルの名前を知らなくても紹介しながら話していく予定で、予備知識は問わない。

セミナー講師

(国研)物質・材料研究機構 名誉研究員 工学博士 原田 幸明 氏
専門:金属工学
サーキュラーエコノミー&広域マルチバリュー研究会代表
エコマテリアルフォーラム会長
エコデザイン推進機構理事
日本LCA学会元会長
一般社団法人サステイナビリティ技術設計機構ホームページ 

セミナー趣旨

 レアメタルがまた注目を集めている。カーボンニュートラルの動きは、リチウムイオン電池やそれを用いたEV車に見られるように、新たな技術とそれを支える希少金属の存在と不可欠ではいられない。また、AIをはじめとする情報技術の展開は半導体技術を基礎として成り立っており、そこでも希少金属が重要な役割を担っている。他方で、資源をめぐる状況は、売れる資源を競い合って供給する過去の状況から、限られた資源を限定的に供給することで価値を吊り上げる非グローバル化の方向へのシフトを見せだしている。今年、中国がガリウム、ゲルマニウムに対して輸出規制の施策を打ち出したのもこのような流れとの関連で見ておく必要がある。このような中で、国内市場が比較的豊かな日本においては、消費のために持ち込まれた希少金属を資源として活用する、いわゆる「都市鉱山」の取り組みが極めて重要になる。
 本講座では、レアメタルの都市鉱山活用を支える技術の最近の動向と課題を、金属別、製品別に明らかにし、「都市鉱山」ビジネスの新展開に資するものである。

セミナー講演内容

1.サステイナブルな社会を支えるレアメタル
 1.1 カーボンニュートラルに必要なレアメタル
 1.2 情報に必要なレアメタル
 1.3 モノづくりを支えるレアメタル
 
2.資源をめぐる国際状況とその変化
 2.1 中国のレアメタル関係法令
 2.2 トランプ政権のレアメタル戦略
 2.3 欧州のCRM(critical raw material)act
 2.4 安く大量に売る資源から、囲い込む資源に
 2.5 都市鉱山開発の現代的意義
 
3.レアメタル含有製品のリサイクル
 3.1 リチウムイオン電池のリサイクル
 3.2 太陽光パネルのリサイクル
 3.3 風力発電機・EVモータのリサイクル
 
4.レアメタルの再抽出・再精製の科学

 4.1 希釈型と抽出型のリサイクルの違い
 4.2 反応を決める熱力学
 4.3 不純物。混入物の処理がカギ

5.今後のレアメタルリサイクルの方向性
 5.1 サーキュラーエコノミーによるサプライチェーン管理
 5.2 再資源化高度化法で変わるレアメタルリサイクル

 □質疑応答□