セミナー 印刷

高分子材料における結晶化・ガラス転移の基礎と評価

~構造形成と性質の関係~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
 

   本セミナーでは高分子鎖の形態、融解・平衡融点・過冷却、ガラス転移、結晶化度、結晶化速度、ミクロ構造の分散
など多岐にわたり基礎、応用、評価法など解説していきます。
日時 【Live配信(アーカイブ配信付き)】 2025年1月21日(火)  13:00~16:30
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
 1名申込みの場合: 受講料 39,600円 (E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円、E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※他の割引は併用できません。
特典■Live受講に加えて、アーカイブでも1週間視聴できます■
【アーカイブの視聴期間】2025年1月22日(水)~1月28日(火)まで
※このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
アーカイブ(見逃し)配信について
※視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。またアーカイブは原則として編集は行いません。
※マイページからZoomの録画視聴用リンクにてご視聴いただきます。
配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー講師

 神奈川大学 化学生命学部 応用化学科 教授 池原 飛之 氏
【経歴】
1989年 東京大学工学部物理工学科卒業
1991年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了
1992年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程退学
1992年 東京大学工学部助手
2000年 博士(工学)  (東京大学)
2003年 神奈川大学工学部助教授
2009年 神奈川大学工学部教授
2023年 神奈川大学化学生命学部教授
 
【専門分野】
高分子物性、特に多成分系、薄膜における結晶化と構造形成
【受賞歴】
1997年 高分子学会 1996年Polymer Journal 論文賞
2009年 神奈川大学学術褒賞
2011年 日本学術振興会 科学研究費助成事業の審査に対する表彰
【WebSite】
http://www.gen.kanagawa-u.ac.jp/engineer/applied/research.html#first_02

セミナー趣旨

 結晶性の高分子材料には、おおまかに結晶と非晶が約半分ずつ含まれている。
材料としての特性を評価するためにはこれら両方の性質と、関連する現象(結晶化とガラス転移)を知ることが必要である。また複数の成分が含まれる複合材料(ポリマーブレンド、ポリマーアロイなど)では、相溶性、分散性、構造形成などの詳細を知る必要がある。高分子材料の性質には高次構造も影響するため、結晶化や相分離に伴って形成される構造も考慮すべきである。
 本講座では、高分子の結晶と非晶の多岐にわたる性質や現象の基礎を紹介し、応用を見据えた評価法なども含めて理解することを目的とする。

セミナー講演内容

<得られる知識・技術>
高分子結晶と非晶の基礎的性質と評価法の理解。複数の要因(結晶化、ガラス転移、多成分系の場合は相分離や分散)
が存在するときの性質の理解と考え方。高分子材料における構造形成と性質の関係の理解。

<プログラム>
1. 高分子の固体と液体

 1.1 高分子鎖の形態
 1.2 結晶化・融解とガラス転移

2. 高分子結晶
 2.1 結晶の構造形成
 2.2 融点・平衡融点・過冷却
 2.3 結晶化度
 2.4 結晶化速度

3. 非晶の性質
 3.1 ガラス転移
 3.2 緩和現象(力学的・誘電的緩和と温度時間換算則)

4. ポリマーブレンドとポリマーアロイ
 4.1 相溶性と相分離
 4.2 ミクロ構造の分散

5. 複数の現象の競合
 5.1 結晶化から相分離
 5.2 相分離から結晶化・ガラス転移

6.まとめ

  □質疑応答□