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香料(フレグランス・フレーバー)の基礎と
合成・分離精製・調合技術

市販品・各社合成法などの事例解説
合成、分離精製、調合の原理、フレグランス・フレーバーの開発動向

受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ


商品の香りや味を一層魅力的にさせる香料。
消費者嗜好や価格高騰に伴い、砂糖や果汁といった原料を代替する動きもみられ、
新規香気成分の探索、商品価値を高める香料開発、分析情報の活用が一層待たれていることでしょう。
そんな香料(フレグランス・フレーバー)の種類、製造方法等をいちから学べる基礎講座です。

市販品の事例が随所に見られ、また企業の製造法も一部解説されることから、
産業としての香料を理解することにもお役立ていただけます。
日時 【Live配信】 2025年2月19日(水)  10:30~16:30
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配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)
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オンライン配信ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
【アーカイブ配信付】
 視聴期間:終了翌営業日から7日間[2/20~2/27]を予定
 ※動画は未編集のものになります。
 ※終了翌営業日の正午までに、視聴ページURLをマイページに掲載します。
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識香料製造産業に携わる研究者、技術者に必須の具体的な情報が得られる。
香料産業における新製品開発のヒントが得られる。
香料製造装置設計のための基礎知識が得られる。
対象香料、食品、飲料、化粧品産業に従事している技術者を中心に

セミナー講師

有限会社アイタック/
板倉技術士事務所 代表 技術士(化学部門)板倉 啓祐 氏
 
[web]
【専門】香料化学、分離精製、化学工学

大阪市立大学大学院 修士課程終了(応用化学専攻)
高砂香料工業(株) 勤務 国内工場にて蒸留、抽出、反応各装置の設計、運用、打合せなどに従事。不斉触媒法によるL-メントールの工業化成功。スペイン工場にて、高圧反応装置、廃水処理装置などの監理監督。
(有)桐山製作所にて化学実験装置の開発、運用。
板倉技術士事務所を設立し、企業の社内教育、実験指導、懸案事項解決などを行なっている。

【研究内容・活動】
 1.蒸留装置、抽出装置、反応装置、ゼオライト膜による脱水装置
 2.不斉合成触媒によるL-メントールの工業化
 3.香料、医薬中間体、液晶などの素材作成
 4.スペイン工場の技術監理
 5.実験室における各種実験の遂行

セミナー趣旨

香料製造における現状と実際知識について詳しく解説する。
具体的には、フレグランス・フレーバーの分類、化学構造、合成法、分離・精製法、調合法、装置構造等について易しく説明する。市販の香料や香味強化剤も例示し、香料産業の理解が進むことを期待する。

セミナー講演内容

1.香料素材、使用規制について
1.1 フレグランス素材
 (1) 植物性香料原料
 (2) 動物性香料原料
 (3) 合成香料素材
1.2 フレーバー素材
 (1) 合成フレーバー素材
 (2) フルーツフレーバーの分類
 (3) 天然素材(精油、オレオレジン、エキストラクトなど)
 (4) 茶の味覚成分
1.3 使用規制法

2.合成香料の工業規模の合成法
2.1 脱水反応(例:各種エステル)
 ・脱水反応の種類
 ・市販香料の例
2.2 グリニヤール反応 (例:マツタケオール)
 ・香料産業における利用例
 ・キーポイント
 ・グリニヤール反応遂行の注意点
2.3 アルドール反応 (例:ジャスミンオイル)
2.4その他の反応 (例:ストロベリー)

3.発酵法による香料製造法
3.1 発酵による香料製品の開発のポイント
3.2 微生物による工業的香料製造例
3.3 発酵による光学活性フレーバー

4.香料の分離・精製法
4.1 抽出 (選択的抽出、最適装置)
4.2 蒸留 (理論段数、最適装置、装置設計) 
4.3 膜分離 (ゼオライト膜、蒸留と膜分離組合せ、その他の膜) 
4.4 昇華 (固体精製法)
4.5 搾汁 (実験室及び製造装置) 
4.6 凍結濃縮 (界面前進凍結濃縮法)
4.7 再結晶(工業的装置)
4.8 クロマト(実験室での天然物分離と化学構造決定)
4.9 超臨界抽出(工業的利用)

5.香料製品の調合法(フレーバー、フレグランス)
5.1天然物の香り検索 (匂い嗅ぎGC、アロマグラム) 
5.2 フレグランスの調合 (調合法、商品コンセプト、 代表的な処方ベース) 
5.3 フレーバーの調合 (ボディー・ベースの作成法、副資材、処方ベースの例)
 (1) シトラス系
 (2) フルーツ系
 (3) 乳製品
 (4) ビーンズ系
 
6.最近の香料に関する話題
6.1 隠し味(市販例)
6.2 レトロネーザルアロマ
6.3 化学産業からの香料素材参入
6.4 天然香料素材の確保

  □質疑応答□