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EUバッテリー規則の最新技術動向と対応策

■ カーボンフットプリント、デューデリジェンス、デジタルバッテリーパスポートの最新要件 ■
■ 適合宣言からサプライチェーン管理まで、実務で押さえるべき対応策 ■

受講可能な形式:【Live配信】のみ 
 EUバッテリー規則は2024年8月以降、CEマーキングを取得したバッテリーのみがEU市場で流通可能となり、適合評価・技術文書作成が必須となっています。
 本セミナーでは、すでに適用が始まった規則の要点を整理しながら、今後導入が予定されるカーボンフットプリント算定やサプライチェーン・デューデリジェンス要件、デジタルバッテリーパスポートなどの最新動向を詳しく解説します。加えて、未だ不透明な部分や適用日が延長された要件についても現状を踏まえて整理し、企業がとるべき実務対応の方向性をわかりやすく解説します。

 
◆セミナーのポイント◆
・EUバッテリー規則の概要と現時点での適用要件
・カーボンフットプリント、デューデリジェンス、リサイクル要件の最新情報
・CEマーキング取得に向けた技術文書・適合宣言の実務ポイント
・不透明な規制環境での企業対応の方向性と対策
・サプライチェーン・サスティナビリティ対応に役立つ最新知識
 
キーワード :EU、バッテリー、カーボンフットプリント、制限物質、ライフサイクル、CEマーキング、デューデリジェンス、リサイクル、バッテリーパスポート
日時 【Live配信】 2025年12月5日(金)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
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配布資料 PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識・既に実施してきた欧州バッテリー規則への対応への振り返り機会
・今後適応日を迎える要件への対応準備において、事前にキャッチしておきたいTips
対象・欧州向けバッテリーおよびバッテリー搭載製品の開発・規制・調達担当
・バッテリー部材サプライヤー
・企業サスティナビリティ推進担当
・その他、ご興味のある方

セミナー講師

テュフズードジャパン(株) MO&RI事業部 IS CAC部 サスティナビリティサービス マネージャー 邱 亮達 氏
【ご専門】化学
【ご略歴】
・東京大学 特任助教として研究・グローバル教育を担当
・テュフズードジャパンに入社後、2019年からEU化学法規制(REACH/CLP)関連業務のプロジェクトマネージャーを担当
・2020年からEUサステナビリティ関連法規制(CBAM, 電池規則、その他)のサスティナビリティ関連サービス開発を兼務
・現在はサスティナビリティサービス マネージャーとして、日本におけるサスティナビリティビジネス全般を統括

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テュフズードジャパン(株) COM事業部 テクニカルマネージャー 渡辺 亨 氏
【ご専門】化学
【ご略歴】
・電子部品メーカーにて電子部品の開発・品質保証・製品企画業務を歴任
・テュフズードジャパン入社後、2013年から自動車関連業務部門長
・2024年より現職にてテクニカルマネージャーとして、サステナビリティ関連を含む産業機器セクターの幅広い技術分野を総括
・甲種危険物取扱者・第一種衛生管理者・丙種高圧ガス製造保安責任者

セミナー趣旨

 2023年8月に発効された「EUバッテリー規則;REGULATION (EU) 2023/1542」は、2024年8月18日以降、法規に従ってバッテリーの適合性評価が実施され、技術文書が作成された、適合宣言書/CEマークのあるバッテリーのみEU市場での流通を認めています。
そして、この後サスティナビリティ関連要件が順次適用日を迎えることで、各サスティナビリティ要件への準拠対応を余儀なくされる経済事業者のご担当者様は、要件についてしっかりとご理解を深め、備えに焦点を合わせる必要に迫られているものと拝察いたします。
一方で、カーボンフットプリント要件における細則の発行は大幅に遅延しており、且つバッテリーデューデリジェンス要件も当初の適用日を2年間延長する措置が発表されました。さらに言えば、本規則の一部要件において必要となる第三者検証・評価を司る、Notified Body(ノーティファイドボディ)も未だ公表されていません。このような不透明な状況が続く中で、正解の見通せない準備対応をされる企業のご担当者様のお役立てに少しでもなる様、本講演は企図されました。
 本セミナーでは「いまさら聞けない…」ポイントを再確認する場として、そして未だ明示されていないポイントを再検証する場としてご活用いただけましたら幸甚に存じます。

セミナー講演内容

1.欧州バッテリー規則の概説および現状
 1₋1 欧州バッテリー規則の概要と主要な経済事業者の責務
 1₋2 現時点で適用される評価要件
  1₋2₋1 Art.6 物質の制限要件
  1₋2₋2 Art.10 性能と耐久性要件
  1₋2₋3 Art.12 定置型バッテリーエネルギー貯蔵システムの安全性要件
  1₋2₋4 Art.13 ラベル、マーキング、および情報要件
 1₋3 適合宣言までの対応
  1₋3₋1 技術文書作成
  1₋3₋2 CEマーキング
  1₋3₋3 適合宣言書
 1₋4 その他要件
 
2.Art.7 カーボンフットプリント要件とその対策
 2‐1 欧州バッテリー規則のカーボンフットプリント要件の概要
  2₋1₋1 宣言書に含まれる情報
  2₋1₋2 カーボンフットプリントの算定方法に含まれる主要素と定義
  2₋1₋3 機能単位とリファレンスフロー
  2₋1₋4 システム境界
  2₋1₋5 企業固有のデータセットと二次データの使用
 2₋2 委任法、実施法の草案
  2₋2₋1 電気自動車用バッテリー
 
3.Chapter 7 バッテリーデューデリジェンス要件とその対策
 3₋1 欧州バッテリー規則のデューデリジェンス要件の概要
 3₋2 サプライチェーンデューデリジェンスの原則とリスク関与の範囲
 3₋3 バッテリーサプライチェーンデューデリジェンスメソッドロジー

4.その他のサスティナビリティ要件
 4₋1 リサイクルコンテント要件
 4₋2 デジタルバッテリーパスポート

 □質疑応答□