セミナー 印刷

基礎から学ぶ機構学

~機械運動と設計の基本~

受講可能な形式:【Live配信】のみ
日時 2025年7月14日(月)  10:00~17:00
講師 鈴木 敬一(すずき けいいち)氏
 
鈴木技術士事務所 代表
技術経営修士(専門職)、技術士(機械部門・総合技術監理部門)

 
(公社)日本技術士会 正会員、(一社)日本機械学会 正会員、(一社)日本知財学会 正会員、
(一社)研究・イノベーション学会 正会員
 
【略歴】
2007 〜 2023年: 国内メーカーにて紙幣識別装置の開発
2023 〜: 鈴木技術士事務所
紙幣識別装置の開発プロジェクトリーダーとして、新製品の企画立案から設計、試作、評価、量産化までの一連のプロセスを主導。開発過程における不具合の解決には、設計工学の手法を活用して原因の特定と対策の立案を行う。また、コスト削減にも注力し、部品の共通化や調達先の見直しなどを推進。
現在はエンジニア教育および研修開発にも携わり、次世代の技術者育成に注力している。専門技術の講座など、グループワーク・演習を交えた実践的な研修は高い評価を得ている。
 【資格】
技術士(機械部門・総合技術監理部門)、二級知的財産管理技能士、監理技術者(機械器具設置工事)、エックス線作業主任者
受講料(税込)
各種割引特典
29,700円 ( E-Mail案内登録価格 29,700円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体27,000円+税2,700円
E-Mail案内登録価格:本体27,000円+税2,700円
※S&T E-Mail案内登録価格,S&T複数同時申込み割引対象外
 申し込み受領後、主催会社日本アイアール(株)よりセミナー実施5営業日前を目安に受講票をお届け致します。
 受講票の発送をもちまして以後のキャンセルはお受けできません。
 受講予定の方がご出席できなくなった場合に、他の方が代わりにご受講されることは可能です。
 受講票発送以後、ご出席できなくなった場合は、当日の講義資料を郵送させていただきます。

※お支払い
 請求書に同封されている振込先一覧に記載の日本アイアール(株)指定口座に、請求日の1ヶ月以内に
 お振込みをお願い申し上げます。1ヶ月以内のご入金が難しい場合はお申し付けください。
 請求書は、主催会社から開催確定後に順次発送いたします。

※サイエンス&テクノロジーが設定しているアカデミー価格・キャンセル規定対象外のセミナーです。
主催日本アイアール(株)
オンライン配信Zoomによるオンライン受講となります。
備考※開催1週間前までに最少開催人数に達しない場合は、実施をキャンセルさせていただくことがあります。
※開催の場合は、開催1週間前程度から受講票と請求書を発送させていただきます。
得られる知識・機構学の基礎知識を体系的に理解できる
・リンク機構・カム機構・伝達機構の特性と設計ポイントを把握できる
・機械の動作原理を理解し、より適切な設計判断ができるようになる
・実際の設計や開発業務で機構の知識を活用できる
・機構選定の基準が明確になり、適切な機構を選べるようになる
対象・機械設計エンジニア(特に駆動・メカ機構設計を担当する方)
・ロボット開発者
・自動車・産業機械の設計技術者
・機構の基本を学び直したい技術者

セミナー趣旨

 機械設計やロボット工学の分野では、「機構学」の知識が不可欠です。機構の原理を正しく理解しないと、適切な運動制御ができず、設計の精度や生産性の低下を招く可能性があります。特に、自動化・ロボット化の進展により、機構を最適に設計するスキルがますます重要になっています。
 しかし、機構学は内容が幅広く、体系的に学ぶ機会が少ないため、実務で役立つ知識を効率的に習得するのが難しいのが現状です。
 本講座では、機構学の基礎を1日で学べるように、実務に直結する重要な項目を厳選して解説します。特に、リンク機構・カム機構・伝達機構を中心に、機械設計に必要な基礎知識を具体例とともに学びます。
 機械設計や開発に関わるエンジニアの方はもちろん、基礎を学び直したい方にもおすすめの講座です。

セミナー講演内容

1. 機構学の基本
 1.1 機械と機構の違い
 1.2 機構の役割
 1.3 直線運動と回転運動
 1.4 スカラーとベクトル
 1.5 機構の位置・速度・加速度
 1.6 運動伝達の種類(ギア・ベルト・カムなど)
 1.7 機素と対偶
 
2. リンク機構
 2.1 リンク機構の基本
 2.2 四節リンク機構の動作
 2.3 スライダクランク機構
 2.4 パンタグラフ機構
 2.5 ロボットアームにおけるリンク機構
 
3. カム機構
 3.1 カム機構の基本
 3.2 平面カムと立体カム
 3.3 カム線図
 3.4 間欠運動機構
 
4. 伝達機構の基礎

 4.1 歯車の基本
 4.2 ラック&ピニオンの仕組み
 4.3 巻掛け伝動の基本
 4.4 摩擦伝動と無段変速機構
 
5. 機構設計の実践ポイント
 5.1 機構設計時の注意点
 5.2 設計時のよくある失敗とその対策
 5.3 機構の選定基準とポイント