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第1章 皮膚の色を測る −医療機関で行われているシミの評価方法− はじめに
1. 皮膚色を測定する機器
2. 反射分光光度計とは
3. 色彩色差計とは
4. 紅斑・メラニンインデックスメーターとは(メグザメーター,デルマスペクトロメーター)
5. ロボスキンアナライザー
6. スキントーンカラースケール(別名:スキントーンチェッカー)
おわりに
第2章 紫外線防御効果の測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 紫外線とは
1.1 紫外線とは
1.2 紫外線のヒトへの影響
1.3 紫外線の計測
2. SPFとPA
2.1 SPF測定
2.2 PA測定
2.3 測定上の注意点
おわりに
第3章 乾燥と保湿の測定・評価および測定における注意点 はじめに
1. 評価方法
2. 接触型測定器の比較
3. コンダクタンスと角層水分含量
4. 測定における注意点
4.1 接触圧
4.2 電極径
4.3 温度と湿度
4.4 部位差
4.5 その他注意点
5. 測定例
5.1 ヒアルロン酸
5.2 アロエ
おわりに
第4章 ハリとたるみの測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 吸引法による計測と課題
2. 回転(変位)法による計測と課題
3. 固有振動解析法による計測と課題
4. その他の測定法による計測と課題
まとめ
第5章 シワの測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. シワの発生機構
2. 間接法によるシワの計測の留意点と課題
2.1 レプリカ剤の作製の留意点と課題
2.2 レプリカ剤の解析法の留意点と課題
2.3 トレース法による解析の留意点と課題
3. 直接法によるシワの計測の留意点と課題
3.1 光切断法による解析の留意点と課題
3.2 格子パターン投影法によるシワ計測の留意点と課題
4. シワ計測法の留意点と課題
まとめ
第6章 毛穴の測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 毛穴とは
2. ビデオマイクロスコープによる毛穴の観察
3. 形状計測
3.1 画像解析を用いた2次元的形状解析
3.2 3次元的な形状解析
3.3 肌の撮影画像を用いる手法
4. 毛穴形状に影響する要因
おわりに
第7章 皮脂量の測定・評価のトラブル事例と対策 1. 皮脂について
1.1 皮脂の組成
1.2 皮脂の分泌メカニズム
1.3 皮脂の役割と弊害
2. “皮脂”に関係する皮膚状態の測定・評価
2.1 皮脂量の測定・評価の注意点
2.1.1 SEBUMETER(Courage+Khazaka社製)
2.1.2 赤外分光(IR)法
2.1.3 ガスクロマトクグラフ(GC)法
2.1.4 薄層クロマトクグラフ(TLC)法
2.2 過剰皮脂に伴う皮膚状態の測定・評価
2.2.1 毛穴の評価
2.2.2 テカリ,化粧くずれの評価
3. 皮脂量測定に影響を与える因子と対策
3.1 部位差への対策
3.2 季節変動によるデータのばらつきへの対策
3.3 年齢による違いへの対策
4. 皮脂対策化粧品の有用性評価
4.1 5α−リダクターゼ阻害剤および抗菌剤配合美容液の3週間連続使用試験
4.2 リパーゼ阻害剤配合クリームの1ヶ月連続使用試験
4.3 皮脂吸収粉体配合メイク品の使用試験
5. トラブル事例を低減のための新手法について
第8章 角質水分量の測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 測定法と汎用される測定装置
1.1 2つの測定法
1.2 キャパシタンス測定法
1.3 コンダクタンス測定法
1.4 その他の汎用機器
2. トラブル事例と対策
2.1 発汗
2.2 皮膚上の物質
2.3 プローブヘッドによる閉塞効果
2.4 接触圧
2.5 部位差
