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ハイエントロピー合金の基礎・特徴と
実用化に向けた研究開発事例

~鋳造合金、構造材料、機能材料、積層造形・AMに向けた研究開発まで~

受講可能な形式:【Live配信】のみ

従来合金では見られない特性を示す金属新素材・ハイエントロピー合金。
同材料について、定義や分類、特徴、エントロピーを増大させる意味、生体用・軽量等の各ハイエントロピー合金、構造材料や積層造形・AMなどの実用化に向けた研究開発事例までを詳しく解説します。
日時 2024年8月8日(木)  13:00~16:30
会場 オンライン配信セミナー  
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配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
 セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
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備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識1、ハイエントロピー合金の定義
2、ハイエントロピー合金の主要な合金系
3、ハイエントロピー合金の基礎概念である「エントロピーを増やす意味」と「元素の多様性と不均一性」
4、実用化に向けた研究開発の事例
対象ハイエントロピー合金を全く知らない方でも対応できる内容にしてあります。

セミナー講師

兵庫県立大学 大学院工学研究科 教授 博士(工学) 永瀬 丈嗣 氏
専門:材料科学、金属材料学
1998年3月大阪大学工学部を卒業、2003年3月大阪大学より博士(工学)を授与、その後大阪大学大学院工学研究科の助手・助教、超高圧電子顕微鏡センターの助教・講師・准教授を経て、2021年4月より兵庫県立大学大学院工学研究科の教授(現職)。
研究室HP: https://uh-matdesign.net
個人HP : https://t-nagase.sakura.ne.jp

セミナー趣旨

 ハイエントロピー合金は、一般的に5成分以上の構成元素から構成され、かつ、エントロピーを増大させるため等原子組成比に近い組成となる固溶体相を主相とした金属新素材とされているが、その研究の進展に伴いその対象は大きく広がっている。研究開発の当初は単相固溶体のみに注目する傾向が多かったが、最近では単相固溶体にこだわらない研究開発の方向性も見られる。
 本講演では、まずハイエントロピー合金の基礎概念である「エントロピーを増大させる意味」、「元素の多様性と不均一性」について解説し、ハイエントロピー合金作製の主要なルートである鋳造法に注目した研究開発事例、単相固溶体に限らない研究開発事例を紹介する。

セミナー講演内容

1.ハイエントロピー合金の定義と分類
 1.1 構成元素の数と組成による定義、エントロピーによる定義
 1.2 成分数の「5」や「1.5R」の意味
 1.3 ハイエントロピー合金の分類
 
2.エントロピーを増大させる意味
 2.1 ハイエントロピー合金が注目されるに至ったナノ双晶による高強度・高延性の達成
 2.2 4つのコア効果
 2.3 鋳造合金におけるエントロピーの増大による強度の増加
 2.4 元素の多様性と不均一性による特殊効果の発現
 
3.鋳造合金としての研究・開発
 3.1 ハイエントロピースチールとハイエントロピー鋳鉄
 3.2 ハイエントロピー黄銅
 3.3 生体用ハイエントロピー合金
 3.4 軽量ハイエントロピー合金
 3.5 共晶ハイエントロピー合金
 
4.実用化に向けた研究開発事例
 4.1 構造材料
 4.2 機能材料
 4.3 積層造形・AMとの対応

 □質疑応答□