セミナー 印刷

プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門

~ポリプロピレンを中心に学ぶ、廃プラの分別から再生材の材料設計・コンパウンディング技術~

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】
●長年マテリアルリサイクルに携わってきた講師が、主に自動車や家電のポリプロピレン(PP)を例に、廃プラの分別・回収から再生材の生産までの一連の工程・技術を解説します。
●再生材にバージン材と同等の物性や機能を付与し、その品質を担保するための要点やノウハウも伝授。


<キーワード>
マテリアルリサイクル用原材料の発生源、手分解、機械分別、添加剤・着色剤・強化剤、物性調整、コンパウンド、割れ・クラック・劣化対策、再生材の適用事例
日時 2024年11月27日(水)  10:30~16:30
会場 オンライン配信  
会場地図
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料 1名分無料適用条件
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額27,500円) 
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

受講料( 定価:41,800円/E-Mail案内登録価格 39,820円 )
 価格内訳/定価:本体38,000円+税3,800円 E-Mail案内登録価格:本体36,200円+税3,620円
 ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
 ※申込フォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択ください。他割引は併用できません。
配布資料・PDFテキスト(印刷可)
 ※PDFテキストはマイページよりダウンロードいただきます。(開催の営業日2日前よりダウンロード可)
オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

・セミナー視聴はマイページから
 お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
 お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
 開催日の【営業日2日前】より視聴用リンクが表示されます。

アーカイブ(見逃し)配信付き
 視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[11/28~12/4]を予定しています。
 ※アーカイブは原則として編集は行いません。
 ※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメール連絡をいたします。
 (開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
得られる知識・樹脂マテリアルリサイクルの各要素技術と着色・強化など高付加価値化の為の技術のポイント。
対象・廃プラスチックのリサイクル材の生産/活用に関心を持たれている方、携わっている方。
・マテリアルリサイクル技術や廃プラリサイクル事業に興味を持たれている方。

セミナー講師

RTC リサイクルテクノロジーコンサルティング
樹脂マテリアルリサイクルコンサルタント 赤穗 達史 氏 
《講師詳細》

【専門】樹脂マテリアルリサイクル、高分子化学
【資格】一級カラーコーディネーター
【業務・活動】樹脂マテリアルリサイクルに関わる開発、製造、品質保証、技術フォローに関するコンサルティング

セミナー趣旨

 樹脂マテリアルリサイクルを取り巻く状況、及び生産する上での各要素技術と、主にポリプロピレンの高付加価値分野への適用事例も紹介し、リサイクル材の活用に関心を持たれている方、生産に携わっている方、リサイクル事業に興味を持たれている方に有用と思われる知識をご提供したい。

セミナー講演内容

1.はじめに
  1.1 よく使われているプラスチック 
    1.1.1 ポリプロピレンの種類 概略

2.廃プラの行き先と樹脂マテリアルリサイクル業界の概況
  2.1 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の発生源推移
  2.2 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の国内向け海外向け推移
  2.3 樹脂マテリアル業界の概況

3.樹脂マテリアルリサイクル向け廃プラの数々
  3.1 工程内廃材
    3.1.1 重合、ペレット化時のダンゴ
    3.1.2 グレードチェンジ時の廃材
    3.1.3 フィルム、シート端材
    3.1.4 射出成型時のスプルー、ランナー、成形不良品
  3.2 ポストコンシューマー材
    3.2.1 ペットボトルとキャップ
    3.2.2 容器包装リサイクル法材
    3.2.3 家電リサイクル法材
    3.2.4 自動車リサイクル法材
    3.2.5 発泡スチロールの減容化材

4.分別技術
  4.1 手分解
    4.1.1 廃家電処理での手分解
    4.1.2 自動車解体での手分解
  4.2 機械分別
    4.2.1 廃家電の樹脂分別フロー
    4.2.2 破砕 粉砕
    4.2.3 風力選別
    4.2.4 浮沈選別
    4.2.5 ジグ選別
    4.2.6 摩擦選別
    4.2.7 静電気選別
    4.2.8 近赤外線識別技術
    4.2.9 X線分析選別

5.PPの基本構造と劣化
  5.1 PPの基本構造
    5.1.1 アイソタクチックポリプロピレン
  5.2 PPの劣化
    5.2.1 PPのラジカル発生点と劣化

6.添加剤
  6.1 酸化防止剤
    6.1.1 フェノール系
    6.1.2 リン系
    6.1.3 チオエーテル系
  6.2 金属不活性化剤
  6.3 光安定剤
    6.3.1 HALS(ヒンダードアミン系光安定剤)
    6.3.2 紫外線吸収剤(UVA)
  6.4 流動性調整剤
  6.5 酸変性ポリプロピレン

7.着色剤
  7.1 無機顔料
  7.2 有機顔料
  7.3 分散剤
  7.4 展着剤

8.強化材
  8.1 板状フィラー
  8.2 針状フィラー
  8.3 ゴム成分

9.材料開発
  9.1 物性調整と長期耐久性付与
  9.2 再調色

10.粉砕材のコンパウンディング
  10.1 粉砕材の均一化
  10.2 添加剤、顔料の小分け
  10.3 ブレンディング
  10.4 ペレット化
     10.4.1 原料フィード
     10.4.2 混錬押出し機の種類と特徴
     10.4.3 スクリーンチェンジャーの種類と特徴
     10.4.4 カッティング機の種類と特徴
     10.4.5 アフターブレンド(製品の均一化)
     10.4.6 マグネット 金属除去
     10.4.7 袋詰め
     10.4.8 設備のフローチャートの例
  10.5 工程管理・バッチ管理
  10.6 生産管理
  10.7 設備管理・摩耗管理
  10.8 品質保証
     10.8.1 測定室の温度湿度管理
     10.8.2 サンプルの調整
     10.8.3 MFR測定
     10.8.4 引張試験
     10.8.5 曲げ試験
     10.8.6 衝撃試験
     10.8.7 蛍光X線分析
     10.8.8 ガスクロマトグラフ質量分析計
     10.8.9 品質保証の考え方

11.技術フォロー
   11.1 流動性
   11.2 表面外観
   11.3 割れ クラック
   11.4 劣化

12.適用事例
   12.1 家電
   12.2 自動車
     12.3 グリーン購入法関連

13.技術及び事業課題
   13.1 技術課題
   13.2 事業課題

14.リサイクル新規関連法規とその影響 
   14.1 中国の新規関連法規
   14.2 日本の新規関連法規
   14.3 EUの新規関連法規案

15.今後の展望
   15.1 外部環境の変化を踏まえた今後の展望

□ 質疑応答 □