2.6 皮膚の凹凸や堅さ
2.7 測定者
2.8 血流
2.9 滲出液
3. 測定の実際
3.1 皮膚状態の評価
3.2 長期水和テスト(Long Time Hydrating Effect, Repeated Application Test)
3.3 短期水和テスト(Short Time Hydrating Effect, Single Application Test)
4. その他の測定法~トピックスなど
4.1 FT-IRを用いた方法
4.2 近赤外分光法(Near Infrared Spectroscopy: NIR)
4.3 共焦点ラマン分光測定法
4.4 その他
おわりに
第9章 皮膚色の測定と評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 色について
1.1 色を知覚するためのメカニズム
1.2 色の三要素
1.2.1 色相(Hue)
1.2.2 明度(Value)
1.2.3 彩度(Chroma)
1.3 混色の原理
1.3.1 光源色の三原色
1.3.2 物体色の三原色
1.4 色の見え方の違い
2. 色を測定する
2.1 色の数値化
2.2 色を測定する装置
2.2.1 色彩計(刺激値直読方式)
2.2.2 分光測色計(分光測色方式)
2.2.3 非接触型の装置
3. 皮膚色の測定
3.1 皮膚色の光学的特殊性と構成色素
3.2 皮膚色の測定
3.3 接触式色彩計を用いる場合の皮膚色測定の留意点
3.4 非接触測定装置の使用時の留意点
4. 長期連用試験で皮膚色の変化を見る時の留意点
5. 他の機器との併用による解析
おわりに
第10章 皮溝密度の測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 測定方法─
1.1 測定機器
1.2 測定部位
1.3 実際の測定に際して
2. 測定評価法
2.1 定量的測定法と加齢変化
2.2 加齢変化の測定部位間での比較
2.3 定性的評価と加齢変化
2.4 年齢を従属変数とした多変量解析
3. トラブル
3.1 測定時のトラブル
3.2 評価法
おわりに
第11章 皮膚血流の測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 各種皮膚血流計測法とトラブル事例
1.1 クリアランス法
1.2 サーモグラフィー
1.3 経皮ガス分圧モニター
1.4 レーザードップラー血流計
1.5 皮膚の色度a*,紅斑(ヘモグロビン)インデックス
おわりに
第12章 皮膚厚,表皮厚,角層厚の測定・評価と留意点 1. 皮膚組織標本を用いた皮膚厚の測定
1.1 皮膚組織標本の採取の方法
1.2 標本計測の留意点
1.3 標本採取の留意点
2. 皮膚厚の非侵襲計測
2.1 超音波断層撮影装置
2.2 磁気共鳴断層撮影装置
2.3 in vivo共焦点顕微鏡
3. 表皮厚計測システムの実際
3.1 3次元動的輪郭モデルの適用
3.2 内部エネルギー
3.3 外部エネルギー
3.4 表皮厚測定の結果
第13章 皮膚角層のX線回折測定・評価のトラブルと対策 はじめに
1. 皮膚角層のX線回折測定
1.1 小角・広角X線回折測定
1.2 角層中の水の状態
1.3 角層中の細胞間脂質の相転移
1.4 3次元培養皮膚や代替細胞間脂質のX線回折測定
2. X線回折測定・評価において念頭に置くべき課題
おわりに
第14章 剥離角層の測定・評価のトラブル事例と対策 1. 角層について
1.1 角層の役割
1.2 角層の構造
1.3 角層細胞間脂質と角層細胞透明度の評価
2. 離法と装置構成
2.1 角層の剥離方法
2.2 測定装置
3. 剥離角層の角層細胞間脂質のラメラ液晶構造観察
3.1 主観的評価と客観的評価
3.2 観察視野によるばらつき
3.3 ラメラ液晶構造の同定
4. 角層細胞の透明度評価
4.1 客観的評価
5. 肌状態と角層細胞間脂質ラメラ液晶構造および角層透明度の関連性
5.1 角層水分量、経皮水分蒸散量
