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【演習付】
化学プロセスの評価と熱エネルギー効率の最適化
プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの活用

COCO/ChemSepの使い方やピンチテクノロジーの基礎・活用方法・実践例を速習

受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】


工業プロセスにおけるエネルギーをいかに最適化するかが重要視されるなか、
特に化学産業では、エネルギー集約型のプロセスが多く、熱エネルギーの効率化や省エネ化が喫緊の課題となっています。

当セミナーでは、プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの2つを用いて、
プロセス評価、更なる省エネ化・最適化を実現するために必要な考えが習得できます。
★理解を助ける 演習も随所に!★
POINT

フリーソフトの化学プロセスシミュレータ「COCO/ChemSep」を用いて、
​ プロセス内での物質と熱の挙動をシミュレーションし、効率的なプロセス設計や改善のためのデータを
 研究者・技術者個人で得られるように、手順や活用方法を、例を挙げながら解説。


ピンチテクノロジーでは、演習を交えながらその理論と活用どころを解説
 ヒートインテグレーション、最小必要加熱量・冷却量の算出、エネルギー効率化目標の決め方に始まり、
 ストリームデータの解析、ピンチポイントの発見と活用、熱交換ネットワークの設計等を解説する、
 
理論と実践をバランスよく組み合わせた 内容です。
 最後にエチレンプラントのピンチ解析事例を通じて、実プロセスでの応用を学べます。

日時 【Live配信】 2025年9月17日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年10月1日(水)  まで受付 (視聴期間:10/1~10/14)
受講料(税込)
各種割引特典
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
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2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)

7月31日申込み受付分まで
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
1名申込みの場合 : 受講料 35,200円(E-mail案内登録価格 35,200円)
 定価/E-mail案内登録価格ともに:本体32,000円+税3,200円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  
※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

8月1日申込み受付分から
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
 定価:本体40,000円+税4,000円
 E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
 セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識●プロセスシミュレーション知識:
 プロセス概念設計、化学工学物性推算法の選定、
 塔計算法選定、フリーソフトプロセスシミュレータ使用法、
 プロセス評価法(カーボンリサイクルのプロセス評価)

●エネルギー最適化技術 ピンチテクノロジー:
 ヒートインテグレーション、最小必要エネルギー評価法、
 作表法によるエネルギー回収箇所の特定、ストリームデータ抽出法、
 熱回収最大達成のための熱交換ネットワークデザイン、プロジェクト取進め手順
対象化学プロセスの工業化・合理化にお困りの技術者・研究者
石油、半導体、紙パルプ、鉄鋼等プロセス工業の省エネルギーにお困りの技術者・研究者
プロセス工業において省エネルギー技術を獲得されようとしている技術者・研究者
化学工業・プロセス工業において合理化や省エネルギー手法を身に着けたい若手技術者・研究者
機械、エレクトロニクス系企業の工業化・合理化及び省エネルギーにお困りの技術者・研究者

セミナー講師

平田技術士・労働安全コンサルタント事務所 代表 平田 賢太郎 氏
※元・三菱化学(株)


【専門】化学工学(反応工学、分離工学、プロセスシステム工学)、安全工学、省エネルギー

 三菱化学(株)にて、化学工学設計解析プログラムの開発・適用、必須アミノ酸の工業化プロセス開発、エチレンプラント等工場の省エネルギー、プラント安全確保の技術的対応に従事。38年後、独立。
化学工業、石油精製プロセス工業の省エネルギー、反応器スケールアップ支援、工場の安全確保支援、化学物質規制対応支援、化学工学レクチュアーを手がけ、現在に至る。

セミナー趣旨

 2050年に向けたカーボンニュートラル対応、原油やLNGをはじめとしたエネルギーコスト高騰への対応が、化学工業をはじめプロセス工業に重くのしかかっています。なかでも、省エネルギーによるコストダウンは最も着実な普遍的対応策です。その為には省エネルギーアイディアの提案だけでなく創出が不可欠です。

 ピンチテクノロジーは、エネルギーの質的利用最大の視点から、省エネルギーアイディアを創出する技術です。我が国では1990年代に既存プロセスへ適用されましたが、昨今の生産プロセスの改変、周囲環境からの顕著な要請に鑑み、技術者自らがエネルギー効率改善のアイデアを創出する技術を身に着けることは、省エネルギー推進・促進への必達事項です。

 本講習では、プラント・工場における生産プロセスに対して、プロセスシミュレーションからピンチテクノロジー適用に亘り、技術を身に着けていただくべく、オリジナル冊子(テキスト)を使用し分かり易く解説することを主眼としています。

セミナー講演内容

Ⅰ.プロセスシミュレーション

 1. 物質・熱収支の設定
気液平衡/物性データ
蒸留計算法

 2. 化学プロセスシミュレータCOCO/ChemSep
使用法マニュアル 手順
例題 フラッシュ蒸留、多成分系蒸留

 3.プロセス評価法―カーボンリサイクルのプロセス評価事例
再生可能エネルギーと電力化率
化石燃料の確認可採埋蔵量からの炭酸ガス排出量
カーボンリサイクル反応の評価 
3.1 一酸化炭素合成  
3.2 メタノール合成

Ⅱ.ピンチテクノロジー

 1.プロセス設計におけるヒートインテグレーション

 2.エネルギー消費ターゲットの評価法
Composite Curve(熱利用線図)と最小必要熱量

 3.作表法(Problem Table Algorithm)・ Grand Composite Curveと熱交換機会 
演習1

 4.ストリームデータ抽出法
単一ストリーム化
線形化
ストリーム混合
用役
熱媒冷却時の有効温度
演習2
演習3

 
 5.熱回収問題におけるピンチポイントの役割

 6.熱回収最大達成のための熱交換ネットワークデザイン
CPルールに基づくマッチング
演習4

 7.プロジェクト取進め手順

 8.実績事例 エチレンプラントのピンチ解析


□ 質疑応答 □