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シランカップリング剤の
反応過程および処理層の構造、
表面被覆状態、反応進行・効果の解析・評価

~反応メカニズム、処理層・界面状態の分析、処理効果の評価~

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ

シランカップリング剤による効果的・効率的な表面処理を行うために
シランカップリング剤の添加・反応によって表面・界面で何が起きているのかを知る
 そして表面や界面をいかにコントロールしていくのか
シランカップリング剤の基礎、加水分解、縮合反応コントロールの考え方、
表面や界面の分析手法の使い方、表面・界面設計の考え方、、、、、
表面や界面のシランカップリング剤の分析技術とそこから見えた表面や界面の本当の姿とは
日時 【ライブ配信】 2024年8月28日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2024年9月13日(金)  まで受付(視聴期間:9/13~9/30)
受講料(税込)
各種割引特典
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配布資料製本資料(開催日の4、5日前に発送予定))
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
オンライン配信ライブ配信(Zoom) ►受講方法・接続確認申込み前に必ずご確認ください
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認申込み前に必ずご確認ください
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識シランカップリング剤による表面・界面設計の考え方
対象シランカップリング剤を使っている方 これから使おうとされている方
予備知識は不要
キーワード:シランカップリング剤,加水分解反応,重縮合反応,表面処理,溶解度パラメータ,パルスNMR,TG分析

セミナー講師

大阪工業大学 工学部 応用化学科 特任教授 学術博士 中村 吉伸 氏
【講師紹介】

セミナー趣旨

 本講座は、シランカップリング剤の反応過程における処理層の構造、表面被覆状態、反応進行の解析および特性への効果等を見いだし、表面・界面で何が起きているのかを知ることで、より効果的・効率的な表面処理を行うことを目的にします。

セミナー講演内容

1.複合材料の性能は界面で決まる
 1.1 半導体封止樹脂の界面とバルク
 1.2 半導体封止樹脂のシランカップリング剤による性能向上

2.シランカップリング剤の反応
 2.1 加水分解反応
 2.2 精密にSAM形成をコントロールするために
 2.3 重縮合反応のコントロール
  ・重縮合体の悪影響
  ・pHや分子構造の影響
  ・AFMで見た処理層
 2.4 無機表面との反応~表面の影響
  ・反応性に影響する因子
  ・有機官能基が吸着する場合
 2.5 メトキシ基とエトキシ基,トリアルコキシとジアルコキシの反応性の違い
 2.6 加水分解なしでも反応する?

3.シランカップリング剤による処理層と界面をいかに知るか?
 3.1 ヘアー構造,ネットワーク構造をつくる
 3.2 パルスNMRによる処理層の構造解析
  ・パルスNMRとは
  ・どこまで構造解析が可能か
 3.3 TG分析による処理層の構造解析
  ・TG分析でここまで処理層が分る
 3.4 さまざまなキャラクタリゼーション手法
 3.5 化学吸着分子を増やすためには
  ・オリゴマー形成の効果
  ・オリゴマーを使う
  ・長鎖タイプの効果

4.シランカップリング剤と複合材料
 4.1 界面はいかに強化されるか?
  ・絡み合いやIPNの効果
 4.2 SP値で考える界面
  ・SPを考慮して反応性を高めるためには
 4.3 前処理法(湿式法,乾式法)とインテグラルブレンド法
  ・両法の界面でのシランカップリング剤は
 4.4 インテグラルブレンド法~実はすごい

5.シランカップリング剤の意外な効果
 5.1エポキシ樹脂の吸水性の改善
  ・インテグラルブレンド法はやはりすごい
 5.2 長鎖フルオロカーボンシランカップリング剤の高化学吸着率の理由
 5.3 炭酸カルシウムも補強性フィラーになる
 5.4 こんな応用もある
 5.5 第一原理計算の応用と未来

質疑応答