5.2 アトピー性皮膚炎の角層細胞間脂質ラメラ液晶構造と角層細胞透明度
5.3 紫外線照射後の角層細胞間脂質ラメラ液晶構造と角層細胞透明度
6. 角層機能改善化粧品の有用性評価
7. トラブル事例低減のための新手法について
第15章 かゆみの測定・評価のトラブル事例と対策 第1節 かゆみの測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. かゆみの分類
2. かゆみのメカニズム
3. 測定法
3.1 患者の主観的表現による計測
3.2 VAS法の開発経緯
3.3 VASの基本的考え方(基本的な方法)
3.4 VASを用いた例
3.5 VASの問題点
3.6 脳イメージング;fMRIなどの脳血流量
3.7 掻き動作を指標とする計測
3.7.1 リストウォッチ型測定器
3.7.2 ビデオ観察法
3.8 掻破行動を図る際の問題点
3.9 神経活動を指標とする計測
3.9.1 ノイロメーターを用いた測定法
第2節 衣類と皮膚の摩擦による「かゆみ」について はじめに
1. 衣類と皮膚(肌)との摩擦の実態
2. 衣類と肌との摩擦測定
2.1 衣類の摩擦低減効果
2.2 衣類と肌との動摩擦係数の測定
3. 摩擦低減による繊維表面状態の変化抑制
4. 摩擦低減による肌への影響
おわりに
第16章 ストレスによる皮膚障害の発症・増悪と対策 はじめに
1. 職場でのストレスの動向と現状
1.1 増えている職場でのストレス
1.2 統計的にみたストレスの動向
2. ストレスとは何か
2.1 ストレスの定義
2.2 ストレスの種類
2.3 ストレスの伝達経路
3. ストレスの生体影響
3.1 ストレスの全身的影響
3.2 ストレスの精神的影響
3.3 ストレスの免疫系への影響
4. ストレスと皮膚疾患
4.1 アレルギー疾患の疫学
4.2 皮膚の構造と免疫機構
4.3 ストレスで起こる皮膚の変化と疾患
4.4 ストレスで増悪する皮膚疾患
5. 化学ストレスの皮膚への影響
5.1 皮膚過敏の疫学
5.2 化学物質過敏症や多物質過敏症とストレス
6. ストレスの診断方法
6.1 ストレスの評価法
6.2 ストレス要因の測定法
6.3 ストレスの生理的検査方法
6.4 アンケートによる診断と生理・化学的評価の組み合わせ
6.5 動物モデルでの評価方法の開発
7. ストレス対策と皮膚疾患の治療
7.1 皮膚疾患とメンタルケア
7.2 メンタルヘルスケアのシステム作り
7.3 新しい治療・予防へのアプローチ
7.4 健康を維持,回復する早道プロモーション
第17章 外部刺激(物理刺激)の測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 刺激の評価に際して
1.1 刺激を評価する意味
1.2 敏感なパネル(スティンガー)の選定
1.3 適切な評価部位の選定
1.4 精度を上げるための評価方法の選択
1.5 試験実施に際しての留意事項
1.6 試験の運営及び管理上の留意事項
2. 刺激評価の実例
2.1 ヘアカラー刺激の評価例
2.2 アルカンジオールの評価例
おわりに
第18章 尋常性ざ瘡(にきび)の皮膚症状と発症機序に基づいたスキンケア はじめに
1. 皮膚症状
2. 肌質
3. 発症機序
3.1 面皰形成過程
3.1.1 皮脂分泌の亢進
3.1.2 毛包漏斗部の角化異常
3.1.3 毛包内細菌の役割
3.2 炎症惹起過程
3.2.1 以前からの考え方
3.2.2 近年の考え方
3.3 紫外線の影響
4. 治療法
4.1 薬物療法
4.2 予防・日常生活上の注意
4.3 スキンケア
5. ビタミンC
6. ビタミンE
7. 近年のにきびの捉え方
おわりに
第19章 美白剤の効果と測定・評価 第1節 P&Gにおける美白剤の効果と測定・評価 はじめに
1. 美白剤の作用機序
2. 皮膚色およびメラニン量の測定
2.1 皮膚の色の主要構成成分
2.2 色の定量化
2.3 接触型機器を用いた皮膚色測定
2.3.1 色彩計および反射分光光度計
2.3.2 測定に際する注意点
2.4 非接触法による皮膚色測定
2.4.1 RGB画像情報のL*a*b*変換
2.4.2 顔面皮膚色撮影装置
2.4.3 皮膚色および色素斑の画像解析
2.4.4 皮膚色および色素斑の画像目視評価
2.5 皮膚計測工学の進歩~非侵襲法によるメラニン量測定
2.5.1 メラニンインデックスによるメラニン量測定
2.5.2 Contact SIAscopyTMによるchromophoresマッピング
2.5.3 非接触法によるメラニン量測定
3. 人における美白効果の評価法
3.1 ヒト試験評価系
3.2 人工紫外線色素沈着による予防試験
3.3 顔面色素沈着の改善試験
おわりに
第2節 ロレアルにおける美白剤および美白製品の評価法 はじめに
1. 皮膚の色
1.1 皮膚の色とタイプ
1.2 皮膚の色とメラニン生成
2. In vitro 試験法
2.1 正常ヒトケラチノサイトとメラノサイトの共培養モデル
2.2 メラノサイト含む再構成表皮モデル
3. Skin Color ChartÒ
3.1 ヒト皮膚色の測定
3.2 Skin Color ChartÒの開発
3.3 Skin Color ChartÒの妥当性の検討
3.4 エラグ酸の美白効果評価への応用
おわりに
第20章 湿疹・皮膚炎のメカニズム・皮膚状態の評価とスキンケア はじめに
1. 湿疹を理解する
1.1 湿疹三角
1.2 湿疹反応を起こす原因
1.3 皮膚のバリア機能異常
1.4 アレルゲンの接触
2. 様々な湿疹・皮膚炎の臨床症状,診断
2.1 アトピー性皮膚炎
2.2 接触皮膚炎
2.2.1 刺激性接触皮膚炎
2.2.2 光刺激性接触皮膚炎
2.2.3 アレルギー性接触皮膚炎
2.2.4 光アレルギー性接触皮膚炎
2.2.5 接触蕁麻疹
2.3 乾皮症,皮脂欠乏性湿疹
2.4 貨幣状湿疹
2.5 自家感作性皮膚炎
2.6 脂漏性皮膚炎
2.7 手湿疹
3. 視診と問診
3.1 視診のポイント
3.1.1 皮疹の形状
3.1.2 皮疹の分布
3.2 問診のポイント
3.2.1 家族歴
3.2.2 生活歴
3.2.3 病気の経過を把握
4. アレルギーの検査
4.1 パッチテスト
4.1.1 アレルゲンを絞りこむ
4.1.2 試薬を調整する
4.1.3 貼付
4.1.4 判定基準
4.1.5 光パッチテスト
4.2 スクラッチテスト,プリックテスト,皮内テスト
4.3 IgE RAST
4.4 好酸球数,総IgE
5. 皮膚のバリア機能の評価
6. 重症度の評価
6.1 血中マーカー
6.2 重症度分類
7. スキンケア
7.1 洗浄
7.2 保湿
7.3 生活スタイル
第21章 唇荒れに関する測定・評価のトラブル事例と対策 はじめに
1. 唇について
1.1 唇の特徴
1.2 唇荒れの症状
2. 唇荒れの評価方法
2.1 目視あるいは写真による所見評価
2.2 各種機器測定による評価
2.3 角質細胞観察
2.4 唇表面形態
3. 測定、評価上の注意点
3.1 唇の測定、観察前の準備
3.2 目視あるいは写真による所見評価
3.3 機器測定での注意点
3.4 測定部位
おわりに
第22章 感作性・刺激性試験/安全性評価のトラブル時の対応 1. トラブル発覚までの経路
2. トラブルへの対処
2.1 トラブルの把握
2.2 お客様からの苦情
2.3 医療機関への対応
2.4 公的機関、マスコミへの対応
3. 安全性評価の経緯
4. まとめ
第23章 官能評価・使用感評価の測定 はじめに
1. 感覚器官としての手
2. 化粧品の使用感評価の目的と方法
3. 化粧品の品質特性と特性用語について
4. 使用感評価の量的用語について
5. 物理的計測(機器測定)について
6. 基礎化粧品に求められる性能と評価事例
7. メイクアップ化粧品に求められる性能と評価事例
8. まとめ
第24章 肌状態の人種差・地域差 はじめに
1. 肌理
2. 毛穴
3. 角層水分量
4. 経表皮水分蒸散量
5. 皮脂量
6. 皮膚色
7. 角層細胞
8. 皮膚刺激反応性
9. 皮膚感覚刺激性
10. 経皮吸収性
11. 秋田女性と鹿児島女性の肌の比較